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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 475

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8/20(水)に2巻発売予定です!

書店などに入るのはもう少し後になるかとは思いまが、見かけた際などは是非是非お願いします(もちろんオンラインでも購入可能です

以前ほど黒い本に吸い込まれて出される問題にありがたみを感じられなくなってしまった伊奈野。もう、ただ難しい問題を出してもらってそれを解くだけでは満足できない身体になってしまったのである。

それでも普段とかないような問題なら軽い復習や新しい発見はあるかもしれないと少しだけ期待はしつつ問題を待つ伊奈野。

しかし、その期待はいい意味で裏切られることとなった。

「あれ?この問題、なんとなく最近解いてるものに近い気が…………」

このゲームのAIをなめてはいけない。

伊奈野の普段勉強している物を解析して学習し、それらから関連問題を作ることだってできるのだ。ゲーム側もそれくらいの配慮はできるのである。

それはまるで模擬問題や予想問題のようなものとなっており、伊奈野のテンションは爆上がり。

先ほどまでの微妙な反応がうそだったかのようにやる気は爆発して、

「すごい。こんな特徴までとらえてるんだ…………あぁ~。なるほど。確かにここでこの式変形使えるね。積分した後に円だと考えるパターンはありあがちだけど、ちょっとひねってきたんだね。ついでにこっちの式はいったん部分積分した後に置き換えしなきゃいけないんだ」

その手は高速で動き出す。

本番と同じ気持ちでとまではいけないが、伊奈野は自分なりに時間制限まで設けて問題を解き始めるのだ。それはもうものすごい速度で問題は解き進められていくこととなる。

解かれれば解かれるほど新しい問題は出てくるわけだが、伊奈野にとってみればそれは全く悪い事ではない。どちらかと言えば喜ばしい事である。

どこの参考書にも問題集にも塾の教材でも載っていない新しい自分だけの問題に取り組み、伊奈野のテンションは最高潮に達していた。

そんな様子を見ているのは、当然問題を作るAIだけではなく、

「相変わらずとんでもない速度と正確性ですね。データ上で賢者や研究狂いにも同時に解かせてますけど、それよりも圧倒的に能力が高いですよ」

「ああ。しかもこれ、賢者と研究狂い足し合わせた速度よりも高いんじゃないか?本当にこいつ人間なのか?」

運営達もまたその様子を視界の端で収めていた。

さすがにイベント中でありそちらの対処の方が急務なのだが、たまに伊奈野達の様子を見るくらいはできるのだ。

それと共に、AIを使って同じ問題を解かせてみることだってできる。

「賢者や研究狂いも、このプレイヤーに色々と教わって勉強系の能力は大幅に向上したんですけどね。それでもまだまだ追いつけないというのが不思議ですね」

「ああ。あいつらの学習能力はそこそこ高めに設定してたのにな。なんで追いつけないんだ?」

「普段の練習量だけの問題だとも思えませんが…………これが才能ってやつですかね」

最高効率では全くないにしても、そこそこ性能は高めてあるAI。それらを使ったとしても伊奈野には勝てないのだから、とんでもない話なのである。運営達が何とも言えない顔になることも当然であった。

そうして最初は伊奈野のとんでもなさに驚きあきれるだけだったのだが、次第にその口からは、

「あいつ、どんだけ引っ掻き回せば気が済むんだよ。ただでさえあのよく分からん本と邪神の戦いのせいでかなりこっちも混乱してるっていうのに」

「しかも、邪神の使徒が邪神の指示がなかったにもかかわらず勝手に暴れまわり始めましたからね。こっちの対処も考えると賢者の師匠に回すリソースなんてありませんよ」

「全く、もうちょっと落ち着いたときにやってくれないか?」

愚痴が飛び出してくることになった。

誰かさんが暴れまわるそこそこ能力高めな本を邪神にぶつけていってしまったせいで、日本サーバの運営はそこの対応もしなければならなかった。しかも、邪神の使徒がイベント外で暴れ出したためその対応も急務。

伊奈野が邪神の使徒をすべて壊滅させてくれればまだ楽だったのだが、中途半端に残したせいで余計に面倒な状況となってしまっているのだ。

そんな中さらに伊奈野は黒い本に取り込まれてしまったのだから、愚痴りたくなるのも当たり前だろう。

「イベント、明日まであるんだぞ?大丈夫なのか?」

「さぁ?どうでしょう?とりあえず今日は徹夜でしょうけど」

「そうだよなぁ…………明日は何も起きないでくれ。マジで頼む!」

一通り愚痴が出てくると、さらには明日の不安が襲い掛かってきた。

イベントは2日かけて行われるため、すでに混乱しているイベントをもう1日乗り越えなければならないのである。とてもではないが、やっていける気がしなかった。

徹夜で対応に当たったとしても現在起きている問題をすべて処理しきれるかどうかは分からないのだから。

特に、邪神とプレイヤーたちのパワーバランスなど調整が大変なのだ。

ただ、問題があるとすればまだ今日が終わっていないということもある。

もう散々な目に遭ったと運営達は思うこの日だが、それでもこの後さらなる問題が起きないと決まっているわけではないのだ。伊奈野も今のところは封印作業を行なっているためにおとなしくしているが、それが終わればどうなるか分からない。

それに、伊奈野以外にも黒い本が、

(なんで邪神の使徒を殲滅しようと思ったけど、僕が暴走するのを予想してたからなのかな?ご主人様、やっぱり大事なところでは決めるよね)

こんなことを考えていたりもするのだから。

勘違いは事件のもとなのである。

【今しか】鍵付き 邪神の使徒スレPart53【ない】

74:名無しの害悪

もう今しかない

今しかないんだ

75:名無しの害悪

いい加減数が少なくなりすぎた

ソロで動くのにも限界が近いし、そもそも邪神が俺たちに期待していない

失敗するにしろ成功するにしろ、ここが邪神にアピールできる最後のチャンス

76:名無しの害悪

やってやる!やってやるよ!やればいいんだろ!

77:名無しの害悪

もうここで終わりだと思っておいた方が良い

後の事なんて考えずに暴走まで使えるようにしておけ

そうすればまだ未来はあるかもしれない

78:名無しの害悪

まさか俺たちが本当の意味で協力なんてする日が来るとはなぁ

間違いなく、付く陣営を間違えたんだろうけど

79:名無しの害悪

ここでどれだけ成功させられたら俺たちには未来があるんだ?

何人キルすればいい?何を破壊すればいい?俺は一体、何をすればいいんだ?

80:名無しの害悪

邪神の言葉を信じるなら運営もあまり協力的じゃないし、その所為で俺たちも信用されてない

それなら、運営が忙しくて察知できないだろうこのタイミングしかないのか

いや、予想はもしかしたらできているのかもしれないけど

81:名無しの害悪

普通のプレイヤーよりは強いんだ

きっとやれる

これでもう少し数も集まっていたなら、もっと大きなことだってできたかもしれないのに

82:名無しの害悪

俺たちが暴れて、邪神にはどれくらいメリットになることやら

邪神に従って動くよりは何倍もマシなんだろうけどな

邪神はもう俺たちに指示なんて出さないし

83:名無しの害悪

お願いだから賢者の師匠が来るとかやめてほしい

………………………………

97:名無しの害悪

もう無理、か

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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