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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 265

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本日2話目

2回ほど休憩で司書さんやうるさい人はもちろん、魔女さんや屈辱さんの質問にも答えた伊奈野。

3度目の勉強後は休憩もとらずにそのままログアウトしてもいいと考えていたのだが、

「あっ。お帰りになられるんですか?」

「え?ああ、はい。そうですね。そろそろそうしようかと思っていましたが。何か質問とかがあるのでしたら答えなくはないですけど」

「本当ですか?それはとても魅力的ですね!ぜひお願いしたい!」

司書さんに話かけられて帰るのをやめる。伊奈野が何か質問があるのであれば答えないこともないと言えば司書はその目を光り輝かせて、

「司書?」

「それは話が違うではないですか。それなら私も質問に参加しますよ?」

「ちょっと~。話に簡単に乗りすぎだよ。流されすぎじゃない?」

「お、おっと。失礼。すみませんが読み友、今回は質問ではなくてですね」

それを周囲から白い目で見られる。どうやら事前に話をしていたらしく、何をここで言うかは決まっていたような雰囲気だ。しかもそれは、質問などではないようで。

では伊奈野に何を言うのかというと、

「とりあえずまだ時間があるのでしたら少し経験していただきたいことがあるので、一旦良いですか?」

「かまいませんけど、体験ということはどこか別の場所に行ったりとか必要ですか?」

「いえいえ。大丈夫です。一応移動が必要と言えば必要かもしれませんが、数歩歩けば終わりですし……………とりあえず。まず最初にタイマーというものを帰るのに必要なくらいの時間に設定してもらっても良いですか?」

「タイマーですか?分かりました」

伊奈野はタイマーの設定を行なう。

話しぶりからして司書さんはタイマーという物を認識はしているし時間を知らせるものだというのは分かっていそうだが、具体的に知っていたりするというわけでもなさそうだ。あくまでもプレイヤーの使える機能として知っている程度だと思われる。

恐らく、タイマーと退魔の違いも分からないだろう。

だがそんな司書たちに伊奈野はタイマーの説明をすることもなく。

言われた通り休憩時間として許される10分のタイマーをセットしておく。

「セットしましたけど、ここからどうするんですか?」

「あっ。終わりましたか?じゃあこっちに来てください」

「は、はぁ?はい。良いですけど……………」

伊奈野はついて行くが、首をかしげている。

それもそうだろう。何せ、その連れていかれた先というのが、

「マターちゃんが寝てるだけなんですけど?本当に何かあるんですか?」

ただのマターが眠っている場所。マター専用だと思われるベッドが置いてあり、そこの上にマターが寝ている。ただそれだけの場所だ。

一応床に資料が散らばっていたり何かしらの薬品が置かれていたりということはあるものの、そこまでそれが重要だとは思えない。

というか、重要なのであればこんな置き方をするべきではない。

となると、ここで考えられる可能性は、

「はっ!?まさか……………」

伊奈野は小さく、司書さん達には聞こえない程度に驚きの声を漏らす。

思いついたのだ。

もしかしたらここで、自分たちは消されるのではないかと。こんな何もないようなスペースに連れてきたということは、何か外に漏らしたくない話をするかもしくは見られたくないことをするということである。

ただ大事な話はわざわざ移動しなくてもよく行われているし、見られたくないことというのもあまり多くはないはずだ。となると、見られたくないことで1番考えられそうなのは、伊奈野達の抹殺である。

ここでマターと共に、2人まとめて消されることに。

「……………ないか」

そこまで考えて、あり得ないと伊奈野は首を振る。

わざわざここで伊奈野が殺されなければならない理由など全く以て思いつかないし、ましてや排除するにしてもここである必要はない。

マターは兎も角、伊奈野くらいなら4人いれば簡単に排除できると思うわけだ。思っているだけで実際にどうなるのかというのは完全に別の話として。

まあそういうことでなぜか不穏な考えをした伊奈野は自身のそれを否定し、残る可能性を考え、

「……………あの、全然何するか予想できないんですけど?」

何も思いつかない。

思いつかなさすぎて本当にマターと共に葬り去られるのが1番可能性が高いと思えてくるほどだ。

「ハハッ。そうですよね。私もこれをされたら何が起こるのか分からないと思います」

「ああ。じゃあ、予想は難しい部類のものってことですか?」

「そうですね。読み友の普段生活されてる世界ではどうなのかは分かりませんが、この世界では基本的にないようなことですから。珍しいのもそうですし、予想なんてできませんね」

どうやら司書さんであっても起きることは予想できていなかったようなことが、これから起こるということらしい。

流石にそういわれると伊奈野も、ここから何をどう考えたって起きることを予測するのは不可能だろうということを悟る。

どうせタイマーもしかけたのだし準備をしなければならない時間には間に合うだろうから、早く体験してそれをじっくりと時間をかけて学んでいこうと考え、

「で、私はどうすればいいんですか?予想ができないんですから当たって砕けるしかないんですけど」

「はい。ではお教えしましょう。とは言ってもやることは単純で、このままマターに向かって近づいて行ってもらうだけで大丈夫です」

「マターちゃんに近づく、ですか。歩きで?」

「走りでも構いませんが、とりあえず歩きで行ってみましょうか」

「分かりました」

伊奈野は頷きまっすぐと歩いて近づいて行く。

もしかしたらマターは寝るときに寝ることを邪魔されないよう、どこかの森で行なわれたように一定以内に入ると転移されるとかそのレベルの能力まで持ち始めたのかもしれないなどと頭の中では考えていた。

もちろんその頭の中にはもう、自身が排除されるなどと言う考えは一切思い浮かんではいない。

「ん~。近づいてますけどそんなに変な感じはしませんね。本当に何かあるんでs、」

あるんですか?

そう聞こうとした瞬間のことだった。

突然視界が暗転し、伊奈野は全身の力が抜けそのままゆっくり前方へと倒れ込んでいった。

「やはりこうなりましたか」

「さすがにこれは師匠も無理じゃないかしら?私たちも場合によってはきついのよ?」

「これで師匠も……………」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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