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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 88

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『公女!』

『下処理方法!』

うちのリーダーのラルフ君が一瞬の判断で私に聞いてくれた事を思い出して1年前との違いに、思わず頬が緩んでしまったわ。

そんな私は火の周りにお肉の串の部分をブスブス刺して立てらせ、パタパタうちわで木炭を扇ぎながら炙っているところよ。

この森でムカデと対面した時ラルフ君が私にそう聞いたのは、もちろん命を無駄にしない為。

ふふふ、入学して初めてこのメンバーでグループを組んでからもう1年ね。

学年別訓練や寄付の確保の為に何度も一緒に組むようになって、身分も悪評も高くて扱いづらいはずの私を信用してくれるようになった事を嬉しく感じているの。

「カルティカちゃんてば、石をちゃんと用意してくれてるなんて、気が利くわ」

起こした火の隣に大きめの石が円形に組まれていたのよ。

土魔法で土の中の石を取り出して並べてくれていたのね。

ローレン君はあちらの方からチラリとこちらを窺っているわ。

きっと思っていた以上に早く切れたのね。

1つを全部切ってしまってから持って来たいんじゃないかしら。

頷いておきましょう。

ね、こんな風に先を見越した連携も意思疎通もこの1年で取れるようになったのよ。

鞄からいつもの網を2つ取り出して石の上に置くと、ガタツキもなく水平にフィット。

素敵か。

「ふふふ、本当に若者の成長は目覚ましいものね」

1年前のちょうど今頃を思い出してつい笑ってしまう。

当時のとある3年A組の上級生グループと初めての合同討伐デビューの時。

ラルフ君は誰も信用できなくて自分の好きなタイミングで魔獣に単身突っこんだの。

あの時の上級生リーダーは激怒していたわ。

ローレン君は焦ったのか攻撃を上級生サブリーダーに当てそうになった。

騎士科の鉄拳で殴られたわね。

カルティカちゃんは腰を抜かして泣いて蹲ってしまった。

隣の上級生後衛担当が顔を顰めていたわ。

私の隣の上級生治癒担当は自分達で何とかしろと言うだけでそっぽを向いてしまっていた。

今考えても明るい原っぱのど真ん中で、なかなかのカオスっぷりね。

挙げ句にあの時の上級生の前衛役リーダーに、うちの前衛役の2人は魔獣の盾にされてしまったわ。

お陰でラルフ君は利き手をざっくり切られて出血多量、ローレン君は肋骨骨折で気絶。

その後は更に悲惨よ。

上級生は応援を呼ぶという体で、私達全員を単体危険度Dの一角兎ちゃんが30匹ほど群れて危険度Cになった、そのど真ん中に囮にして置き去りにしちゃったの。

ふふふ、この直後にラルフ君は失血から気絶、カルティカちゃんはショックで気絶、ローレン君は元々気絶していたから、結果的にタイミング良く全員気絶してくれたわ。

見た目だけは可愛らしい一角兎ちゃん達を威圧して隙を作ったら、獣操魔法の出番ね。

可愛らしさマックスレベルの兎ちゃん達を操って1度静止させ、索敵魔法で去って行く上級生達の位置を正確に把握したわ。

群れの半分をピョンピョン移動、もう半分は兎サイズの転移陣を作って彼らの向かう少し先に送りつけたの。

挟み撃ちにしちゃった。

ほら、皆で同じ行動すると連帯感が生まれるって言うじゃない?

兎ちゃんの可愛らしさを上級生達と共有できたのは良い思い出ね。

それに頭の一本角がチャームポイントなつぶらな紅い瞳の白兎ちゃんが、丸尻尾をフリフリ、ピョンピョンと列を成して彼らを追いかけて行ったり、小ぶりな魔法陣の中にピョコンピョコン飛び込んで行くのは可愛かったわ。

遠くから上級生の感激の雄叫びが聞こえたから、よっぽど可愛かったんじゃないかしらね。

ふふふ、やった甲斐があったわ。

その後は怪我をした2人にささっと治癒魔法をかけて、3人の血と汗と泥で汚れた体も綺麗にしたの。

教師がお迎えに来るまで可愛い兎ちゃん達が怪我しないように、上級生達の魔法をしれっと無効化しておいたわ。

彼らの体を巡る魔力の流れに干渉すれば、一時的に無効化できるのよ。

原理は罪人の魔力を封じる魔封じと同じなの。

もちろん兎ちゃん達も彼らを殺さないようにっていう暗示はかけておいてから、皆と一緒にお昼寝よ。

ほら、皆で同じ行動すると連帯感が生まれるって言うじゃない?

ちなみにあの時の上級生達はその後色々問題が明るみになったとかで停学処分、今年はBクラスになったみたいね。

どうやらその後の学年別討伐訓練では体が震えてまともに参加できなくなったのですって。

思うに兎ちゃんが可愛すぎて、魔獣を見る度に禁断症状が出るようになったんじゃないかしら?

いつもご覧いただきありがとうございます。

ブクマ、評価には感謝しかありません。

活動報告でもお知らせしますが、現在お休み中の下の作品もご覧いただいている方がいるようなのでこちらの作品からもお知らせします。

次章の開始ですが、この日曜日か月曜日あたりから投稿を開始していきます。

本編を長らくお待たせしてしまってすみません。

次の登場人物の性格や口調や環境なんかをおさらいしつつ書いているので、時間がかかってしまいました。

本編再開まであと少しお待ち下さいm(_ _)m

【秘密の多い魔力0令嬢の自由ライフ】

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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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