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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 319

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「え?急に武器が!?」

「お、おい!?俺の剣!」

「なんか急に体が!」

伊奈野が勉強に集中するための時間を作るために使ったサイコキネシス。

一瞬のためのものとは言え、周囲にいたプレイヤーも相当数いるのだから影響も大きい。

誰も自分が急に動き出すなんて思わないのだから、当然対応できずにそれらの武器や防具の移動を許すことになり、それにつられてプレイヤーたちも動いて行った。

もちろん動く方向は伊奈野のいる小屋から離れていく方向ではあるのだが、

「え?こっちに来る!?」

「あぁ。マズい!絶対にこれは避けないとマズい!」

「ま、待て、それ俺の武器だから使うんじゃねぇ!!」

だからと言って一様にそれらの方向を指定できる程伊奈野も細かい操作ができるわけでもない。そこそこ荒い操作が行われ、ぶつかりそうになったりぶつかってしまったり、装備が別々の方向に行ってしまったり、

この粗さによって余計に影響を受けるプレイヤーの数は多い。

こうしてプレイヤー達は大慌てで遠くに行ってしまった武器を拾いに行ったり飛んでくるものを躱したりと忙しくしているのだが、そんなことをしていれば、

「げぇ!?アンデッドも自分の武器くらい気にしろよな!?」

「あいつ自分の武器は命より重いとか言ってたのに、死んだらもう適当に扱っていいのかよ!」

「格闘術なんてスキルとってないんだがぁ!?」

武器にこだわらない者達の猛攻を受けることになる。

生前は武器にかなり強いこだわりを持っていたプレイヤーもいるようだが、死骸になってしまえばもうそんなこだわりも消え去ってしまう。

武器がなくても体を使えばいいとパンチやキックはもちろんかんだり引っかいたり、何とも対応に困る攻撃を繰り出してくるのだった。

流石にそんな攻撃が厄介だとは言ってもそういった系統の攻撃のスキルを持っているというわけではないようでダメージはそこまで大きくない。とはいってもそれを使う相手が多くしかも自分に攻撃手段がないとなれば追い込まれるのは間違いないわけで、多くのプレイヤーが危機に瀕して倒れていくこととなった。

特にその中では、武器のスキルなどに特化していたプレイヤーが多い。

「あぁ!弓使いが全滅したぞ!?」

「盾持ちも結構やられたな。さすがに全滅まではしてないみたいだが」

「忍者とか錬金術師とかは自分のアイテムが影響受けて自分に状態異常受けてるやつも多いぞ。回復に優先順位付けないと対応しきれないぞ?」

しかもそういったプレイヤーというのは特定の職業に固まっていることが多く、一定の役割を持っていた職業のプレイヤーが全滅したり激減したりという非常に痛い状況になっている。

さらに面倒なのはそういった者達が全滅すると当然それで終わるわけがなく、

「うげぇぇぇ。アンデッドが急増したぞぉ」

「耐久性が高い盾持ちがアンデッドになったのはつらいですわね。できれば機動力の差を活かして逃げるようにしたいところではありますけど」

「いくら盾持ちがアンデッドになったといったって、盾を落としたからアンデッドになったんだろ?盾がないなら適当に集中して叩けば倒せるだろ」

それらは敵として現れる事になる。

相性の良しあしは当然存在するため勝てる者は問題ないと考え勝てない者はおびえ焦る。特に後衛職などは自分の盾となってくれる存在がいなくなり、さらに自分たちの攻撃に耐えられてなおかつ攻撃力の高い敵が襲ってくるのだからやってられない。

これでもう少し安全なスペースを使い時間をとることができるのであれば高威力な攻撃を用意することは可能なのだが、残念ながら安全な場所などという物は存在せず時間だってない。

「これどうしますの!?もうどう協力したって結構な数やられるのは間違いないですわよ!?」

「そうだよな。結構厳選して連れてきたつもりだったがどうにもならないか……………おいお前ら!集まれ!10秒以内に集まったやつ以外は全員俺と悪役令嬢と魔法職で無差別に攻撃する!」

こんな状況でさらなる選別が始まる。

もう連れてきたプレイヤーもそうではないプレイヤーも、使えないのであればキルして死霊術を使われた後も即座に処分してしまおうという考えになるのも仕方がないかもしれない。

数が多いからこそどうにもできないのであって、力を持っている敵も味方も少ない方が今は安全になるのだ。

「う、嘘だろ!?ここまで来て見捨てられんのかよ!」

「ふざけるなぁ!差別反対!!」

「ここまで連れてきたのはお前らだろうが!最後まで責任くらい持てぇ!!」

当然ながらそんな選別をされると言われればプレイヤーたちも不満の声を上げる。

だが全く納得していないわけではないようで、というよりも外面的には不満にして怒っているように見せているが、内側ではすでに見限られた後の対応策を準備し始めている。

特に、指定された場所へ確実に間に合わないだろうプレイヤーはより念入りに仕込みをしていた。

結果として、

「やられる前にやるのが定石!くらえ!滅びのバー○トス○リーム!!」

「今の瞬間俺はアンデッドたちの味方になった!これは集団的自衛権の行使であり決して先制攻撃ではない!」

「裏切りは絶対に許さない!」

数々の攻撃が嫉妬持ちや強欲持ちを含めたプレイヤーたちへと飛んでいく。

しかしそれでも集まることができたプレイヤーというのはそれだけ移動速度の高い存在が多く、

「当たりませんわよ、っと!」

「オラオラァ!当たらなければどうということはねぇんだよぉ!!」

まとまっていても問題なく回避が可能。

逆に反撃までできてしまう始末であった。

このイベントは元々誰か1人が勝ち残るまでのものであるためこういった裏切りが起きるのなど当たり前のことではあるのだが、それでもタイミングというものがあるため心構えもできておらずその反撃で倒れるものも多数。

いくら準備をして攻撃を仕掛けたとはいっても、数秒で仕掛けられる攻撃というのは限界があるのだ。

そうして無差別攻撃が始まりさらなる大混乱となったところで、

「ん?」

「急に、何が?」

その大混乱の原因となっていたものが消滅する。

そう、

「アンデッドが、死んだ?」

「いや、もともと死んでるだろ」

「違えよ。そういう意味じゃねぇ!」


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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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