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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 433

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Q. GW忙しかったら代休がありますか?

A. あるわけがないので働いでください

ということで長い事投稿できず大変申し訳ありませんでしたぁぁ!!!!

ブチギレた悪役令嬢。

彼女の怒りの矛先は、当然逆鱗に触れた妹たちへと向けられていて、

「や、やるって言うなら相手してやるよぉ!!」

「お、おい!や、やめ、」

その怒りの圧に耐え切れなかった妹の1人が悪役令嬢へと手を出した。出してしまった。

慌てて他のものが制止しようとしたが時すでに遅し。

放たれた攻撃は悪役令嬢の持つ扇に武器を阻まれていて、明確に攻撃が行われたというシステム側の判定が出てしまっていた。

こうなってしまえば、もう悪役令嬢はペナルティーなく妹たちに手を出し放題。

「ほらほら。どうしたんですの?高度な策略とやらを見せてくださいまし」

怒りを感じさせる、しかし、怒りに飲まれているわけではない声。

どこか落ち着きすら感じさせるそれと共に、悪役令嬢の持つ扇からはいくつもの不可視の斬撃が繰り出された。

「ぐ、ぐえぇ!」

「さすがに次元斬は避けられるわけがないんだよなぁ……」

「く、くそっ!なんでこっちの罠を的確につぶせるんだよ!」

「これは狙いが完全に読まれてると認めるしかないかもなぁ」

妹たちも色々と図書館用に作っていた戦略や戦術があったためそれを活用して悪役令嬢を追い詰めようとするのだが、その悉くを破壊されていた。

悪役令嬢の攻撃手段なんてあまり種類も多くはなく分かりきっているのだが、それでもただ次元斬を繰り返されるだけで全く近づくことすらできずに追い詰められていく。

まさしく、悪夢と言っても良い状況だった。

「…………さて、それでは1人目ですわね」

「し、しまっ、ぐえぇ!?」

「っ!?もう1人脱落か!」

「マズいぞ。回復役をつぶされた!狙ってやがったな!これじゃあじり貧だ」

悪役令嬢が攻撃を開始してからまだ数秒しか経過していないが、さっそく1人目の犠牲者が現れた。悪役令嬢は人数差を活かされる可能性を考えてまず回復役を削りにいったのだ。的確に周囲と分断し孤立させたところを刈り取る。まさしく職人芸であった。

一応他にも回復ができる者はいるのだが、それでも広範囲を攻撃できる相手を前にして1人回復要員が減ったというのは大きい要素であり、

「ぐぬぅぅぅ!自爆特攻するには回復が追いつかん!」

「くっ!ここまでか」

「2人目、3人目、4人目、5人目…………さて。いつになったら高度な策略を出しますの?この程度でしたら私の友人がブラフ程度で出してきますわよ?」

1人。また1人と妹たちは倒れていく。

もう出し惜しみせずかなり高度な作戦まで使用し始めているのだが、それでも悪役令嬢には攻撃がかすりすらしない。悪役令嬢にとってみればすべての攻撃が単調に思え、たいして引っかかるようなものでもない。

どれも彼女が1年ほど前まで頻繁にゲームで対戦していた相手なら片手間でできただろう程度のものだけなのだ。

「あの方の場合、惜しむべくはそこまで高度な策略を用意しておいて結局最後は運頼みなところなのですが」

興味がないところには全くと言っていいほど無関心で関わろうとしないところなど、いくつか問題点はあるものの割としっかりしているその友人の1番ゲーム内で気になる点。それは、ギャンブラーなところ。

結局高度な策略で追い込んだとしても最終的には命中確率だったりクリティカル発生確率が著しく低い代わりに一撃で相手を倒せるような攻撃をしたりとしてくるのだ。

お陰で悪役令嬢は悪役令嬢で策略にはまるのを前提に友人が求める結果が外れることを祈る運頼みで戦っていた記憶が思い出された。

そんなことを考えられるくらいにはもう悪役令嬢にとってみれば余裕のある状況で、

「いい加減出さないと終わってしまいますわよ?私に手も足も出ず、あっけなく終わってしまうんですのよ?」

「くぅぅ」

「歯がゆいですね。お姉様たちの攻撃が全く当たらないなんて」

「本当にあいつキレてるの?明らかに普段の悪役令嬢以上に冷静なんだけど。いつもより強くない?」

もう妹たちは手も足も出ず心が折れかかっていた。

もしここで悪役令嬢が賢者の事を馬鹿にしたり妹たちから賢者を奪うような発言をしていれば心が折れることはないのだが、冷静にブチギレている悪役令嬢がそんなミスを犯すはずもない。

多少煽りはするが、それでも自分が負ける確率が高まることはほとんどしない。確実に相手の勝ち目と心を折っていく。

そうしていればどんどん妹側の逆転の目はなくなっていき、緊急で真剣に戦術を立てようという気もわかなくなってくるわけで、

「さて。これでチェックメイトですわね」

「あっ、ヤバッ!?」

「うわぁ。最後はまとめてか~」

「なにこの最初から最後まで手のひらの上な感じ!」

「まるで将棋だね」

それぞれある程度本気ではあるが連携に粗が出始めたところを突かれ、残りの妹たちは簡単に一か所に集められてしまった。

その場所に誘導したのは当然まとめて効率よく妹たちを排除するためであり、すでにそこへ悪役令嬢によって斬撃が放たれていた。

吸い込まれるようにして集団を真っ二つにする刃が襲い掛かり、

ドンッ!という突然の大きな音と共にそれはかき消えた。

「いつつ…………ひどい目にあった」

「「「「…………え?誰?」」」」

音の発生源はどこからか飛来してきた人らしき存在。

丁度悪役令嬢の飛ぶ斬撃にぶつかるような形で落ちてきたため攻撃がかき消えたのだ。

落下だけでなく悪役令嬢の攻撃まで当たってしまったというのにまだぴんぴんした様子で余裕が見えた。

「いや、何だこのダメージ量。明らかに落下だけの分じゃないよな。罠でも仕掛けられてたか?」

「あっ、普通に食らってそうですわね」

余裕が見えるだけでしっかりとダメージは入っていたようである。

さて、そんな急に現れた不思議な存在が誰かと言えば、

「何者ですの?急に現れて何がしたいんですの?妹たちのお仲間でして?」

「そんなに一度に聞かれても答えに困るのだが…………とりあえず名乗っておくか。俺は魔王だ。ちょっと遊んでいたら吹き飛ばされてな」

「はぁ。まおう…………魔王!?え?魔王!?」

「ほ、本気で言ってる?」

「これで嘘ってことはないでしょ。ないよね?」

魔王。そう。コスプレ魔王なのである。

元気が有り余っている犬っころの相手役として無しょk、ではなくニーt、でもなく自宅警備い、でもなくたまたま手が空いていたコスプレ魔王が選ばれたのだ。

あまり目立つといけないということで人通りの少ない場所でひっそり(普段犬っころと図書館の地下で暴れまわっているとき基準)と遊んでいたのだが、犬っころが勢い余ってコスプレ魔王を吹き飛ばしてしまったのだ。その結果こうして悪役令嬢たちの目の前に現れたのである。

話題になること間違いなしな魔王が発見され、当然一緒に遊んでいた犬っころにも目を付けられる。

…………かと予想されたが予想外にコスプレ魔王の吹き飛ばされてきた距離が大きかったため犬っころの姿は見えておらず、逆に悪役令嬢たちの視界に入ったのは、

「あっ、あれは!」

「アンデッド!?こんなところになんで!?」

「うへぇ~。やめてほしいんですけど~。アンデッド強いから絶対関わりたくないんだって~」

アンデッドと彼女たちが呼ぶ、モンスターだと思われる存在。

よくフィールドで暴れまわっているところが見かけられ妹たちの中にも被害を受けたものもいるようで、表情を引きつらせるものがチラホラ見かけられた。

わざわざ経験値も手に入らないこんなところでいったい何をしているのかと疑問に思う悪役令嬢は不意に思いつく。

「…………もしかして、そういうことですの?」

点と点がつながった。

今まで求めていたものが分かった気がしたのだ。奇しくもその推理は当たっており、

「あっ、もう図書館行く必要はなくなったのでとりあえず今回の話はなかったことにして良いですわ」

「「「「えっ!?」」」」

「さぁ~。今ここが私の腕の見せ所というやつですわね!」


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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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