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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 331

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確認したいことは確認できた。

ダメージの増加も確認できたし、新しいスキルの有用性も実感できている。今回やりたかったことはすべてこなすことができたたわけだ。

となるともう今すぐに確かめたいこともないため伊奈野はいつも通りの行動パターンになっていくわけだが、

「じゃあまた暇だったら付き合ってね」

「うん!」

1つ変化があったとすれば、普段の伊奈野のボスとの戦闘に毎回ではないものの黒い本が参加するようになったことだろう。黒い本が参加してくれることで伊奈野が普段は相手にできないような魔法を扱うボスとも戦えるようになるのである。

これでより幅広い戦い方に対応できるようになってくるわけだ。そして、より『龍落とし』の精度は上がっていく。

これでもう伊奈野に受験まで何も起きることはとりあえずないように思われ……………たのだが、残念ながら(?)伊奈野がただ残っている要素を忘れていただけであり、

「ん?メッセージが来てる」

伊奈野に届いたのは運営からのメッセージ。

やはりいいイメージがないそれに伊奈野は警戒をしながらも目を通していく。さすがに読まずにいるというわけにもいかないのだから。

知らない間に面倒なものを押し付けられても問題だし。

と、考えたもののそこまで今回に関しては嫌な顔をする必要もなかったようで(なお嫌な顔をする必要はないだけでしてはいる)、

「あっ。お詫び?さっきのやつにお詫びとかあるんだ」

お詫びが伊奈野に送られてきたのである。

お詫びが送られる原因となったのは、伊奈野がすっかり頭から消し去っていたバグの事である。裏世界に行かせてしまったことに関してのお詫びのようだ。

お詫びにあまりいいイメージはないもののそれでも今回のお詫びの内容と言うのは嫌がらせ要素の強い物と言うわけではなく、

「個人用ワールド生成、ねぇ。確かに私にとっては悪くないかな?」

運営にしてはかなりめずらしいほどに重めのお詫びである。

普段何かしらでお詫びをプレイヤーへと送ることはあるのだが、それでもダントツレベルで運営の割くリソースが多くさらに言えば嫌がらせにはならないお詫びである。

それが、個人用のワールド生成。

なんて言っても分かりにくいかもしれないが、簡単に言えば個人用の空間が手に入るということである。まったく新しいサーバを伊奈野用に作ったというわけではないが、各サーバの影響を受けずに確実な時間延長が保証される空間が手に入るのだから伊奈野としては万々歳。

最近はダンジョンのある方のサーバにもプレイヤーが多く負荷がかかりすぎる可能性がある時もあるため、伊奈野としては新しい環境が欲しかったところなのだ。珍しく運営がいい仕事をしてくれたわけである。

ただ、そういった素敵な空間をもらえたとしても全く問題がないわけではなく、

「時間制限付きなのは結構困るねぇ。どこで使うかちゃんと考えとかないと駄目じゃん」

無限にその空間が使えるというわけではなかった。

ある程度の時間利用すると消滅してしまうようになっているのだ。どうせなら永遠に使わせてほしかったところだが、それはそれで運営としては納得がいかなかったようである。

あまりにも1人のプレイヤーを優遇しすぎているとかそういう方向性で。

「本当に混んでるときに使うとかそういう形になるよね。私としては混んでない時があってくれた方が良いんだけど…………」

いつ使うべきかと悩む伊奈野。

あまり使わないと使わないでエリクサー症候群のようになり結局受験が終わっても使ってなかったなんて言うことになりかねない。

ということで悩んでいくわけだが、

「うぅん……………まあ、使わないならそれはそれでいいわけだし、必要な時があれば迷わず使うってことで良いでしょ」

来るかどうかも分からない使うべき時を待ち、使わないで済むのならそれはそれでいいと伊奈野は信じる。

エリクサー症候群が勝利したようだった。もしかしたら使う時が来るかもしれないと考えるかもしれないが、そう考えた時点で相当手遅れなのである。

だが、もう伊奈野はそこについて考えることはなく新しい部分に興味を持っていく。

エリクサーの存在自体を忘れて使わないと言う新しいエリクサー症候群なのかもしれない。

「中ってどんな感じなんだろう?勉強できるスペースとかあるのかな?新しい個人用のワールドですって言われて誰もいない何もない、それこそ始まりのVtuberのいる空間みたいに真っ白いところに送られても嫌なんだけど?それに困…………りはしないか。何もなくても勉強はできるしね。単純に寂しいだけかな」

伊奈野にはこの短時間で用意されたお詫びと言うのがどれほど豪勢なものなのかは分からない。

ただ、あまり高性能なようには思えなかった。それこそ何かのイベントフィールドや通常のフィールドを横流しにでもしない限り、豪勢なものを送るなんて言うのは難しいだろうから。この短時間で豪華なフィールドを作るというのはどう考えても難しいだろう。

ただでさえ伊奈野の時間は延長された状態なのだから、どれだけ頑張っても伊奈野と同じ様な時間しか運営側も作業はできないはずだ。

ものすごいフィールドが出てくるのだとすれば、それは運営がより時間の延長されるものを開発していてそれを使ったとかAIが作ったとかお詫びの品を事前に用意していたとくらいしか考えられない……………意外と考えられたような気もしなくもないがそれは横に置いておこう。

とりあえずあまり凝ったワールドが出てくるとは思えないわけだ。

それで困ることはないのだが、寂しく思うのもまた当然。

「何が欲しいかな……………やっぱり食べ物は欲しいよね」

伊奈野は欲しいものまで妄想し始める。あるかどうかも分からないし、もうつくられた後なのだから伊奈野の希望がかなえられるなんて言うことも恐らくないというのに。

だがそれでも終いには、

「骸さん炎さん。自分用の空間に欲しい物って……………」

『は?ほしい物?』

「ん~。そうですねぇ。自分の場合は……………」

骸さんや炎さんにも尋ね始め。ついでにその後黒い本も参加し。

いつの間にか理想の自分の空間考案会が開催されていくのであった。どれだけ現実と理想のギャップでショックを受けるかなど、伊奈野は考えていないのかもしれない。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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