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Send Help, Not Corpses—My Church Is a Hero Repair Shop! – Chapter 19

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いい天気だ。

たまには日の光を浴びないとね。

俺は裏口に出て大きく伸びをする。裏庭に咲いていたマーガレットちゃんと目が合った。俺は慌てて目をそらす。

……帰ってきてからマーガレットちゃんとちょっと気まずい。

マーガレットちゃんじゃなくてマーガレットくん疑惑あるし……そうじゃなくてもマーガレットちゃんの謎行動が触手花粉プレイだと分かった今、近付く気にはなれない。

しかし教会内に戻ろうとした足を、俺は止めざるを得なかった。

女神像だ。

マーガレットちゃんの触手が女神像(小)を掴み、ひらひらと左右に揺れる。

なっ、なぜそれを。それは昨夜、俺が部屋に持ち込んだはず。

俺の部屋までマーガレットちゃんが入ったというのか? 馬鹿な、さすがの触手もそこまでは伸びないはず……いや、いまはそんなことより女神像(小)だ。

「返して! 返してください! それがないと身を守れないんです」

俺は我を忘れて女神像(小)に手を伸ばす。

はっ、しまった。目前に迫った触手に、俺は成すすべなく拘束される。

あとはいつもの流れ作業だ。

抱擁され、頬ずりされ、花粉をなすりつけられる。もう慣れたものだ。

いや、今日はいつもと違う。

マーガレットちゃんが俺の頬を鷲掴みにする。なんだ? 今日はいやに激しいな。俺のヒヨコのごとく尖ったキュートな口に、おもむろに指を突っ込む。

え? 本当に何? 新しいプレイ?

抵抗しようにも俺の貧弱な力でどうこうなるわけもないので、とりあえずマーガレットちゃんの花弁を数える。

しかし十数えるより早く、俺の口内に異変が起きた。

俺はカッと目を見開く。

何か流し込まれた! 口の中に広がる。喉を焼く。ドロリとした甘さが。

「うっ、うう……!」

身をよじろうとするが、マーガレットちゃんのツタは全く動かない。躊躇いも容赦も見えない。どんどんどんどん喉に流し込まれる。むせることすら許されない。

甘さが胃の中に到達する。俺はたまらず叫んだ。

「うめぇ!!」

*****

くそっ、マーガレットちゃんめ。卑劣な真似を。つい吸っちまったぜ。

こんな辺鄙な田舎じゃ甘味は貴重だ。

マーガレットちゃんめ。俺が近づいてこないからって、餌付けのつもりか。だが有効な手だ。

蜜の誘惑に負けないように気を付けなくては。あと女神像をきちんとしまっておかないと。

いざという時これがないと自分の身を守れないからなぁ……

俺は女神像の足を両手でつかみ、ブンブンと素振りをする。

ん?

視界の端に転がる死体。オリヴィエだ。

まーたマーガレットちゃんにちょっかいかけたな。

ちょちょっと蘇生してやると、オリヴィエは生き返るや否やギリギリと歯を軋ませる。

「僕と神官様のなにが違うっていうんですか。なんで僕を受け入れてくれないんだ」

「まぁ……無理に花弁とか触らないほうが良いんじゃないですかね」

「だって我慢できないんですもん。それに! あの子を育てたのは僕ですよ。種を植えたのだって……そりゃ、仕事が忙しくて顔を見せられないときもありましたけど」

ペラペラしゃべりながら、オリヴィエはハッと目を見開く。

「そうだ、水やり。毎日水をあげてたのは神官様ですよね。犬とかも餌をくれる人間に懐くし……」

オリヴィエがじょうろを手に立ち上がる。

水で満たしたそれを抱え、オリヴィエはマーガレットちゃんに突っ込んでいく。

「待っててマーガレットちゃん! 今栄養たっぷりの水をあげるよ!」

オリヴィエの言葉通りになった。

「これは見事な……」

虹だ。虹が空にかかっている。

マーガレットちゃんも降り注ぐ雨を全身に受け、どこか満足げな表情。

良かったな、オリヴィエ。

俺は転がったオリヴィエの首を拾い上げる。ああ、今のお前すごい良い顔してるよ。ほら見ろ、お前の勇姿を。

俺は光を失ったオリヴィエの目を、噴水の如く血を巻き上げるオリヴィエの体に向ける。

晴天の中、降り注ぐ血の雨。

栄養たっぷり、赤い命の水がマーガレットちゃんの頬を濡らした。

*****

「やっぱダメですってぇ」

「いいえ、諦めません!!」

オリヴィエは意固地になっている。

何を血迷ったか、ヤツは暖炉から灰を掻き出し頭からかぶった。

「神官さん、その服貸してください」

「え? 何する気ですか」

「良いからよこせぇッ!」

「イヤァッ!!」

オリヴィエは追い剥ぎの如く俺の神官服を引っぺがす。

血に濡れてずっしり重くなったそれを、厭うことなく身に纏った。

「なんなんですか、もう。それにしても酷い格好ですよ」

髪は灰で真っ白。体中から血を滴らし、目だけが負のエネルギーでギラギラ輝いている。

「変装です。神官様ソックリでしょ?」

「はっ? 私? はっはっは、なにを馬鹿げたことを。ぜーんぜん似ていないですよ。私はそんな負のオーラを纏ってはいません。サイズ感も違うし」

オリヴィエ少年の頭をポンポンと叩く。

だがオリヴィエは本気だった。

あーあ、また無駄な蘇生をさせられる。俺はオリヴィエの最期の時を見るため、共に裏庭へと足を運ぶ。

「いくよマーガレットちゃん……」

オリヴィエの表情が変わる。

背筋を伸ばし、ちょっとだけつま先立ちをして、ゆっくりとマーガレットちゃんに近付いていく。

神官服引きずってるぞ。まったく、こんな雑な変装で……んん?

マーガレットちゃんがツタを伸ばす。

しかしこれまでの激しい動きではない。対象への殺意を感じない。素早いが、割れ物でも扱うかのような優しい動き。

えっ、マジ? こんなのに騙されちゃうのかマーガレットちゃん。そんなに似てるかなぁ。ショックだわぁ……。

「マーガレットちゃん……僕を受け入れてくれ!」

翼を広げるように両手を上げるオリヴィエくん。

やっぱ似てねぇだろ!

さすがにマーガレットちゃんも気付いたようだ。表情に乏しいマーガレットちゃんがその目を大きく見開いた。触手の動きもピタリと止まる。

「マーガレットちゃん?」

首を傾げるオリヴィエくん。

次の瞬間。オリヴィエくんの体が四散した。

「エシッ!!」

ツタに握りつぶされ、内臓を散らしながらコンパクトに折りたたまれるオリヴィエ君。地面に叩きつけられた彼を、マーガレットちゃんは執拗に叩きつぶした。

本来感情を持たない植物に近い存在であるマーガレットちゃんをここまで怒り狂わせるとは。オリヴィエ。君は俺なんかよりよほどマーガレットちゃんの心を揺さぶる存在だよ。

「おや?」

マーガレットちゃんの視線が俺を捉える。

俺の動体視力では追えない動きでツタが伸び、気付くと体が宙に浮いていた。

いつもと違う乱暴な扱い。

感じる重力。腹の中で内臓が偏るのを感じる。

マーガレットちゃん? 俺だよ。神官さんだよ。神官服着てないけど。

意識が飛びそうだ。

マズい、あんなふうになったら……俺は四散したオリヴィエの欠片を霞む視界に捉える。オリヴィエと違い、ああなったら俺は終わりだ。あとは土に還るほかない。

っていうかマーガレットちゃん、俺のこと服で認識してたの? ちょっとショックだわ……

マーガレットちゃんの顔が迫る。

目を細め、俺を見ている。俺だ、俺だよマーガレットちゃん。

声が出ないので視線でアピールする。

マーガレットちゃんが目を細める。眼鏡を外したメガネっ娘が如くだ。

マーガレットちゃんが俺の顔をガッと掴む。

死ぬのか、俺……?

意識の飛びかけた俺を、刺激的な甘みが一気に現実へ引き戻す。

喉に流し込まれる、焼き付く甘み。

俺はカッと目を見開いて叫ぶ。

「うめぇ!」

*****

腹タプタプだよもう。

なんだったんだ。間違えて乱暴に扱った事への謝罪か?

蜜でご機嫌取りだなんて、マーガレットちゃんも子供っぽいところがあるな。俺は口周りをベロベロ舐めながら教会内へ戻る。

「あああああぁぁぁぁあああああッ!」

ステンドグラスを震わせる慟哭。

煌めく白銀の鎧が汚れるのも構わず、神官服を纏った肉塊を抱く。

「神官さん……神官さああぁぁぁぁん!!」

お前もか。

俺はアイギスさんの肩をちょんちょんとつつく。

「どうしたんですか」

「あ、あれ?」

アイギスは肉塊と俺を交互に見る。ややあって、彼女は恥ずかしそうに肉塊をカーペットに叩きつけた。

「失礼……ええと、なんだっけ。あっ、大変です神官さん!」

アイギスは凛とした騎士の顔を取り戻し、深刻な声色で告げる。

「魔物に動きがありました。……報復です」

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Send Help, Not Corpses—My Church Is a Hero Repair Shop!

I'm a priest working at a church, but please stop sending me the bodies of heroes who have been brutally murdered., I'm Working at the Church as a Priest, but I Want to Be Cut Some Slack from the Mutilated Bodies of the Heroes that Keep Getting Sent to Me, Kyōkai tsutome no shinkandesuga, yūsha no zansatsu shitai tensō sa rete kuru no kanben shite hoshīdesu, Kyōkai tsutome no shinken desu ga, yūsha no zansatsu shitai tensō sa rete kuru no kanben shite hoshīdesu, 教会務めの神官ですが、勇者の惨殺死体転送されてくるの勘弁して欲しいです
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Released: 2019 Native Language: Japanese
Monsters roaming? The bravest heroes charging into battle? That means someone’s working overtime at the church—me. Every time an adventuring party falls, their mangled bodies land on my altar. My job? Stitch their bits back together, slap on a revival spell, and pray the church gets paid this month. Swords and sorcery are tough—but try arguing fees with dead heroes, wild mages, and coffin stalkers. Welcome to a fantasy world where the real grind isn’t on the battlefield, but right behind the sanctuary doors. Sharp humor, absurd obstacles, and a fresh take on classic fantasy resurrection. If you thought dying was dramatic, you haven’t seen what I go through bringing heroes back—one limb at a time.

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