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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 274

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伊奈野が引き起こした工業化。

これがまた、DPを使っていろいろと試した割にはこじんまりとしたものへと最終的には到達した。

そんな状態なのであれば大量に使ったDPは無駄だったのかとかいうツッコミは隅に置いておくとして、それよりも重要なのはやはり、

「シュールですね」

『うむ。ここまで黒くいかにも高級そうなものが流れていると言わんばかりの見た目をしておきながら、流れてくるのが菓子とはな……………』

何とも言えない顔をする(雰囲気を出している)2人の目線の先には、黒い高級車のような光沢のある黒色をしたコンベアがあった。

高級時計でも流れていそうな雰囲気だが、その上を流れるのはお菓子。魔法陣が付与される予定のお菓子である。

コンベアが動きお菓子が1つ1つ流され、少し先にはプレス機のようなものが1つ。

それがユックリと流れていき、押しつぶされるかと思いきやギリギリのところで止まって一切菓子をつぶすことも崩すこともなく離れていく。

お菓子へ被害を与える代わりに、そこには魔法陣が『設置』されていた。

「産業革命、私がやりました」

「ダンマス?どういうことですか?」

『言っている意味がよく分からないのだが。これは産業革命という呼び方をするものなのか?』

伊奈野のよく分からないノリに2人はついていけず、雰囲気は不思議なものとなっている。

ただそれはそれとしてこの自動化によりお菓子に関しては完全に伊奈野が何か手をかけて行うという必要もあまりなくなり、

「私が魔法陣の『設置』を『繰り返し』『繰り返し』たうえでそれを『設置』する。もうそれだけでしばらくは何もしなくてもお菓子に魔法陣が自動で設置されていくわけですし、完全な自動化とまでは言えませんけど望むものは手に入ったと言っても良いのではないでしょうか」

『うむ。対象を剣にしたうえで別の魔法陣に代えてもらうことで強力な効果の付いた武器もでき上がるからな。戦力強化にもつながる』

「これでDPの使用量がもう少し少なければ言うことはなかったんですけど…………」

伊奈野は自分の作った機構に納得していて、残念ながら炎さんの声は聞こえていない。いや、聞こえていたとしても聞こうとしていない。

それよりも伊奈野としては、

「コンベア、結構力ありますよね。お菓子と武器じゃ全然重さが違うと思うんですけど、そんなに変わらずに運べてそうですし」

『うむ。そうだな。どこからその力が出ているのか。この様子だと斧やハンマーなどのもう少し重い武器でも行けるかもしれぬな』

「もう少し?絶対ハンマーとか斧とか少しどころじゃない重さだと思うんですけど?」

コンベアの力に未来を感じた。

その高級車のような黒光りのコンベアは、お菓子を運ぶときはもちろん剣を運ぶときでさえも全く問題ない様子で運んでいくのである。つまりコンベアには、ある程度まで重い物をほとんど負荷なく運ぶことができるということなのである。

骸さんはその様子を見てさらに重い武器も同じように運ばせて強化できるのではないかと考えているようだ。

だが、伊奈野が感じた未来はそういうことではなく、

「とりあえず斧とかハンマーとか、あと全身鎧とか盾とか運ばせてみましょうか。全く問題ないようだったら別のことにも使えそうですからね」

『別のこと?というと、いったい何だ。他に強化したいものなどあったか?』

「いえ、強化するのではなく、この運ぶ能力を利用するんです。運ぶのもわざわざ無生物に限る必要はないでしょう?」

『……ほぅ?』

「なるほど。生物も運んでしまおうというわけですか」

伊奈野がここまで言えば骸さんや炎さんも理解したようである。

工場で使うコンベアで生物が運ばれていたらそれはもう間違いなく事故まっしぐらなことなのだが、今回はそういうわけではない。

どちらかと言えば進んでそういったことをしようと考えるわけだ。

「つまりあれですね?侵入者をコンベアに乗せt、」

「コンベアに乗せて遠距離攻撃をするモンスターとか骸さんの配下へ近づけなくするんです」

「『ん?』」

炎さんと骸さんは考えた。コンベアに乗せることができれば、侵入者が前に進もうとしても逆にコンベアに押し返されて進めなくなるということをできるのではないかと。

もしそうできるのであればコンベアを突破するために侵入者側、つまりプレイヤー側は移動力を向上させるためのステータスの強化が中心になり、攻撃力の強化を疎かにできたりするのではないか、と。

そうなれば攻撃力や防御力に特化できずにさらに攻略速度を低下させられるのではないか、と。

だが、伊奈野は全く違うことを考えていたわけだ。

複雑なコンベアの配置を行なうことで対象への接近が困難になり、それはつまり近距離で戦う者達の強みを限りなくつぶしていくことになる。

遠距離攻撃に特化したモンスターたちが相手に逃げながら複雑なコンベアの動きと共に追いつけないところまで行き、一方的に攻撃してくる。そんな状況が作れるのではないかと考えたのだ。

「全然違いましたね。とても理解したつもりになっていました」

『そうであるな。ただ余たちが考えていたものは兎も角、ダンジョンマスターが考えたものは広いフィールドにコンベアを敷き詰める必要があるのであろう?今のDPの状況を考える限り難しいのではないか?』

「あっ。そうですね。とりあえず自分たちの考えた方法でやってみて、DPに余裕が出てきたらダンマスの提案も取り入れてみますか」

伊奈野の考えでは広範囲にコンベアを敷き詰める必要があり、さすがにそれは厳しい物がある。ということで、さきに2人の意見が採用されることとなる。

ちなみに、そこで相手がコンベアを逆行していけるほどの力を得た場合フィールド全体にコンベアを敷き詰めたところで意味があるのかということからは目をそらすこととする。

「この自動化、私の勉強にも何か活かせないでしょうか…………」

《スキル『工業化1』を獲得しました》

《スキル『大量生産』を獲得しました》

《スキル『遠隔設置』を獲得しました》

《称号『魔法世界に工業を』を獲得しました》

《称号『大量生産者』を獲得しました》

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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