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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 211

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特にほしいものなどないが、伊奈野はプレゼント交換への参加を決める。一応店主さんにはお世話になってるから関われる部分にはかかわっていきたいし、プレゼント交換ならばあまり時間も使わないし丁度いい。

ただ、そうして参加をするとなると伊奈野は考えなければならないことがあるわけで、

「プレゼントどうしよう」

伊奈野の悩みはこれに尽きた。

プレゼント交換に出すアイテムが、伊奈野にはあまりない。チケットで店主さんから交換させてもらったコスプレ衣装などはたくさんあるが、それを店主さんのプレゼント交換で出すのは少し微妙であるし、どうせなら別のものを出した方が良いだろう。

となると実益があるもので思いつくのは、

「チケットが実はまだ私のアイテムボックスにあったりとか……………あっ。あるね」

伊奈野がつぶやくと、伊奈野の手にまた数枚のイベント用チケットが現れる。それに伊奈野は苦笑しつつ、これをプレゼント交換に出せばそこまで文句を言われることはないのではないかと考えた。多少味気ないように思われるかもしれないが、変に奇をてらうよりはいいだろう。

「他に私、商品として出せるようなものもないしな~」

色々と考えてみるが、伊奈野はそこまで大したアイテムを持っていない。

それこそ最近手に入れたアイテムと言えば店主さんを『みんなで1つに』を使っている間に手に入れた装備品などになるが、それをプレゼント交換で出すのはコスプレ衣装を出すのよりもなし。最悪も最悪な部類だろう。

「私の作った魔法陣でも出してみる?いやでも、それを出すくらいだったらチケットを出した方が喜ばれるよねぇ」

色々と考えるが、出すのに適したアイテムは思い浮かばない。

そのままチケットに決定してしまいそうになった伊奈野だが、と突然頭の中でひらめくものがあり、

「あれ?そういえば私、だいぶ前に宝石を店主さんから買わなかったっけ?」

宝石。以前「ニャ~」という語尾を付けた独特なプレイヤーに頼まれて店主さんから宝石を買ったことがあったのだ。

その宝石ならば交換に出してもいいのではないかと思えた。

宝石であればチケットで交換した衣装とは違い限定品でないため、店主さんの企画したプレゼント交換に出してもそれほど申し訳なさは湧かない。

「よし!そうしよう!!」

伊奈野は交換に出す物を宝石に決めた。

使わないとはいえさすがに全部を交換に出すのは気が引けたため1つだけに絞るが、それでも十分なのではないかと思える。

「1個10万Gは確実に超えてたし、私の感覚からすれば十分な金額ラインのものだと思うんだけど……………大丈夫だよね?」

最低金額に達しているかという伊奈野の心配に答えるとするのであれば、それは大丈夫だと言えるだろう。

しかし、その宝石に見合うだけの価値があるものを他のプレイヤーが出しているのかどうかという部分に関しては何とも言えないところとなっていた。買ったのは高くても数百万Gが上限だったが、実際にその価値が金額に見合っていたわけではない。その実際の価値が数千万G近い物が交換に出されたとして、同じ程度の価値のものを出せる存在などそんな簡単に居ていいわけがないのだ。

まあ、そんなことはおそらく差額で損したとしても絶対に気づかないだろうし気づいたとしても所持金との差で全く気にならないだろう伊奈野は店主さんへその宝石を渡し、

「じゃあ、お願いしますね」

「ああ。もちろんだよ。お嬢ちゃんもなかなかギャンブラーだねぇ」

「えぇ?そうですか?」

店主さんからはギャンブラーだと評価された。

(ま、まあ、クリスマスのプレゼント交換で普通は宝石なんか出さないからね。そういわれるの仕方ないかな?ゲームだしあれくらいの価値があるアイテムとか出してる人がいてもおかしくないと思うんだけどなぁ~)

「まあ、交換されるのは価値の近いアイテム同士になるようにはしてあるからそこまで心配はしないでおくれ」

「あっ。はい。分かりました?」

分かっていないが、とりあえずわかったことにする伊奈野。その頭では、自分の宝石がどれほどの価値になるのかは分かっていない。

ただそれはそれとして、10万G以上の価値のアイテムをもらえることは間違いないだろうと考えるわけで、

「その辺の価値のアイテムとかよく分からないので、何が来るのか楽しみですねぇ」

「カカカッ。そういう意味じゃ確かに楽しみかもねぇ。普通は(数千万Gするアイテムなんて)知らないだろうからねぇ」

wktkである。

そうして期待を膨らませる伊奈野だったが、店主さんが思い出したような顔をして言葉を放ち、

「あっ。そういえば寄生虫が封印されてる本なんだけど」

「あっ、は、はい」

伊奈野の思考がマイナスな方向に向かう。さすがに今はもう黒い本を売ろうとは思っていないため、この話は断りたかったところなのだ。

ただ、もうこの流れは出来上がってしまっているため断ることは難しくなってきてしまっている。となるとここから言えるのは、さすがに倍で売るのは抵抗があるからもう少し高い値段で売りたいなどと言ってのけることくらいなのだが、

「あれのことで弟子が伝言を伝えてほしいと言ってきてね」

「で、伝言ですか?」

とりあえず今回は買いたいという話ではなく別のことのようだ。

もしかしたらしばらく買い取るのは難しいという話だろうかと少し期待をして聞いてみる伊奈野に、

「お得意様の所持金の100倍払うから待っていてほしいと言われたよ。今まで倍が無理だったってのにここにきて100倍とか言い出すんだから、いったいどれだけ先の話になることかねぇ」

「……………うぇ?」

思わず変な声が出る。

たしかに2倍より多くしようということは考えていたが、まさかそれを自分から言ってくるとは思っていなかった。

しかも、倍率100倍である。

伊奈野には店主さんの弟子が何を考えているのかさっぱり理解できない。

まあとりあえず、

「ぜ、ぜひ頑張って頂いて……………」

「ああ。伝えておくよ」


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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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