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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 155

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イベントの翌日。

週末であるため日本サーバはやはり混雑していて重くなっており、伊奈野は海外サーバで活動を行なうことになる。

ここで約束通り伊奈野のDPを使って黒い本へご褒美を渡すこととなるのだが、

「ん~……………」

「何?欲しい物決まってなかったの?」

「決まってたけど、決まってなかったって言うか……………」

「何を哲学的なこと言ってるの?まあなんでもいいけど、私は勉強するから決まったら後で言って」

「はぁ~い」

黒い本の欲しい物がすぐに出てこない。

ご褒美をもらえることにかなり喜んでいたようだったのですでに決まっている物だと思っていたのだが、どうやらそういうわけでもないようなのだ。

伊奈野もさすがに決まるまで待っているというのは時間が惜しいため、勉強を行なう。

ちなみに、黒い本は伊奈野と話をしたり伊奈野の前に姿を現すことはできるが、いまだに炎さんや骸さんの前に姿を現したり会話をしたりするというのは苦手。

盛大な人見知りを発揮し、伊奈野のテーブルに布をかけて中をみえなくした状態で隠れながらもらうものを考えていた。しかも、会話は伊奈野にしか聞こえないくらいの小さな声である。

『黒い本、存在しているのかどうかすら分からんな』

「そうですね。自分も幽霊だって騒いだ時に一瞬姿を見た時はありましたけど、今も人の姿になってるかどうかは分からないですからね」

あまりにも表に出てこないので骸さんや炎さん達には存在すら疑われているような状況だ。

ただその会話は黒い本に聞こえてきていて、何とも言えない気分になるのだった。もちろん、だからと言って表に出てこようとは全く思わないのだが。

そんなことは思いつつ、

「……………そろそろ何にするか決めた?」

「あっ。うん!」

何も反応せずにひたすらほしい物を探していると、伊奈野が勉強をやめた。

伊奈野の勉強に使った時間はいつも通り1時間近くであり、さすがにここまで経つと黒い本も欲しい物が決まっていて、

「こ、これ!」

「ん~どれどれ……………ああ。うんん。なるほどね」

選ばれたのは数冊の本。

一般の本などが10~50PTで買えるのに比べて選ばれたのは300~500PTとかなり高い。それ自体は問題ではないのだが、伊奈野が目を付けたのはそのタイトル。

それぞれ、

(『0から学ぶ深淵』『禁忌に踏み出す勇気』『呪われた本』『黒魔術師の日記87(抹消編)』………全部厨二臭しかしないタイトルだな~)

いかにもと言ったものが並んでいる。が、伊奈野はそれに対して何か言うことはせず、ものすごく微妙な顔をしながら無言で交換していくのであった。

「やった~ありがとう!!」

「あっ。うん。喜んでくれるなら良いんだけど……………」

珍しく無邪気に喜んだ顔を見せる黒い本。

それに伊奈野は少し驚きつつ、

(まあこんな見た目してるから厨二病なのは仕方ないことだよね。うん。凄い無邪気な笑顔だけど、邪悪とか混沌とか言い出すんだろうな~)

少し気が遠くなる。

そんな風になっている間に黒い本はもらった本を並べ、自分も本の姿に戻って近づいて行く、

そして並べられた本に近づき、ゆっくりとそれらを飲み込んでいった。

当然これは本を吸収してその中に書いてあった知識などを取り込んだのだが、わざわざ伊奈野に求めたのには理由がある。

それが、これらの本は本来この世界にはすでに存在していないということだ。

どの本も危険なものであり、神からその存在を消されたりその大きすぎる力により元から消え去る運命だったり。理由は様々だが、すでにこの世界には残っていないのだ。

だが、それでもダンジョンであれば手に入れることができた。ダンジョンという場所は、DPさえあれば大抵のものが手に入れられるのだ。

それゆえにダンジョンは人を狂わせる。だからこそ、確実に消滅させなければならないものとしてNPC達は認識しているのだ。

と、そんな難しい話は抜きにして、

(あんなに怪しい本とかDPで買えるんだから、やっぱりダンジョンって危ないよね)

伊奈野は全く関係ない方向性から納得していた。ただどれだけ危険だと考えはしても、便利であるために決して手放すことも壊すこともするつもりはないのだが。

そんな危険であり魅力的であるダンジョンを活用したいのは伊奈野だけでは当然なく、

『そうだ。ダンジョンマスターよ。其方に話があるのであった』

「ん?何ですか?」

『世界征服のための準備を進めているのだが、予想以上に順調に進んでおってな。よければ手を貸してもらいたい部分があるのだ』

「そうなんですか?まあ内容によりますけど、聞くだけ聞きますよ」

『うむ。実は街や城を偵察させてみたところ 其方たちの方からもたらされた兵器の類が確認されてな、内容が知りたいのだ』

「ああ。なるほど。そういう系統ですか……………」

骸さんもまたダンジョンを利用しようとしている。

ここから伊奈野の知識を引き出し、それに合わせた戦力をダンジョンから出させる。それが、骸さんの計画だった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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