Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 349

Please login or register to translate this post.

氷の鎧は滑る。だからこそ応用すれば物を書く速度を上げることができる。

そんな考えで伊奈野は若干の勉強の効率化に成功した。

現在そんなスキルだけでなく、アイテムの数々を他にももらっている状況だ。お礼として渡されるには十分すぎるほどのものである。

というよりも、

「もらいすぎてないでしょうか?私、貰い物の使わない結晶を渡しただけですよ」

もらいすぎ、と言うのが正直な心情だろう。

伊奈野としては使わないゴミを渡したらリサイクルに成功したりプレミアがついたりして、価値が何倍にも膨れ上がったという感覚なのである。

ゴミを渡しただけでこれだけのものを貰ってしまうというは非常に心苦しい。

などと考えたのだが、

「いやいや。考えすぎだよご主人様。向こうにとっても持ってきたのはそんなに価値がある物じゃないっぽいから」

「そ、そうですか?でも、価値がないとしても数の差がありすぎません?1Gのものを1個渡したのと1Gのものを100個渡すのでは全然違うじゃないですか」

「アハハッ。確かにお互いの渡すものの認識だけを比べればそうかもね?でも、受け取ったものの認識で考えれば全然貰い過ぎなんて言う感覚にはならないと思うよ」

「受け取ったものの認識、ですか?」

屈辱さんが笑い、問題はないと首を振る。伊奈野は考え過ぎだ、と。

それでもすぐに納得はできないため色々と反論しようとはするが、伊奈野の反論と言うのは部分的な視点でしかないため客観性が足りない。

あくまでも個人的な心情の話でしかないわけだ。

どれだけ伊奈野が価値のないゴミを押し付けた認識なのだとしても、

「マターちゃんにとってみれば、受け取った結晶の価値はご主人様が受け取ったものの10倍以上の認識だと思うよ?」

「10倍以上?でも、いくら配下を増やせたとは言ってもあんな鎧を作れるスキルとかボスドロップとか程の価値ではないと思うんですけど」

「いやいやいや。そんなことないよ。アレ、結構強かったんだからね?実際今回ご主人様に渡されたアイテムって、全部あれが倒したボスのドロップ品なんだから」

「……………うぇ?」

伊奈野の口から変な声が出てくる。

だが、そんなことを気にしてはいられない。気にしている余裕がないほど、聞き捨てならない言葉が聞こえたのだ。

「全部、あれが倒したんですか?こんなドロップアイテムたくさんあるのに?」

「そうそう。しかも、それだけがすべてじゃなかったみたいで、被ったり余ったりしたのを研究に使うなりうるなり好きにして良いって言って僕にもくれたし。僕にアイテムをくれたのは、あとで結晶の研究をするとかいう話をしてたからだと思うけど」

「え、えぇ?……………こんなにあの短時間で倒せるものなんですか?」

「普通は難しいと思うよ?でも、それができるくらい強かったからこそご主人様へのお礼もそれだけ多かったってことでしょ。中身にそこまでこだわったっていうわけではないみたいだけど」

アイテムは伊奈野の渡した結晶から作った配下だけで集めた。それだけでも驚きだというのに、さらに屈辱さんに渡すほどの余りが出たというのだ。

信じられないというのは素直な感想である。

だが実際それは事実であり、そうであるからこそ伊奈野達の受け取ったものに対する認識が違うというのも納得できる話なのである。

「ここでご主人様が差を埋めようと思って何かあげたら、今度はまた向こうにとってみれば余計に差が生まれてより大きなお返しをしないみたいになっちゃうんだよ?ここで納得しておくのがお互いのためにも1番なんじゃない?」

「そう、ですね……………」

こうして伊奈野は落ち着くことになった。

屈辱さんの説得が成功したわけである。

「……………自分で自分をキルしてマターちゃんの配下を増やすのに協力しようと思ったんですけど、それはやりすぎでしたか」

「うん、それはやっぱりやめた方が……………って、何考えてんの!?絶対ダメだよそんなの!?ビックリにもほどがあるって!衝撃も大きいしあげるものも多すぎだよ!たとえこの後さらに貰い物をしたとしても絶対それだけはやめておいた方がいいからね!」

「そうですよ師匠!何考えてるんですか!?師匠がアンデッドになんてなったら被害がとてつもないことになるじゃないですか!街が1つ滅んでもおかしくないんですよ!?」

「いや、私のこと何だと思ってるんですか?」

「それは……………師匠、ですね」「ご主人様だね」

伊奈野が絶対やったら色々なバランスが崩れてしまうようなことを言い出して、説得が成功して良かったとほっとする屈辱さんなのであった(もちろん他の面々からも全力で褒めたたえられる)。

なお、そのバランスの崩壊を恐れるのは屈辱さんや魔女さん達だけでなく、伊奈野達の監視兼諸々を担当している誰かさんも、

《スキル『自傷耐性100』を獲得しました》

《『自傷耐性』は固定され、効果解除不可になりました》

などと言う異例の措置を取ることになったくらいである。

アンデッド伊奈野大量発生はどうしても受け入れがたいことなようだ。

そうしてスキルが付与された後に予想されていたのかは分からないが、話題を少しそらそうと考えたらしい屈辱さんにより、

「でも、結構細かく操作してるしご主人様の『氷鎧』のスキルレベル上がってそうだよね」

「ん~?そうでしょうか?まだ獲得したばっかりですしそこまで上がってるとも思えませんけど。まあ一応見てみましょうか」

伊奈野は見ることになる。ログという物を。

そうなれば当然『氷鎧』のスキルレベルが上がることも確認できるのだが、

「え?なんか知らないスキル獲得してるんですけど。しかも、スキルレベル100で獲得してるし」

「え、えぇ?どういうこと?あんまり聞いたことないよ、そんなの」

それ以上に気になるのはやはり、『自傷耐性100』。しかも、スキルの効果を解除できないようになっている。

あまりにも唐突過ぎて理解できるわけがないだろう。自分で自分を傷つけたわけでもないし、しかも獲得時点から100なんて言う数字がセットでついているのだから。

解除までできないとなると、異例過ぎることであるのはよく分かる。

「おそらくこれって神も……………」

「やっぱりそうよね」

「ん?何かありました?」

「「い、いや、何でもないよ(です)」」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset