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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 121

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本日3話目

伊奈野が1人で、黒い本にもらった本の数々を基に計算もしつつクイズに答えていった大会4日目。

当日の問題が一般に公開されることはないものの、世界全体で期限が切れ次第前日の問題は公開される。そのため、

「次はあそこのが出るんじゃないか?」

「いや。ボスの話だろ。もしくはリスポーン地点の話とか出るのかもな」

「あぁ~。ここは盲点だったな」

不参加だったり落ちてしまったりしたプレイヤーたちも、次の問題への予想や答え合わせなどで盛り上がっていた。珍しいことに、第2の街だけでなく始まりの街も混雑しているのだ。

そうして人々が動いていれば伊奈野も勝ち上がるために情報収集を、

「あぁ~。今日も勉強日和だね。朝から数学解いてるけど全然飽きない」

するはずもなく。いつものようにダンジョンで問題を解いていた。

だが、

「……………」

クイズのための予習に興味をあまり示していない彼女とは違い、積極的にプレイヤーたちの話を盗み聞きする存在が。

気づかれないが、プレイヤーたちの後ろでフワフワと浮かんでいる黒い本である。

「……………」

どうやら、珍しく邪神の使徒の駆除以外で伊奈野から頼ってもらえるということで気合が入っているようだった。何とも健気な本である。

ただ黒い本にとってもこの聞き取りは非常に有意義であり、今までかかわってこなかったような全く知らない分野の情報も増えていった。その分厚さの増すペースもいつもより数倍大きい。

そうして情報を集める中で、

「そういえば、あの墓場を調査するのっていつだったっけ?」

「ん?もうちょっと先だろ?何日だったかは覚えてないけど」

「そうか。どっかで確認しておかないと逃しそうで怖いな」

「まあ、前日に呼びかけとかあるだろうし大丈夫だろ。気にしなくても大丈夫だって」

「ああ。まあ、そうだよな」

なんだか関係のありそうな、そして面倒くさいことになりそうな会話が聞こえてきた気がした。が、いったん無視する。

今の黒い本の最優先事項は、クイズに出てきそうな情報を集めること。プレイヤーやNPCたちの動向を探ることではないのである。どこかで伝えておこうと思いながら、他のプレイヤーたちの話へと注意を向けていく。

結果として、

「あぁ~。また随分と分厚くなったね」

「が、頑張った、よ?」

伊奈野の前に置かれる数冊の本。午前中のイベントの時にも使ったが、その時よりもそれぞれの本の厚みが1.3倍程度に膨れ上がっていた。

最近は短時間ならば人化して伊奈野の前に姿を現すことも慣れてきた黒い本がおずおずと。しかし何かに期待したような表情で努力を伝えてくる。

(昔の弟を見てる気分…………ま、まあ、2人の方が可愛かったけどね!!)

などとは思いつつも、伊奈野は右手を伸ばして黒い本の頭をなでていた。

それにより、

「あ、あぅぅぅ~~~~」

「あっ。戻った」

黒い本が恥ずかしさにより本の状態へ戻ってしまったことは言うまでもないだろう。伊奈野は苦笑しながら黒い本を抱えて机の上に運び、勉強を再開していった。

翌日。

黒い本から貰った本を使ってさらにクイズに答えていった伊奈野。ただマニアックで面倒な計算も必要になる問題が増えてきたが、余裕で対応可能だった。

そのまままた微妙にくすぐられた数学の意欲を胸に図書館での勉強を行なおうとするのだが、

「ご、ごしゅじんたま」

「ん?どうしたの?」

黒い本から呼び止められる。彼に配慮して伊奈野は人通りの少ない場所にいき話を聞くのだが、そこで語られるのは、

「え?墓場に調査が?」

「う、うん。そう言ってたと思う…………」

「それ、骸さんに言わなくて良かったのかな?」

「わ、分かんないけど、数日後って言ってたし………」

黒い本が前日に聞いた、墓場の調査の話。

その時にはダンジョンに入れない可能性が高いし、もしかするとダンジョンが発見されてしまうかもしれない。

ということで、

「別の勉強場所を考えておかないとな~」

学校にいる間などはそんなことを考えながら過ごした。

とはいえ、調査は数日後。伊奈野が焦るほどの時間でもない。猶予はあるのだから、問題はないように思われた。

思われたが、それはただそう思っていただけだった。

「………おい!人を呼んで来い!!」

「英雄だ!英雄を呼べ!!

「ダンジョンだぁぁぁ!!!ダンジョンが見つかったぞぉぉぉ!!!」

「…………………………え?」

午後海外サーバにログインして伊奈野が見るのは、墓場の霧の前で叫ぶ大勢のプレイヤーやNPC。どうやらすでに墓場へ大勢が入っていて、ダンジョンも発見されてしまっているようだった。

伊奈野が墓場に入れないと思うほど、霧の中へ入っていくものは多い、

「え?数日後なんじゃなかったの?」

伊奈野は、朝に黒い本から聞いた話と違うということで自分の記憶を疑う。

だが伊奈野の記憶に間違いがあるわけでも、黒い本がうそをついたわけでもない。ただ、本当に数日後に調査が行われただけだったのだ。NPCにとっての数日後に。

そんな理由がとっさには思い浮かばなかった伊奈野だが、

「とりあえず、今日は別の勉強場所を探さないとな~」

まず優先すべきはそれである。

一瞬墓地の前の混雑が解消されないかと期待してもう一度墓場の周囲の人間を観察し、すぐに諦めてから周囲を探索し勉強場所を探すことに決めるのであった。

「………はぁ、困ったなぁ~」

「あっ。そうだ。腹いせに最近作った魔法陣適当に『設置』しとこ」

やっと運営がダンジョンを固定させた効果が出た……………

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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