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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 262

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「……………よぉし!完成!!」

ついに求めていた魔法陣を完成させることができた。

1つの魔法陣を作るのにかけた時間としては最長となった今回の魔法陣作成だが、それだけやはり達成感も大きい。伊奈野もやり切った表情で両手を突き上げ、喜びをあらわにする。

ただ、完成したとは言っても今回の魔法は使ってみなければ成功するかは分からないというのが正直なところだ。

失敗するということもまた十分にあり得るのである。

毎秒1とはいえHPを代償とするためそう何度も行えるようなものでもない。間違いなく、一発勝負だ。もう数回行なう可能性もなくはないが、ほぼ一発勝負と言ってもいいだろう。

「それじゃあ、行きますね……………えい!」

魔法陣に魔力を流すタイプの魔法であり、特に魔法名などはない。

魔法陣もそこまで巨大でもないためあまり凄い魔法なのかは見た目では分からないが、この場にいるすべてのものがその魔法の重要性と貴重性を理解している。

あまり完成から間を開けずに伊奈野が使用したことで周囲の者たちは少し驚くが、それでもすぐに切り替えて結果を見守り、

「……………」

「ど、どうですか?」

『何か実感はあるか?』

少し緊張した顔もち(表情が分かるような顔があるかどうかは別として)で伊奈野へ結果を問いかける。

逆に伊奈野はそれとは対照的に普段と変わらない様子で、

「どうなんでしょう?まだ実感は特に何もな、痛っ!?ダメージはちゃんときて、痛っ!?」

「そ、そこはとりあえず成功したみたいですね」

『代償は間違いなくささげられたか。となると後は望んだものを手に入れられているのかという話になってくるのだが』

誰もがある程度の成功は確信する。代償である毎秒のダメージが結果として現れているのだから、発動したことは間違いないのだ。

伊奈野も痛がっているがHPの減少量は1であり、軽くデコピンを何度も受けているような感覚でしかない。非常に痛いわけではないが、それでも煩わしいのは間違いなかった。

「こ、これ、今後の勉強に支障が逆に出ちゃいそうな気がするんですけど……………」

「まああり得るでしょうね」

『ありそうだな。ここは、また毎秒ダメージを受ける代わりに痛みを感じにくくする魔法を作るか?』

「良い考えなのかもしれませんけど、しばらく魔法はやめておきます……………いったぁ~」

勉強をより効率的に行うために作った魔法のはずなのだが、逆に代償により勉強への集中力が切れてしまいそうである。

伊奈野は失敗だったかもしれないとがっくりと肩を落とすのだった。

だが、いざ実際に勉強をしようと席に座り本を開けばあっという間に、

『どうだ?あれは、ダメージを気にしているように見えるか?とりあえず余には普段と何ら変わらぬダンジョンマスターに見えるのだが』

「自分にもそう見えますね。ただ普段のダンマスと違って突然姿勢が変わるのにはまだ違和感を感じますけどね。あれをもう使いこなせてるのおかしくないですか?」

炎さんと骸さんから見る限り、勉強に支障は出ていないようだった。いつも通り高速で問題が解かれ、さらにそこからその場での姿勢が変わる転移により細かい動作の省略が行なわれているのも分かる。

まだ能力を身に付けて少ししか時間がたっていないしこれが能力を身に付けてから初めての勉強のはずなのだが、異様に伊奈野はその転移を使いこなしていた。

『もしや他の世界でダンジョンマスターは似たような能力を持っていたのか?だからこそ、こういったことが間違いなくできると確信していたという可能性が?』

「えぇ?さすがにそれはないと思うんですけど。魔導書の記述にもそれをにおわせるようなことも書かれてませんでしたし、何もダンマスたちから隠し事があるような気配はしませんでしたし」

『むぅ。そうか。では余の考えすぎか?』

「そうじゃないですか?……………いやでも、ダンマスなら何かやっててもおかしくないんですよねぇ。だってダンマスですし」

『うむ。ダンジョンマスターであるからな。何をしていておかしくはない』

そしてこれにより、伊奈野が考えている以上に伊奈野のいろんな信用がないことが発覚するのであった。こんなにも普段から普通の受験生をしているというのに。

伊奈野としては誠に遺憾な話であろう。

もちろん、全くもって聞こえていないので怒ることもないのだが。

そんな伊奈野の様子を暫く見ていた2人であったが、そこで少し炎さんは考えたことがあり、

「少し気になるのは、装備品の転移の条件ですね」

『む?どういうことだ?』

「基本的に、転移の時は装備品も一緒に転移されるじゃないですか」

『そうだな。転移で自分の体しか転移できないとなると大問題だろう。あまり誰も使いたがらないと思うぞ』

「ですよね。で、転移するときに転移先で体や装備品が転移する先にあるものに被る時には被らない位置に転移先は自動的に変更されますよね?」

『うむ。そうだな。めり込んで転移というのは悲惨な事故になりかねぬからな』

「はい。自分も壁と一体化するのは嫌です。ただそれ、転移先に対しての話だけですよね?姿勢を変える時にもそれは適用されるんですか?」

『む?』

炎さんが考えたことはこうだ。

転移とは基本的に転移先の座標に転移する物体と被る物体が存在がない状態で転移する。もし何か被るものがある場合は、少し転移の座標がずれて被らないところに変更になるわけだ。もちろん、そこで考えられる被る範囲というのは姿勢を変えない状態のもの。

では、問題は姿勢を変えた場合でも姿勢を変えた場合に被るものを避けるようにしてくれるのかどうかという部分だ。

転移はいろいろと進んでいて改良がくわえられた結果今の状態になっているが、そこからの姿勢変化というのは誰も手を出していないような領域の話だ。

そんな都合のいい設定をされているのかどうかということは定かではない。

「もし適用されていなかった場合、転移した先の姿勢の変化具合によっては相手の頭に剣を刺した状態で転移するなんてことも……………」

『それは、ありうるのか?』

実際にやってみなければ判断はつかない。しかしもしできるようなら、誰も対応できないような攻撃手段となるのではないかと思えた。

というか。逆にそういったことが適用されない姿勢変化の術式を作ることで、攻撃に転用することもできるのではという予想、もできる。

着々と伊奈野が知らない間に相手を一撃で屠るための技は増えていっていた。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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