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Nope, It’s Called Item Synthesis! – Chapter 7

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「こちら、薬草類と香草の買取金額金貨120枚です」

「……はい?」

袋の中は、黄金で出来た金貨がギッシリと詰まっていた。

金貨120枚? なんかめっちゃ大金に見えるんですけど、もしかしてこの世界って金貨の価値低いとか?

「ええと、この国の貨幣を見るのは初めてなんですけど、金貨1枚ってどのくらいの価値があるんですか?」

私は平静を保ちながらお姉さんに貨幣の価値を確認する。

「金貨1枚あれば安い宿に一月は泊まる事ができますね。それなりの宿でも半月は泊まれます」

えっと、毎年東京に遠征する友達が泊まるビジネスホテルがご飯無しで一泊5000円前後って言ってたっけ。

と言う事は一ヶ月だと30日×5000円で15万円!?

うおお、金貨ヤバイ……

あ、あれ?と言う事は金貨120枚は……

「せんはっぴゃくまんえんっ!?」

ちょっ!? 薬草を集めただけで1800万円ってマジですか!?

「あの? どうされましたか?」

「ひぇい!? あ、はい、大丈夫です」

うおお、お父さん、お母さん、貴方達の娘は異世界で億万長者になってしまいました……

「あ、あの、金貨以外のお金の価値も教えて貰えますか?」

「金貨以外ですか? そうですね、銀貨100枚で金貨1枚、銅貨100枚で銀貨1枚となります。この辺りの枚数は他国でも同じになりますね。国によって数え方が変わると商人だけでなくお役人様も大変になってしまいますから」

成る程、物価が変わっても計算式は統一してあるわけか。

「それで代金ですが、全額持ち帰りますか? それとも一部だけ受け取り、残りは銀行に預けますか?」

「銀行あるんですか!?」

え!? 嘘!? 異世界にも銀行ってあるの!?

あ、でも歴史の授業でテンプル騎士団が銀行をやってたって話あったっけ。

「ええ、商人ギルドがある国であれば、商人はギルドカードを提示して下さればどこでもお金を降ろす事が出来ます。ただあまり大金ですと町によっては全額降ろす事が出来ません」

まぁ小さな町で億単位のお金とか要求されても出せないよね。

「ただし銀行を利用するには当ギルドに金貨10枚を上納金として支払い、青色商人となってもらう必要があります」

「青色商人ですか?」

何それ? 赤とか黒とか黄色とかピンクの商人もいるの?

「入会金銀貨50枚を支払って商人ギルドに入会した時点で全ての商人は白色商人と言うランクの一番低い商人として登録されます。白色商人はギルドでの売り買いと町での売買申請資格、それに町に入る為の身分を得た事になるのです」

ふむふむ、つまりは無料会員みたいなものなのかな?

「そしてギルドに上納金を納め青色以上の商人となる事でギルド特典の恩恵を受ける事が出来るようになるのです」

成る程VIP会員って事だね。

「青色商人は毎回引き落としの際に手数料がかかりますが銀行の利用許可を、緑色商人は借金の借り入れが、赤色商人は高額商品の優先売買権が得られ、最上級の黄色商人はオークションへの参加権が得られます」

おおー、オークション!

あれでしょ、スーツ来たオジさん達が手をクイッと上げて「一億!」とか言いながら壺とか宝石を落札する、泥棒が主役の番組でよく見るアレだ。

そうかー、この世界にはオークションがあるんだ。ちょっと憧れるな。

「ところで高額商品の優先売買権ってなんですか? お金さえあれば誰でも商売できるんじゃないんですか?」

私はお姉さんの言葉で疑問に思った内容を質問する。

「よりランクの高い商人の方がお金も信用もありますから、売る側にとっても安全なんですよ」

確かに、金持ちに売る方が代金をきっちり支払ってくれそうだもんね。

「それにランクの低い商人がそういった高額な品を手に入れようと無理をした結果、手に入れた商品の売買に失敗して身を滅ぼすケースもあります。これはそうした商人達を保護する意味もあるんです」

あー、ブームに乗って借金してまで店を始めた結果、ブームがあっという間に過ぎて借金だけが残ったって話がネットニュースによく流れたもんねぇ。

ギルドとしても所属する商人が減ったら困るから、地道に稼げって事か。

「分かりました。それじゃあ上納金を支払って青色商人に登録してください。入会金の銀貨50枚と上納金金貨10枚を支払って、残ったお金から金貨1枚と銀貨50枚、銅貨50枚を手元に、余りは預金してください。」

「畏まりました」

流石に1枚15万円の金貨を沢山持つのは怖いからね。

当座の宿代と食事代、それに町で必要な物を買うお金があればいいか。

あとは必要になったら引き落とす感じで。

「お待たせしました。こちら金貨1枚、銀貨50枚、銅貨50枚、そして青色商人である事を証明するギルドカードです」

「おおー」

手渡されたのは、お金の入った三個の布袋と、一枚の青い金属のカードだった。

「こちらのカードがマヤマカコ様の身分を証明してくれるものとなりますので決して無くさないでくださいね。無くした場合は紛失罰金と再交付代金をとられますので」

「は、はい!」

盗まれないようにしっかりしまっておかないと!

私は服の内ポケットにカードをしまい、お金の入った袋は鞄に仕舞う。

「うっ、結構重い……」

しまった、銀貨は10枚でもよかったかな。

まぁいいや、宿屋で多めに泊る事にしよう。

どのみちこの町で情報収集を色々する事になるだろうから。

「終わったかニャ?」

受付を離れると、いつの間にか戻って来たニャットがそこには居た。

「うん、終わったよ。あっ、入町税返すね」

私はさっそくニャットに借りたお金を返す。

ふぅー、ちょっと鞄が軽くなったよ。

「ニャッ、しかと受け取ったニャ」

そう言ってニャットは自分の毛の中に銀貨をしまい込む……っていや待って、いま何をしたの?

「え? お金どこに仕舞ったの?」

毛の中に袋でもあるのかと思ったけど、外からは袋の存在を確認する事は出来ない。

かといってお金が地面に落ちる音もしない。

え? え? どういうトリック?

「ジロジロ見るもんじゃニャいニャ」

ニャットは私の追及をあっさり躱すと、ついてこいと手招きする。

うーん、招き猫。

ギルドを出て暫くニャットについて行くと、魚をくわえた大きな猫の看板が見えてくる。

「ここがニャー達の泊る宿、お魚咥えたニャンコ亭だニャ」

……君、絶対看板で宿を選んだでしょ。

◆商人ギルド◆

「薬草は手に入ったのか?」

私が取引を終えてギルドの奥に戻ってくると、上司が難しい顔をして待ち構えていました。

いつも苦味走った顔をしている上司ですが、現在はいつも以上に機嫌が悪いようです。

それも仕方のない事ですが。

「ええ、全て買取りさせて頂きました」

「そうか。そりゃあ良かった」

よほど安堵したのでしょう。珍しく上司の口元にほんの僅かですが笑みが浮かぶのを見ました。

「時間がかからなかったところを見ると価格の吊り上げも求められなかったようだな」

「はい、それはもう拍子抜けするほど簡単に受け入れてもらえました。ただ、その際に我が国の貨幣の価値と物価を確認されましたが」

「……そりゃまたキツい確認をされたもんだな」

すぐに上司の顔が苦々しくなったのも当然でしょう。

マヤマ=カコさんが私にされた質問は、この街と他の町の物価の差はないだろうなと言う質問に他なりません。

彼女はこの町で取引される薬草の価格が、とりわけ高品質な薬草の価格が高騰していることを気付いていたのです。

「ええ、あの方は我々が急いで高品質な薬草を求めていることも察していて、あえて売ってくれたのでしょうね」

「つまり、想定以上にあいつの怪我の事が周辺の町々に広まっているって事だな」

現状、私達の町は見た目ほどに安全ではありません。

むしろ追い詰められていると言えるでしょう。

何しろ町の周辺の森に魔物が異常に増えた事で、近隣の治安がかつてないほど悪化していたのですから。

おかげで騎士団も自警団もやとわれの冒険者にも負傷者が続出。

治癒魔法使いと錬金術師と薬師を総動員しても負傷者の治療が追いつかない有様なのです。

そうした事情も周辺の領地の事情通達に知られているようです。

「まさかこの町で一番の腕利き冒険者であるイザックさん達が負傷するとは思ってもいませんでしたからね」

そう、この町を拠点にしている一流冒険者パーティ『鋼の翼』のリーダーであるイザックさんが魔物との戦いで重傷を負ってしまったのです。

おかげで彼等にしか倒せない高ランクの魔物に対処できなくなり、魔物の討伐が困難になっていたのです。

「全くだ。よりにもよってアイツのパーティが高ランクの魔物に囲まれて壊滅しかけるとはついてないにもほどがある!」

鋼の翼の実力なら高ランクの魔物が相手でも見劣りする事はありませんが、今回は運が悪すぎました。

高ランクの魔物はめったに群れる事がありませんが、何と偶然複数種類の高ランク魔物と鉢合わせてしまったのです。

いかに高ランクと渡り合えるとはいえ、それはあくまで少数を相手にした場合。

多勢に無勢ではどうにもなりません。

幸い魔物達もお互いを敵だと判断して乱戦となった事が功を奏し、イザックさん達は逃亡に成功しました。

ただ死者こそ出なかったものの、全員が重傷を負い復帰にはかなりの時間がかかる状況となってしまったのです。

そして輪をかけて困ったのが、魔物が増えすぎた事で森が荒らされて薬草が手に入らなくなったことです。

おかげで現状の主な回復手段が、治癒魔法のみと言う事です。

ですがこの町の治癒魔法の使い手は中級までしかいないため、重傷者の治療は困難な状況。

かろうじて旅の商人と錬金術師から薬草やポーションを買えていますがそちらも焼け石に水。

しかも基本薬草は時間が経つにつれ質が悪くなるもの。

旅の間に偶々見つけたような薬草ではどうしても質は悪くなり、高ランクの治療薬を作れず困っていたのです。

ですがそこに救いの手が差し伸べられました。

そう、マヤマ=カコさんが持ち込んだ最高品質の薬草です!

「ともあれ、この薬草があればあいつを治すことが出来る。そうすりゃこの状況も立て直す事が出来るってもんだ! すぐに薬草を運ばせろ!」

「はい!!」

上司の言う通り、イザックさん達が復活すれば、高ランクの魔物は彼等に任せることが出来、他の冒険者達も安心して他の魔物を討伐する事が出来るようになるのですから。

「本当に、良いタイミングで来てくれたものです」

面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださると作者がとても喜びます。

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis! ~I Keep Creating Extraordinary Items From T*ash Piles Using Item Synthesis Ability!~, Renkinjutsu? Iie, Item Gousei Desu! ~Gousei Skill de Gomi no Yama kara Chou Item wo Mugen Rensei!~, 錬金術? いいえ、アイテム合成です!~合成スキルでゴミの山から超アイテムを無限錬成!~
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Kako Mayama is a girl who likes playing fantasy games, especially alchemy-themed games because she likes to craft items in games. One day, she died after saving an animal that was actually the pet of a goddess from another world. The goddess gave Kako a chance to be reincarnated in another world in return for saving her pet. She would also give her the ability of her choice from a list if she accepted her offer. Without hesitation, Kako accepted the offer and chose Alchemy ability from the listー No. To be exact, she wanted the Alchemy ability from the list, but because of some kind of careless mistake, she got Synthesis ability instead. Kako was disappointed at first but then she realized the greatness of her ability. Synthesis ability is kind of similar to Alchemy ability, but they have differences. To make an item using Alchemy, you need to collect the required materials first, but to use Synthesis ability you only need multiple items to be combined together into a higher grade item. When Kako realized the usefulness of her ability, she started to combine cheap items to create high-quality items and achieve a successful life. After a while, she became completely addicted to her game-like ability. She kept creating extraordinary items one after another and making a sensation around the world.

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