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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 289

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メインシナリオということで始まったこの伊奈野が参加しているイベント。

名目上は強いプレイヤーが誰かというの決めるためというものだったのだが、もちろんそんなのは嘘っぱち。運営が用意していた本来のイベントは、イベントに参加させることによってプレイヤーが少なくなったサーバを邪神に襲わせるというものとなっていたのだ。

しかも狙うのは前回のサーバ対抗戦で優勝した国だけであり、より突破力を高めているはずだった。

そのはずだったのだ。

だが残念ながら結果としてはイベントに参加するプレイヤーの数が少なく、しかも不参加のプレイヤーの多くが日本サーバに集結。

結果として、まるで邪神が攻めてくることを分かっていたかのようにきれいにプレイヤーたちに対処されてしまったのである。

『残念。実に残念だ。まさかそちらに裏切り者がいるとはなぁ。中立だったはずだろぉ?』

「い、いや。違うんだ。邪神、聞いてくれ。俺たちは中立の立場を常に保ち続けている。決して神の側に立ったわけではない」

『よくそんなことをいけしゃあしゃあと!結果がすべてだぞ!!』

「確かに予想に反してプレイヤーが日本鯖に集まっていた。それは間違いない。だが決してそれはこちら側から情報が漏れたからというわけではないんだ」

『でなければ何だ?まさかそちらに裏切り者がいるのではなく、そちら側の情報を盗み見ることができる存在がいるとでも言いたいのか?それもまた片腹痛い話だがな。どちらにせよそちらが信用できないことに変わりはない』

「いや、違う。そのどちらでもない。今回のことはたまたまなんだ。ただ、前回までのイベントでイベント中に日本鯖で色々と起こったことからイベント中も何かしら問題が起きるというのをプレイヤーたちが読み取ってしまってな」

このプレイヤーたちの完璧と言ってもいいほどの対処によって当然ながら運営側の意図から離れた結果が出てしまい、問題が起きていた。

いくつかあるのだが、その最たる例が現在起きている言い争いのようなもの。邪神と運営の間の亀裂である。

本来であれば運営の想定したとおりにある程度シナリオは進んでいくはずだったのだが、誰かさんが起こしたイレギュラーの影響でイベントの参加者が少なくなってしまい、綺麗にこの襲撃に合わせてプレイヤーが対応できる人数そろってしまうということになっていたのだ。

ある程度そういったイベントの際に参加しないという選択をするという流れのようなものができ始めていることは把握した。しかし、ここまで急激に不参加の人数が増えることは運営側としても想定外の事態であり、邪神とうまく連携をとることができずに綺麗に防ぎ切られてしまったのだ。

『言い訳をするのは結構だが、これからしばらくは勝手にやらせてもらう。そちらとは連携を取らないからそのつもりでいろ』

「そ、それは次回からのイベントで困るんだけど」

『そんなこと知るか。さすがにイベントでの動きの命令はこちらとしても拒否できないが、命令されてないことは好きにやらせてもらう』

「やめておけ。さすがにこっちの情報なしで作戦立てるのは無理だぞ」

『そう思うなら情報だけよこせ。それを基にそちらへの報告なしで計画を遂行させて貰う』

完璧と言っていいほどまでに対応されてしまった邪神は、ここまでイベントに参加しないプレイヤーがいてさらに海外サーバで普段活動しているプレイヤーまで日本サーバに集まってきているということに疑念を持った。明らかに通常であればそんなことにはならないだろうと考えたのだ。

実際通常ではありえない事であり、邪神がどこからか情報が洩れているのではないかと考えることも当然だった。さらに言えば、その漏れる情報というのを知っているのは運営側にしかいないはずだということも。

普段相談したり情報をくれたりしている相手が信用できないとなれば、邪神はもう1人(柱?)で全ての計画を立てるしかなくなる。

邪神の動きが分からなくなってしまうのは運営側としても問題だし、さらに言えば運営側の1番の懸念点として、

「賢者の師匠対策ができないままになるけどいいのか?」

『っ!……………それくらいどうにかする。そっちが情報を適宜送ってくるなら問題ない』

「本当か?さすがにあの何をしでかすか分からない爆弾を情報だけでどうにかしようとするのは厳しいと思うんだが」

『うるさいっ!くどいぞっ!だとしてもそちらとはもう計画を話し合うつもりはない!』

邪神にもかなり高性能なAIが搭載されている。それは間違いない。

しかし、だとしてもすべてを学習できているわけではないし、学習できていない部分を運営との相談で解決するということもできなくなるのだ。

本人(神)としてはどうにかできるだろうという楽観的な見方をしているようだが、運営側の見立てでは相当マズいことになるのではないかという予想になっている。

ただ、今はもうどうしようもないほどの状況になってしまっている。どちらが正しいかというのは、結果が見せてくれることだろう。

「……………社長ぉ」

「分かっている。皆まで言うな。マズい状況なのは分かっている」

邪神が運営との接続を切り、向こうに情報の提供しかできない状況になった運営。

そこで、先ほどまで話をしていたトップの人間に、おもちゃを壊してしまって母親に訴えかけるような声の震えで秘書が今後のことを思い声をかけてくる。ここからは相当なデスマーチが続くことが予想できた。

なにせ、今映し出されているいくつもの画面のうちの1つに、

《おめでとうございます。あなたが1位です。アイテムボックスから景品をご確認下さい》

《スキル『邪神特攻』を獲得しました》

《称号『真なる最強』を獲得しました》

『あっ、もうイベント終わりかぁ。1回ちょっとモンスターにやられそうになったけど、いちおうかまくらとかアイテムとか防衛には役立ってくれたんだよね?攻め込まれなかったってことは突破されなかったってことだと思うんだけど』

ログをオフにしているためイベントで1位を取っていることに気づかず、純粋に勉強をしっかりできたという達成感を感じているだけのプレイヤーが映し出されていた。

自分がみられていると思っていないようで、のんきな様子で伸びをしたり鼻歌を歌ったり。

「あのプレイヤーに邪神特攻が渡ってしまった…………終わりだ」

「邪神に伝えますよ?伝えますけど……………どうにもできない気がしますね」

絶対に気を付けておかなければならないプレイヤーに、今回のイベントの特典である邪神特攻なるなんだか不思議なスキルが渡ってしまった。

全くどういったスキルなのは分からない(棒)が、運営が頭を抱える程度には重要なスキルであることは間違いなかった。

「しかも、ちゃっかり10位以内に入ってて悪役令嬢も手に入れてますよ」

「日本鯖は2人が邪神特攻持ちになるか……………前回サーバ対抗戦で日本が優勝したことを考えればちょうどいいと言えば調度良いバランスなのかもしれんが」

「こんなことになるならポイントを得られるのはコアを奪った時だけに限定しておくべきでしたね。たかが1ポイントとは言っても破壊しただけでポイントが手に入るのはお手軽過ぎました」

「いや、本来はそうでもないくらいのバランス調整になってたはずだ。ただ、1位の破壊力が異常だったというだけの話だ。3位の爆弾魔も周辺のコアをすべて破壊できる程度の爆弾を大量に使って向こうと同じようにただ破壊だけでポイントを得ていったにもかかわらず、結局最終的にポイントが多かったのは生き物しか狙わない設定のはずの存在の攻撃の余波でコアが壊れているだけの賢者の師匠の方が上に来ているんだからな」

「いや、それは単純に爆弾魔は防御とか少しも考えてなくて何回もポイント奪われてるからですよね?」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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