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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 135

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「た、倒せちゃったんですけど」

『うむ。しかも頭部への部位破壊が成功しているから、オーバーキルもいいところだろうな』

「そんなに筋力を鍛えた覚えはないんですけど……………意外と私って強い?」

気づいてしまったと自身の手元を見る伊奈野。

あまりにもその本の振り方などは間合いを測りきれていない初心者感があふれていたが、実際に頭部を消し飛ばしたのは間違いない。

となれば彼女の能力がかなりのものであることは間違いなく、

『では次はその本なしで、拳で戦ってみると良い』

「分かりました。まあ黒い本があってもなくても攻撃力なんてほとんど変わらないと思いますけどね。消し飛ぶくらいなら本の角かなんて関係な、ぶへぇ!?」

問題なくいくということは残念ながらない。

また現れたゴブリンゾンビに、何故だか本の時とは違ってかなりきれいなフォームで踏み込み拳を繰り出した伊奈野。

確実に顔面を捉えてクリーンヒットさせたのだが、全く怯む様子を見せないゴブリンゾンビに吹き飛ばされた。

「あ、あれぇ?」

『全く通用していないようだな』

「そ、そうですね。なんででしょう?」

伊奈野は首を傾げ、答えを求めるように骸さんへと視線を向ける。

(素手だったからダメってこと?それとも他に条件があったりしたのかな?さっぱり分かんないや………)

『ふむ。やはりその本の問題だろうな』

「本の、ですか?」

骸さんが目を付けたのは、伊奈野が最初に本の角アタックで使った黒い本。最近は人化してショタになったりできるようになった例の本である。

(えぇ?この本に攻撃力があるってこと?でも、ショタに人化できる時点でかなりリソースを削ってる気がするんだけど)

伊奈野の考えるショタへの人化のポイントがあまりにも高過ぎる気はするが、確かに人化できるというだけでもその性能の多くを使っているのではないかと思われる。となると残った力で出せるパワーなど大したことはないように思えるのだが、

『最近も順調に厚さを増して宿す力を大きくしているからな。相当な性能となっているとは思うぞ』

「えぇ?」

骸さんはかなり黒い本の性能を認めているようである。ただ伊奈野は、そんなに優秀なものなのかと疑いの視線を向ける。

(そんなことないと思うんだけどなぁ~。だって黒い本だよ?黒い本が強いとなんかこう…………違うじゃん?)

何かよく分からないが伊奈野には黒い本へのこだわりがあるようで、微妙にその強さを受け入れられない。

ただ、

『何度か試してみればわかるだろう。やってみると良い』

「そうですね!!」

大事なのは自分がどう思うかではなく、事実がどうであるか。頭の中で変に理論を組み立てるよりも、実際に試してみて結果を集めた方が良い。

ということで何度か戦闘を繰り返し、

「……………なんてこった」

『見事に本の時と素手の時とで違いが出たな』

黒い本の有用性がハッキリと示された。何度試しても伊奈野のパンチで敵がひるむことはないが、黒い本を使えば必ず当たった部位が消滅し即死させたり行動不能なほどの大けがにしたり。確実な結果が出ている。

「こんな強かったんですね………」

伊奈野は黒い本の強さを実感するとともに、

(なんか負けた気がする)

よく分からないところで対抗心が芽生えていた。ただ何かしたいところだが、残念なことにもう勉強の時間となってしまう。

ということで骸さんにまた休憩時間で戦闘をさせてもらうことを約束して、転移し机に向かって行く。

「………今日はまた一段と威圧感がありますね」

『うむ。あの本に大きく劣っていることに気が付いて悔しく思っているのだろう。集中力の方に問題は出ていないが、周囲への威圧は物騒なものになっているな』

色々と言われているが気が付くことはなく、伊奈野は勉強を進めていく。

そして数十分後の休憩時間になり、

『で?今度は素手でやるのか?』

「はい!素手です!!」

また戦闘をするのだが、伊奈野の手に本は見えない。

今度もまた素手で戦うのだ。ただ、今回は先ほどまでと違って無策ではなく、

「それでは行きます。『強打』!!」

『ほぅ。アクティブ系のスキルか』

伊奈野が発動させるのは、『強打』というスキル。

SPを消費して攻撃の威力を上げる前衛職が持っていそうなスキルなのだが、いつぞやの日本サーバの骸さんから報酬として渡されたスキルの中に存在していたのだ。忌々しい記憶ではあるが、だからこそはっきりと覚えていたため伊奈野もスキルを使うことができた。

『強打』と、そして『強打振動』という『強打』を補助するようなスキルの相乗効果により、

「………やりました!!」

『うむ。今度はできたな』

消滅するというほどの威力は出なかったが、伊奈野のパンチによりゴブリンゾンビの顔はへこみ首があらぬ方向に曲がっていた。

そのままドサリとゾンビは後ろへと倒れ込む。

(勝った~~!!!!)

伊奈野は勝利をかみしめながら、両手の拳を上げる、つもりだった。

「あれ?」

だが、気づいたときには地面に倒れ伏すことになっている。

『ん?スキルの反動か?』

骸さんはスキルを使用したことによる代償かと考えた。それはある意味正しいと言える。

『強打』というスキルはSPを消費するのだが、伊奈野の場合SPは常に0に近い状態。その状態で無理やりSPを消費すれば、たとえ『餓死無効』で餓死を妨げることはできたとしても今までのような『飢餓耐性』などでは抑えられないほどのマイナスな状態へとなるわけで、

《称号『負の世界へ』を獲得しました》

《ユニークスキル『底なしの根性』を獲得しました》

「うぅ~。やっぱり戦闘はだめですね。大人しく勉強してます………」

もうこりごりだと、伊奈野は戦闘に手を付けず勉強にだけ専念することを決めるのであった。

なんか結構レベルも上がったりスキルとか称号とかもガン積みされて強くなってるんよな…………せや。ダンジョンの強いモンスターと戦わせて自分を弱いと錯覚させたろ(外道作者)(つまり戦闘パートはまだまだしばらくは本格的に書かないw)

そういえば主人公って元魔法使いだったはずなのに今回……………まあいっか

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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