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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 358

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『ぬおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!おのれ!おのれおのれおのれおのれおのれ!!!!!』

悔しげな様子で同じ言葉ばかりを繰り返している存在。いろいろ考えて計画してるのに毎回誰かさんの影響や運により邪魔されて失敗することで有名な、我らが不憫枠こと邪神ちゃんである(なお邪神に性別の概念はあまり存在していない)。

今日も今日とて作戦が失敗することになってしまったらしい。

そんな邪神の作戦というのはやはり、日本サーバへの攻撃を囮にした伊奈野のダンジョンがあるサーバへの攻撃。

今回は伊奈野関係なくただただ運悪く現地プレイヤーたちとバッティングしてしまったがために外面からは分からなかったが時間を取られてしまったことが大きな影響を受ける要因となっていた。しかもその後で日本サーバの防衛に回っていたプレイヤーたちがほぼ丸ごとそちらに流れてきたため、

「おい!今どれくらいダメージを出せてる!?」

「とりあえずあのミサイルが結構なダメージあるっぽいから、もう半分はけずれてるはずけど!!」

「結構順調なんじゃねぇか!?やれるぞこれ!!」

もう完全に元の計画から乖離してしまっている。

神から対策されているためこれ以上戦力を送り込むこともかなわず、苦しい状況なのは間違いなかった。

ただ、

「いや。あんだけミサイル撃ち込んで半分だけって……………」

「無理だろ。後どんだけミサイル残ってんだ?今までと同じ数まだ残ってんのか?」

「最後は結局俺たちが攻撃して戦わなきゃいけないパターンだろ。まあ、ミサイルの巻き添えになってリスポーンなんて言うのよりは断然マシかもしれないけど」

それだけならまだ問題なかったかもしれない。

流石にダンジョンの攻略は不可能になってしまったかもしれないが、王城だったりダンジョンの中にいる準英雄の配下くらいにであればまだ大きな損害を与えることができたかもしれない。

これは日本サーバ以上にある意味本気を出して攻略したい案件だったため、プレイヤーにどうこうできる程邪神とて手加減はしていないのだ。

英雄さえいなければどうにかできる程度の戦力。

それにより計画に大幅な修正は迫られたものの損害をある程度与えることはできる。そのはずだった。

では、なぜ邪神が頭を抱えて荒れているのかと言えば、当然それはそれ以外にも大きな損害を与えられて修正後の計画すら頓挫してしまうようなことが引き起こされたからであり、

「え?骸様、本当にやるんですか?あれが邪神のところに行ったら大問題ですよ?」

『その時はその時だ。多少の時間稼ぎにはなるはずであるし、もし大失敗したとしても英雄辺りがどうにかしてくれるだろう……………たぶん』

「いや、完全に他人任せじゃないですか!?しかもたぶんって、無責任な!!」

引き起こしたのは、伊奈野のダンジョンにいる骸さんと炎さん。

2人とも邪神の到来は情報収集用に使われている骸さんの配下から知らされており、またプレイヤーたちと争っていることなどもリアルタイムに映像として観察できていた。

そして同時に、炎さんはともかくとして骸さんは邪神の力と言うのを知っているためプレイヤーたちでは邪神を倒しきれないということも理解していた。

もちろんそれでもかなり邪神は弱っており、ダンジョンの中に入ってくれば簡単に倒せてしまうほどである。幾度も改造して作ったこのダンジョンであれば、邪神の分身体(しかも弱ってる)ならちょちょいのちょい(死語)だ。

ただそれでも問題があり、骸さんたちは邪神の目的を正確に理解することができていないためダンジョンに来るのではなく街の破壊を目的としているのではないかと言う予想もできたのだ。

流石にそうなるとまだ溜めていた配下を放出するわけにもいかない骸さんにはどうしようもなく、邪神を好き勝手させるしかなくなってしまう。

ということで、

「本当に大丈夫なんですか?ダンマスが結構強いと言ってましたし相当な化け物かもしれませんよ?……………ダンマスの強さの判断基準がよく分かっていないので逆の可能性も十分にあるんですけど」

『しかし、教会の下に封印されているような存在、しかも聖女や教皇と言う存在がいながらも今まで祓われていなかったような存在であるぞ?使うなら今くらいしか無かろう』

「いやでも、もっと本気で邪神が攻めてきた時とか。邪神が本体で乗り込んできたときとかも対応しなきゃいけないと思います」

『ああ。それならそれでまだ封印されているより凶悪な存在に心当たりがあるから問題ないぞ?』

「まだそういうのあるんですね……………この世界、どうしてそんなに封印されてるヤバいのが多いのやら。全部集めたら邪神も含めて蟲毒とかできそうですね」

封印された存在。封印場所は教会。しかも、ダンジョンマスターから教えられた。

この情報を聞けばもうだいたい見当はつくだろう。

そう、宗教勧誘少女が伊奈野達の改良した魔法陣を使って滅した例の霊である。それを倒した後に出た結晶で配下を作ったマターが無双できてしまったような恐ろしい代物だ。

結晶でそれなのだから本体がどれほどかと言えば、想像に難くないだろう。

そんなものを骸さんが特に市民の被害とかは考えないものの一応邪神の近くで解き放ったため、

『食ッテヤルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!』

「ガアアアァァァァァァ!!!!????????」

一部のプレイヤーを巻き込みつつ、解き放たれた霊は極上の餌へと食らいつく。

非常にエネルギーが詰まったそれは、無限の飢えを感じる霊にとってみればA5ランクの牛が自分から丸焼きになってきてくれたくらいの最高な状況である。

流石に邪神の分身体もそれで倒されるほど弱くはないが、今まで見せてこなかった悲鳴を上げる程度には受けたダメージも大きかったらしい。

化け物に化け物をぶつけるという何ともおそろしい計画はまず第一歩として成功らしい。

こうなってしまえばこの2体の争いが主となり、

「ガアアアアアァァァァァ!!!!!!!」

『食わせろ!!食わせろぉぉぉ!!!!!!」

「え?俺たちもういらなくね?」

「近づくのも無理なんだが?どうやったらあれに関われるんだよ」

「帰っていいか?あとはミサイル適当に撃ってるだけで終わりそうだし」

プレイヤーたちはこのサーバでも自分たちの必要性に疑問を覚えていた。

化け物たちの争いに関われる気がしないし、それ以外に何か対応できるものがあるかと問われるとそんなこともない。

せいぜい街中に散らばっているモンスターたちの対応も必要かもしれないとは思うが、そんなのはこのサーバの現地民だけでもどうにかできる程度の強さしかない。

「イベント、行くかぁ」

「だなぁ」

「それしかないかぁ」

「俺はこのままダンジョン行ってこようかな」

そうしてプレイヤーの戦力はほとんどイベントに回されることになる。

邪神が何か利益を得るということは非常に難しそうであった。

だが、だからこそと言うべきだろうか。

何も得られなかったがために何か1つでも欲しいと思い血眼になって利益を探すようになったからこそ、

『……………ん?何だこの世界は?随分と小さいが、世界として成立している?』

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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