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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 416

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犬っころが増え、魔王が増え、普段のメンバーの強化に尽力して。

伊奈野の日本サーバでの活動は大きな変化を迎えることとなっていた。もちろん勉強時間は変化しないが、それでも休憩時間での活動や現実での下調べなどいろいろな影響があったことは間違いない。

それこそ現在渡している3人分は伊奈野の受験には全くと言っていいほど関係ない情報だったのだから。普段なら休憩時間だったとしても決して調べることはなかったようなものだ。

では、そうした変化はVRプレイ中に大きな影響を出したと言えるだろうか。

確かに日本サーバでの活動には変化があったが、それはあくまでも日本サーバでの話。伊奈野のいままでのプレイ時間を考えると、主なプレイ環境は日本サーバではすでになくなっているのだ。

伊奈野が主にプレイしているサーバはダンジョンがある方のサーバであり、そこでは特に犬っころも魔王もあらわれてはいなかった。

そのため普段通りに伊奈野達は過ごして、

『本当か!?ダンジョンマスターよ!本当なのか!?本当に魔王を見つけたのか!」

「落ち着いてください骸様!ダンマスの首がありえないくらい激しく振られてますから!取れそうです!一旦その肩を揺らすのをやめましょう?ね!?」

いなかった。

伊奈野は骸さんに両肩をがっしりとつかまれ、激しく揺さぶられている。必死に炎さんがとめようとしている状況で、当の伊奈野は突然の(とはいってもそれなりの秒数は過ぎているが)その頭の揺れに思考が追い付いていない。

今回の事態の発端となるのは、またしても魔王。コスプレ魔王なのである。

何気なく伊奈野が骸さんの前で魔王に会ったなどと口走るどころか言うに事欠いて封印解除に成功してついでに外へと連れだしたなんてことをのたまった結果である。

瑠季の反応も激しかったのだから予想できただろうに、こうなってしまったのは完全に伊奈野の油断のせいだろう。悪いのはすべて伊奈野である。

……………なんていう自業自得な状況ではあるもののこうなった被害以外は特に何か激しく悪いことがあるというわけでもなく、

『……………すまぬなダンジョンマスター。取り乱した。炎も手間をかけさせて悪かった」

「い、いえ。かまいませんけど……………ちょっと待ってください。まだ頭がくらくらします」

「ダンマス、『眩暈』とかの状態異常にでもなってるんじゃないですか?自分は実害がなかったですけど、骸様はさすがに今回のは反省してあげてください」

『う、うむ。すまぬな。魔王と聞いて取り乱した』

炎さんのとりなしにより骸さんは落ち着いた。これにより伊奈野は解放されるものの、まだくらくらするようでへたり込んだ。

やはり骸さんは魔王の事を知っているようである。もちろん、これだけ騒いでおいて魔王を知りませんでしたというのもおかしい話ではあるが。

ただ炎さんの方はあまり詳しくないようで、伊奈野が復活するまでの間にと骸さんへと質問をしていき、

「魔王って、そんなに気になるような存在なんですか?自分は聞いたことなかったですけど」

『ああ。あれは個としての力が最強格に近いからな。代わりにデメリットも大きくはあるが、あれがいるか否かで邪神との戦いも確実に変わってくる』

「へぇ?そこまでですか。でも、なぜわざわざ封印?とかいうのをされてたんですか?」

『封印されていたのは寿命が足りぬからだな。歴代最強と言われたあの魔王に匹敵する魔王がそののちに現れるとも思えなかったがために、次にまた邪神が現れる時までにあれが生き残っている必要があったのだ。しかし女神もケチなものであれには不老不死をやらんかったからその対策のためにも寿命を伸ばしたりとどめたりする必要があったというわけだ。ただ問題は、その肝心の封印場所が分かっていなかったということだったのだが……………』

「それが今回分かった、と?」

『うむ。ダンジョンマスターの話が本当であるならば、だがな』

炎さんもまだすべてが分かったわけではないが、とりあえず大事だと思われる点の1つは分かった。

そしてそれと共に、

「ダンマス、またトンデモない情報持ってきたってことですね」

伊奈野の持ってきたものがただの情報では済まないということが予測できた。

この後どうなっていくのかが非常に気になるところである。

ただその気になるところも結局は伊奈野の持ってきた情報が正しい物であるならばついて来るということであり、その真偽が非常に重要になってくる。

軽はずみな冗談ではないだろうかという疑いの視線が骸さんからも炎さんからも向けられて、

「いや、本当ですよ。嘘言ったって仕方ないじゃないですか」

伊奈野は嘘ではないと軽く首を振る。

それから事のあらましを自分の都合が悪いところは適度に削りつつ伝えていき、

『なるほど。実際市街地の1つに大穴は確認できたため嘘ではないと思うが……………まさかこの街の中にいるとはな。完全に盲点であった』

「なんでそんなあからさまなところに隠れたんでしょうね。街の中にある大きな穴とか疑えと言ってるようなものじゃないですか」

骸さんの配下による偵察が行なわれ、伊奈野の供述する大穴が実在するということは確認された。

プレイヤーもNPCも興味を示しておらずまるでその穴があることが普通だというような雰囲気を出していることが不気味にも感じられる。

「長いことそこにあるから変な物じゃないと思われた、とかでしょうか?」

『さてな。ただ、ここまで無関心だというのであれば探ることもそこまで苦労はせんだろう。もう少し人目が少なくなったところで配下を穴に向かわせてみることとしよう。それでダンジョンマスターの言う隠し通路の発見、欲を言えば封印装置の発見までこぎつけたいところではあるな」

こうして、ダンジョン勢による魔王の大捜索が骸さん主導の下行なわれることとなった。

ちなみにどうしてダンジョン勢という炎さんや伊奈野も含まれるような表現をしたのかというと、

『まさかこんなところで装備が役立つ日が来るとは思わなんだ』

「自分も予想外でしたね。ダンマスのために買った装備がこういう時に役立つとは」

以前伊奈野のために金を払ってプレイヤーたちから買い上げた装備。それらを探索する骸さんの配下に提供することとなったからだ。

意外と特殊効果として落下速度低下などの元から飛行能力などがない存在でも役だてるようなものが付いている物も存在し、選ぶことができる配下が増えたのである。

これは間違いなくダンジョン側の協力があったからこそだというわけなのだ。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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