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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 245

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基本的に伊奈野がもらったお土産というのは食べ物が多く、勉強のお供になる。

勉強に集中しているとバクバクと食べ過ぎてしまうものだが、幸いなことにお土産ということもあって内容量はそこまで多くない。いつの間にかなくなっていたということはあっても、食べ過ぎてしまったという事態には陥らなかった。

「海外製は結構差が激しいけど、瑠季ちゃんはちゃんとおいしいの買ってくるんだよねぇ。自分で買って食べてるのかな?」

母親がコンビニで買ってきたものは安定した味なのは当然なのだが、海外のお土産というのは基本的に当たり外れが激しい。

質の悪い油が使われているように感じたり化学調味料の癖が強かったりなどあるのだが、そんなことが起こるなど一切感じさせないほどに瑠季は選び方が上手い。

父親の買ってきたものを先に食べたからこそ分かるその選ぶセンスの良さに驚きつつ、伊奈野はお菓子の入った袋へと手を伸ばした。

「これじゃあ、ゲームのお菓子が食べれなくなっちゃうよ……………」

そうしてムシャムシャと食べながら考えるのはゲームのこと。

食べない時もあるのだが、伊奈野はダンジョンで勉強をするときにDPを使って交換したお菓子を食べることも多い。毎日頑張っているご褒美感覚で太らないしと考えて食べているのだが、こうして現実で美味しいお菓子を食べ始めるとそちらに問題が出てきてしまう。

なぜなら、ゲームにおける食事の類は現実のものより味が劣るように設定されてしまっているのだから。

「ここ毎日食べてるし、もう舌がこのレベルに慣れちゃってるんだよね~。ちょっとゲームと言えどもわざわざ味の劣るものを食べる気にもならないしさぁ……………」

これではゲーム内のおやつはご褒美にもならないし、普段からバクバクと食べているのだからダイエットに全くつながらない。

一切ゲーム内でお菓子を食べるメリットがなくなっているわけだ。

「どうしようかなぁ~。しばらくお菓子食べるのやめればいい話なのか……………いやでも、このお菓子を現実で食べ切るのって受験前ギリギリな気がするんだよねぇ。そのタイミングでお菓子なくなってストレスを感じるのはよくないし。でも、だからって食べるペースを遅くしたら賞味期限切れそうなのも結構あるし早くしたら太りかねないし」

伊奈野は悩む。この難しい調整をどう行うべきか、と。

おやつというのは難しい物なのだ。だが、それを効果的に使えるのであればかなりの効果を出せるのである。

まさしくそれは、諸刃の剣。

「ん~……………味の改善のために色々と試してみようかな。というか、そういう魔法陣作れたりしないかな?今までは作れそうな魔法を作ってたけど、今なら捧げものも使えるようになったし多少無理のある計算でもカバーできるからね。やれるんじゃない?」

このままではまずいと考えた伊奈野は、改善を試みる。ゲームで食べるお菓子の味を改善しようと考えたのだ。

ということで早速、伊奈野はダンジョンのあるサーバでログインを行ない、先に勉強はするものの関連しそうな魔法陣を用意して机に出しておく。

それこそ、伊奈野の勉強中にその魔法陣を見た骸さんが、

『む?珍しい魔法陣を持っているな』

などと言うくらいには。

長い時を生きている(死んでいる?)骸さんが珍しいという程度には珍しいのだから、相当な物だろう。

「そうなんですか?自分にはそんなに変なようには感じないんですけど。どこが特殊なんですか?」

『特殊というほどのものではないぞ?ただ単純に、このタイプの魔法は使う者があまりいないから珍しいだけだ』

「使う人が少ない?自爆魔法的なものですか?」

『それは一定数使う者がいるぞ?そうではなく、基本的にあまり役に立たないから使う者が少ないというタイプのものだ』

「ああ。なるほど?」

基本的に魔法というのは攻撃や環境への適応、物の作成などに使われる。

ただ、わざわざ味覚を変えることに使ったりはしないのだ。そんなもの基本的に安全性の向上や生活水準の向上にはほとんど影響しないのだから。

わざわざ魔法で物のおいしさを変えるくらいならば、それ自体の味を変えた方が早い。

魔法で味を変えたとてすべての味を美味しくするというのはそう簡単な話ではなく、基本的に1種類のものを美味しくするくらいしかできない。そのため、魔法で味覚を変えたところで同じものを食べ続けるということでもない限りあまり意味はないのである。

どちらかと言えば味覚に変化が起きる影響で、他のものの味まで変化して食欲がわかなくなってしまうくらいだ。

だが、伊奈野とてそれくらいは理解している。

珍しいため骸さん達から興味深そうな目で見られながら伊奈野は勉強をやめて魔法陣の改良開発に着手し、

「美味しさに影響するのは味だけど、味に関してはあんまり変化させても問題が出るかもしれないから無しかな。美味しくするよりも、一部のマズいと思うものを感じにくくなるようにした方が良いかも」

前述のとおり、味覚を変えても他のものを食べる時に影響が出る。ということであまり味を変えるのではなく味の一部を感じにくくする方にするわけだ。

これにより、まず間違いなくマズいということを思うことはなくなるはずである。

そしてそこに、

「大事なのは匂いだよね……………」

匂いの変化を加える。

物のおいしさを感じるうえで、確かに味も大事ではあるがそれよりも大切なのが匂い。これさえよければかなりの割合で美味しくなると考えてもいいくらいのものだ。

甘い香りを感じやすいようにしつつ、変な臭いをカットすればあっという間に、

「……………まあ悪くはない、かな?」

改善されたのかどうかというのは伊奈野にもまだはっきりと言えない部分はある。

しかし間違いなく、以前食べていたものとは違う。変化を感じることはできた。

「あとはこれを改善していくだけ、だねぇ」

こうして伊奈野のゲーム内での味覚改善は進められていく。

《スキル『味改善1』を獲得しました》

《称号『加工のおいしさ』を獲得しました》

そして後日、様々な改良が行なわれた魔法は、いつの間にか自分にかけるものではなくお菓子自体に『設置』される方式に変わっていて、

『うまあぁぁぁぁぁ!!!』

『うまい!うまいぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

『ほんのりとした甘さの宝箱や~』

ダンジョンの入り口付近で販売されるようになり、人気を博していた。

美味しい物は正義である。

《称号『認められた加工』を獲得しました》

海外性のお菓子は国産より当たり外れが激しいですが……………それでも買うのはやめられない!

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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