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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 507

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「ビクトリーですわ~!」

イベント終了に伴い、それはそれは大変ご満悦と言う表情の瑠季を見ることができた。それはもう、かなりイベントは順調に進んだらしい。もちろんすべてが全てうまくいったわけではないようだが、それでも瑠季が満足できる結果だったことは間違いない。

ただそんな瑠季だが、伊奈野と話をするときに少し申し訳なさそうな表情となり、

「お嬢様。少しだけ掴めはしたんですが、『原初の神』なる物に関してはもう少し調べ終わるまで時間がかかりそうですわ。お嬢様がおっしゃっていたように図書館に関連情報はあるようでしたけど、それ以外の場所ではその存在の痕跡や情報が全くなくて」

「アハハッ。気にしなくてもいいよ。別に知ってたら聞きたいっていうだけだったし。時間があれば調べてみるくらいでいいからね?…………でも、そんなに情報がないんだ。私が荒く読んだ限り図書館の本にも詳しいことは書いてなかったから、そんなものなのかな?」

「どうなのでしょう?今回のイベントの件に関わって来ているという話もありましたし、雰囲気だけで終わるとはとても思えないのですが」

伊奈野はあまり重要でないフレーバー的なものでしかないと考えたのだが、瑠季の考えはどうやら違うらしい。

そういわれると伊奈野にも否定できるよ要素はないため、もしかして上位存在さんはそうした存在だったりするのだろうかなんて考え始める。

そしてそれと共に、伊奈野が体験したことからどういう要素として使うためのものなのか考えて、

「そういうことなら、思考加速倍率増加とかに関連してるのかな?」

「へ?何ですの、それ?」

「実装予定の機能らしいよ。まだ未実装で、しかも実装予定日も決まってないから使用できませんってメッセージはきたけど、そういう機能を作ろうとしていることは間違いないみたい」

「ほへぇ?」

首をかしげる瑠季。まだ、あまり事の重大さを分かっていないようだ。

とはいえ、それも仕方のない事だろう。伊奈野があまりにも普通の事のように言い過ぎているのだ。これがどれほど重要で珍しい情報であるかを知らないものの、あまりにも大事な要素を口にするにしては雰囲気がいつも通りで軽すぎる。

ただ、それでも伊奈野としても期待している機能であることは間違いなく、

「きっと、現実世界の1時間が4時間とか5時間に延長されるんだよね?勉強するには絶対必要な機能だと思うんだよね」

「え?…………あっ、そういう機能でしたの!?確かに名前から考えればそうですけど、私そんな機能の実装計画聞いたことないですわよ!?」

「あれ?そうなの?じゃあ、私が間違えて認識してるのかな?」

上位存在さんが勉強時間の確保の手伝いのために使おうとしてその機能の存在を知ったため、てっきりそういう機能かと思っていたのだ。だが、それなりに真剣にゲームをプレイしていて情報を集めているだろう、そして株主としても情報が入ってきやすいだろう瑠季すら知らないとなれば伊奈野の予想は外れているのかもしれないと思えてくる。

よく考えてみればそんな機能が実装されるなんて話になったら瑠季がすぐに伊奈野に告げに来るだろうし、どんどん思い違いなのではないかという気がしてきた。

「そっか。なら、結局どういう機能だったんだろう?」

「さ、さぁ?その機能が実装予定であることが間違いないというのであれば、お嬢様の言うような機能に近いのでしょうけど…………うぅん。よく分かりませんわ。それも私の方で確認してみますの」

伊奈野にも瑠季にも、その機能に関しては分からない部分が多すぎる。双方ともに情報収集をしようと考えるのであった。

と言うことで、伊奈野は早速ゲームにログインすると、

「……あれ?日本サーバが使える?アプデで何か変わったりしたの?」

すんなりとログインしてきたが、日本サーバの混雑がなかったことに今頃になって気がつく。いつもなら時間に関わらず混雑しており伊奈野は入りたくない状況であることが多いのだが、今回は違ったのだ。

なお、伊奈野はその理由をアップデートか何かだと考えたが残念ながらイベント後にアップデートなどは行われていない。

単純に今プレイヤーが少ない理由は、ほとんどのプレイヤーがイベント関連で盛り上がっていたからだ。

特に邪神陣営が本拠地に攻撃を受けたなんて言う話が出てくると皆盛り上がり情報収集に動き出した。さらにイベントでの邪神の言動などにも注目が集まり、皆それを逃さないようにとゲームや掲示板に張り付いたがために睡眠が遅くなって現在プレイしている人数が非常に少なく成っているのだ。

と、そんな事情は知らないにしても日本サーバへと来れたことに伊奈野は驚きを感じつつも、

「おはようございます」

『む。おほよう。本によれば今日はこちらには来ないのではないかと言う話じゃったが』

「そのつもりだったんですけど、たまたま使えそうだったので来ました…………それより、少し聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

『ん?なんじゃ?妾に応えられる範囲の事であれば応えてやるぞ?』

日本サーバに来れたことで、上位存在さんと話ができる。伊奈野が気になっていた思考加速倍率上昇も上位存在さんが行なうことによって知ったものであったため、より詳しく知るためにも上位存在さんから話を聞きたかったのだ。

ということでその詳細を聞いてみれば、

「…………へぇ?やっぱりそういう機能ってことですよね」

『そういう、というのがどういった部分をさしているのかは分からんが、いま語った内容に嘘はないのじゃ』

伊奈野の予想通りの内容が帰ってきた。

さすがにメタい話である実際の脳の働きがどうこうという話ではなかったが、純粋に思考、というより純粋にそれを受けた存在の時間が速くなるということで間違いないらしい。

そうして加速されるということは、おそらく現実でゲーム側がやっている思考の加速を促していることと同じと考えていいだろう。

ただ、そうなるとやはりどうして瑠季が知らなかったのかが気になってくる。

上位存在さんには情報提供に礼を言いつつもさらなる情報収集の必要性を考えて、

「じゃあ、ちょっと今日もまた図書館に行きますね。黒い本を借りて良いですか?」

『うむ。かまわんのじゃ…………というか、妾のモノではなくおぬしの所有物じゃろ?』

1番伊奈野の知っている中で情報を持っていそうな存在達に会いに行くことにした。

ただ、伊奈野も上位存在さんの手を借りることできるようになった黒い本の作る裂け目を使って行くことはしない。いったん上位存在さんに制限を外してもらった後、黒い本を持った状態で転移を行なうことにした。

そちらであればいつも通りの動きであり全く疑われることもなく、

「あっ、師匠!お久しぶりです」

「師匠、先日は大変助かりました」

「おはようございます。私、何かしましたっけ?」

ナチュラルにチート持ち世界転生主人公みたいなことを言いつつ、伊奈野は久しぶりの再会を喜ぶ。

そしてそののちに情報を聞き出して、

「あぁ。原初の神々ですか。私も多少知識はあるのですけど、制限をかけられておりましてお話しすることが難しいんです」

「え?私、そんなもの知らないんだけど。なんで司書は知ってるのよ」

「私も知りませんね。神関連となれば教会にも資料が残されているはずだと思うのですが」

とりあえず、原初の神という存在に関する情報を司書が握っていることだけは分かった。詳しいことは語れないようだが、知っているということが分かっただけでも十分。

それよりも伊奈野としては気になってしまうものがあって、

「あの、なんでそこに本が浮いてるんですか?」

「あぁ。これ、邪神の攻撃をすべて避けきったんですよ。いや~、今でもあの光景は忘れられませんね!!」


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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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