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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 369

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やっと、やっと出せたぜ表紙!!(ポンコツ作者

感想欄で表示方法を教えて下さった優しい読者様誠にありがとうございます(なおみてみんに登録していなかったため教えてもらったこと以前の問題だったりした

……………ちなみに失敗してたりとかしませんよねw?

「……………ん~困った」

伊奈野は悩みが解決することもなくチュートリアルの導きに従い、結局そこでも悩むことになった。

しかし、それはとても当たり前の事。

伊奈野は知らないのだ。

「私って、何ができるんだろ」

自分が何ができるのか。というか、自分の職業がどういった戦い方を想定しており何の武器が職業に適した武器なのか。

単純にできることと言うのなら、色々なことができる。

それこそ封印中のスキルなどもあるが色々と魔法やら近接やらで役立つスキルも持っているし、今ならそれこそ鎖鎌のような特殊にもほどがあるような武器を選択しない限りはほどほどの結果は出せるはずだ。

それこそステータスとスキルの力でごり押しにより2つ目くらいのフィールドまでならノーダメージで簡単に突破できてしまうだろう。

しかし、だからと言って伊奈野は自分がどれくらい強いのかなんて理解していないし、どうすればより強くなれるのかもわからない。

覇者なんていう名前からでは、とてもどんな武器が似合うか分かったものではないのだ。

しいて言うのであれば、

(素手?)

伊奈野は自身の拳へと視線を向ける。

覇者なんていう名前で想像してしまうのは、武器になど頼らず自らの肉体のみで全てを破壊しつくすような存在だ。それに倣うのであればこんなところで武器なんて買う必要はないのかもしれない。

しかしそうは思うものの、

「いや、確かに『龍落とし』は武器使わないけど……………だからって魔法も使いたいしそれ用のものもなしっていうのはなぁ」

『龍落とし』に武器を使わず肉体を使う。それは確かだろう。

だが、魔法陣を使った魔法を使う時には当然肉体を使っていないし、天罰なんて言われる天使を消滅させるような攻撃では魔導銃を使うし、弱い相手の動きを止めたい時は『牽制魔弾』を『繰り返し』する。そして何よりも、伊奈野の持つ最強の攻撃である(?)本の角アタック☆では本を使うのだ。

伊奈野の想像する覇者らしく肉体を使うのなんて、せいぜい『龍落とし』の時くらいなのである。

しかも、『龍落とし』はカウンタータイプのスキルであり、これもまたイメージする覇者からはかけ離れているように感じてしまう。

「もしかして私の普段の攻撃とか使うスキルって、職業からかけ離れてるどころか相性良くない?」

伊奈野は気づく。自分のスキル構成(というより記憶しているスキル)が本来自分には適した物でないという可能性に。

となると今やるべきは、覇者と言う職業のことをよく知るということ。そしてその覇者とスキルや魔法との相性を考える事。

なのだが、

「ん~。面倒。どうせまともにゲームするのなんて今日くらいだしそんなに気にしなくてもいいかな」

現在の伊奈野は気力があまりない状態だ。

気になりはするものの積極的に調べようと思うほどの好奇心が湧いてこない。思考はあっさりと放棄されるのだった。

実際のところ覇者と言う職業はあらゆる攻撃手段に対応しているため武器に縛りなどないのだが、それは今はどうでもいい話である。

大事なのはここで思考を放棄した伊奈野がどういった行動に出るのかということであり、

「……………ん~。よし。決めた。ここで売ってるの全種類1個ずつください」

「……………は?」

伊奈野が選択したのは、とりあえず迷ったら全部買っちゃえという物だった。

『金の瞳』という見たものの本来の価値が分かるスキルで確認して大きく販売価格と本来の値段に開きがあるぼったくり商品がないことは分かっているので(逆に本来もっと高く売れるものが多いことまで確認済み)、全部買ってしまっても問題ないと判断されたのだ。

もちろん、資金の方も支払いは可能。

伊奈野のいつまでも増え続ける資金は今日もまた、というか今もまた増加しておりここで全て買ったとしてもほとんど懐が痛むことはない程度にはなっている。

逆に問題があるのは店で対応をしている方だ。

全種類なんていうことを言われたことなどなかったため、何をどう間違われたのかとかなり困惑している。

高級店で棚の端から端まで全部とかいうようなのとは明らかに違うんだぞと思いつつ、

「あ、あの~。全部とおっしゃいますともしかしたらお使いになれない武器もあるかと思われるのですが~」

「ああ。大丈夫です。それも考慮に入れてあるので」

「そ、そうですか。あ、あと、全部となりますとかなりお値段の方も張ることになるのですが……………」

「大丈夫です。お金はそこそこあるので。一応値札を見た限りは余裕だと思います」

「そ、そうですか。そういうことでしたらとりあえずすべて集めてきますが……………もしご購入が難しそうであればすぐに言っていただいて構いませんので」

「はい。ありがとうございます」

問題ないんだから早くしろよと思う気持ちが全くないかと問われればそんなことはないのだが、店員の対応も当たり前だと思って特に気にした様子も見せずに伊奈野はお願いをする。

ちなみにだが、ここで1番高い装備と言うのは初心者が買えるような金額ではない。それの1000倍くらいは必要だし、それこそ中堅レベルのプレイヤーが使う武器と同等程度の金額がするのだ。

しかもなんとこの店は基本的にチュートリアル中くらいしか侵入及び商品の購入が不可能となっており、余計に高い物を買う人間は少ない。

全くいないと言うわけではなくいわゆる検証班と呼ばれる者達が頑張ってチュートリアル前に資金集めをしたり譲ってもらったりとした結果でどうにか1つずつ購入してきたのだ。

問題があるとすれば、その装備を購入したは良いもののその後無事にチュートリアルを完了させたものは存在せず今チュートリアルを受けているプレイヤー以外でそれらの装備を所持している者がいないということだろう。

「……………とりあえずこれでうちにあるのはすべてですが」

「ああ。ありがとうございます。これお金です」

「あ、ああ。本当に全額一括で払えたんだ」

色々な裏がありそうな事情を知らない伊奈野が待っていると、割とすぐに装備は伊奈野へと渡される。満足げな表情でそれらをアイテムボックスへと確認しながらしまい込み、その店の裏手にある演習場でそれぞれの装備の触り心地や性能を確かめていく。店員もその様子を見学していたのだが、

「ん~。なるほど。かなりの腕前のようですね。武器の振り方は全くと言っていいほどなっていませんが、かなりの身体能力と基礎があるとお見受けしました」

「そ、そうですか?ありがとうございます?」

伊奈野の見せた攻撃の数々に何やら納得した様子である。

だがその納得よりも伊奈野が気になったのはやはり、

(あっ、私って初心者と比べると結構ステータス高いんだ。何となくあり得るとは思ってたけど……………何が原因かなぁ)

自分が気づきたくないものに直面する時が迫ってきているかもしれない、と言うことだった。

伊奈野のチュートリアルはまだまだ終わらない。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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