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Nope, It’s Called Item Synthesis! – Chapter 14

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メイテナさんとの交渉に成功した私は、翌日ニャットと共に元女騎士ことメイテナさんが拠点としている宿屋へとやって来た。

なおニャットが付いてきた理由は……

「金貨1000枚の大取引に護衛が付いていかニャくてどうするニャ!! っていうか交渉の時点でニャーを連れて行くニャ!!」

と叱られてしまったからだ。

とはいえ、ニャットが付いて来てくれたのは正直心強い。

特に万が一失敗して居たたまれない空気になった時の為に!

「しっかし大きいなぁ」

受付でメイテナさんを呼んでもらっている間、私は宿の中を見回していた。

何というかこの宿屋、大変デカい!

内装も私達が泊まっている宿よりも豪勢!!

やはり上位冒険者はブルジョアなのか!? 一年で金貨700枚近く稼ぐし!

「良く来てくれたカコ」

そんな風に宿を観察していると、階段からメイテナさんが笑顔で出迎えてくれた。

「おはようございますメイテナさん。あっ、こっちは私の護衛のニャットです」

「よろしくだニャ」

「よろしくニャット殿。メイテナと言う」

ニャットとメイテナさんの挨拶が終わると、すぐに私達は彼女の仲間の部屋へと案内された。

「イザック、入るぞ」

そしてノックも無しに部屋へ入ると私達にも入るよう促す。

中に入ると、そこに数人の人の姿があった。

「ようこそ、小さな商人殿」

そう言って最初に声をあげたのは長い金髪の男の人だった。

「おおぅ」

その人は何と言うか、色気が凄かった。

もうめっちゃ美形なのよ。

ただ立っているだけで絵になるというか存在自体が絵画みたいな人だった。

小さな、なんて言われた事が全く気にならないレベルの超美形だ。

「エルフのマーツだ。精霊魔法と弓でパーティの後衛を務めてくれている」

ほわぁ! エルフ! エルフ!? ああっ、確かに耳が尖ってる!! 美形すぎて気づかなかったけど凄い! エルフ耳だ!

「あらあら、話に聞いていたよりも随分と可愛らしい子ね」

そう言って私の前に出てきたのはこれまたおっとりした綺麗なお姉さんだった。

なんというか包容力が高そうな人だ。いろんな意味で。

「司祭のパルフィだ。見た目の割に力が強いから油断しないようにな」

「ちょっとー、何ですかその紹介の仕方はー!」

メイテナさんの紹介にパルフィさんがお怒りの声を上げる。

でも正直分かる。とある部位の攻撃力が凄く高そうなのだ。

そしてこの人も美人なんだけど、正直美形具合に関してはマーツさんが価値観破壊レベルの美形なので感覚が狂って困る。エルフって皆こうなのかな?

「おーい、俺も紹介してくれよ」

すると二人の後ろから男の人の声が聞こえてきた。

その声にマーツさんが横にずれると、奥のベッドに座っていた男の人の姿が見える。

その人はとても精悍な顔つきのお兄さんだった。

マーツさんの様な超絶美形ではないけれど、鍛え上げた肉体とさっぱり短い髪型から健康的な印象を受けるイケメンだ。

そして服からはみ出た腕はまるで鍛え上げられたアスリートの様だ。

ただしそれは左腕のみ。彼の右腕は二の腕の途中から切れてなくなっていたのだ。

ああ、この人がメイテナさんの言っていた仲間なんだね。

「……」

これは、話では分かっていたつもりだけど、実際に見ると痛々しいね。

彼を見るメイテナさんも悲しいものを見る眼差しになっている。

「初めまして、間山香呼です。こっちは私の護衛のニャットです」

「よろしくだニャ」

「よろしくマヤマカコさん。ニャットさん」

「よろしくねマヤマカコちゃん。ニャットちゃん」

「よろしくな嬢ちゃん。ネッコ族の旦那」

マーツさん達が挨拶を返してくれたんだけど、さすがにフルネームで返されると、妙な気分になってしまう。

「えっと、カコで良いですよ。マヤマは苗字なので」

「おやそうだったのかい? 苗字が……」

「ああ、だから護衛が居るのね」

ん? 苗字と護衛は関係なくない?

「それではカコ、例の物を頼む」

挨拶が終わると、メイテナさんが急かすように私に声をかけてくる。

はいはい、慌てなくても薬は逃げたりしませんよ。消費期限はあるけど。

私は落ち着いて魔法の袋からロストポーションを取り出す。

「イザック、これを飲んでくれ」

「これが件のポーションか。見た事ない色のポーションだな」

「これがロストポーション……」

ポーションを受け取ったイザックさん達は半信半疑……いや疑いの眼差し8割って感じかな。

「カコちゃん、本当にこれがロストポーションなの?」

パルフィさんが念を押すように私に尋ねてくる。

「はい、間違いなくロストポーションです」

「だとしたら何故これをもっと高く買ってくれる所に売りにいかないんだい? 貴族や大店なら相場よりも高く買ってくれると思うよ。特に今のこの町ならね」

マーツさんは何故もっと高く売れそうなところに持っていかないのかが気になったみたいだ。

「このポーションは作った後の使用期限が短いんです。だからいざという時の為に保管しておくことはできません。だからすぐに使いたい人が居ないといくら貴重でも取引にならないんですよ」

信用を得る為、私はあえて不都合な事実を告げる。

「それに、メイテナさんから聞いていると思いますが、代金は効果を確認してからで構いません。それが私の信用証明と思っていただけませんか?」

「それは……」

私の言葉に二人が黙る。

そう、成功報酬で良いと言ってしまえば、詐欺なんじゃないかと言う疑いは持ちようがないんだよね。

何せイザックさんの治療が成功すれば薬が効いたかどうか丸わかりだからだ。

「嬢ちゃんの言う通りだ。成功報酬の後払いなら成功に賭けて飲んだ方が良いだろ。ダメなら代金を支払わなきゃいいんだからよ」

「それは確かにそうなんだが……分かった」

イザックさんに止める気が無いと察したマーツさんは、諦めた様に肩を竦める。

「よし、それじゃあ飲むか!」

イザックさんは瓶の蓋を親指一本で外すと、ロストポーションをぐいっとあおった。

「うぐっ! ま、不味ぃなコレ。ハイポ-ションより不味いポーションがあるとは驚きだぜ」

ああ、やっぱ不味いんだね。しかもこの口ぶりだとポーション全般不味いみたいだ。

なるべく怪我をしないようにしよっと。

「イザック。体の調子はどうだ?」

ロストポーションを飲み終えたイザックさんにメイテナさんが効果のほどを確認する。

だけどその見た目に変化は見られなかった。

あ、あれ? 失敗かな?

「ん? いや特に変わった感じは……う、うぐぁぁぁぁっ!?」

その時だった。突然イザックさんが苦しみの声を上げ始めたのだ。

「イザック!?」

次の瞬間、ヒラヒラと揺れていたイザックさんの服の袖がまるで中に芯が入るように盛り上がり始める。

「「「なっ!?」」」

更に袖の中から肉が湧きだし、その先端が細い5つの枝に変形すると手の形を形成してゆく。

次いで肘や手首の関節が膨らみ、指の関節のしわが生まれ先端から爪が生えてきたところでようやくイザックさんの体の変化が終わった。

それはあっというまの出来事だった。

「あ、ああ……」

イザックさんの身に起きた出来事を見たメイテナさんは信じらんないと言わんばかりの様子で口元を抑え、目を潤ませる。

「まさか、本当に……」

「奇跡……です」

マーツさんとパルフィさんも目の前で起きた出来事に呆然としている。

ふっふーん、本物だったでしょう?

「うう、無くした腕がやたらと痛んだと思ったら……うえぇぇぇ!?」

薬の猛反応からようやく我に返ったイザックさんだったけど、再生した自分の腕を見て目を丸くする。

「お、俺の腕が本当に……!?」

「イザック!!」

驚くイザックさんに、感極まったメイテナさんがタックル気味に抱きついた。

「ぐぉっ!!」

うわっ、凄い勢い。これはポーションも用意しておいた方が良いのかな?

「お、おま……」

「よかった! よかった!!」

文句を言おうとしたイザックさんだったけど、涙を流して喜ぶメイテナさんの様子を見て肩を竦める。

「悪い、心配かけたな」

喜び合う二人の姿を見て、私も安心する。

よかったー! ちゃんと効果があったよ! これで失敗してたら目も当てられなかったからね!!

ただ、そんな状況で唯一残った問題は……

「イザック! イザック!!」

「分かってる、分かってるよ」

……私、いつまでこのカップル空間に居ればいいのかな?

「す、すまなかった!」

まるでつい先日見たような光景を私は見ていた。

今度はメイテナさんだけじゃなくイザックさんもセットになって私に謝っている。

「いやー、恥ずかしいところを見せちまったな」

本当だよ。

「すまない、驚いて止めるのが遅くなってしまった」

「お恥ずかしいところをお見せしました」

更にマーツさんとパルフィさんも一緒になって頭を下げてくる。

まさかあのままキスシーンに入って更にそのままお色気シーンに入ろうとするとは思わないじゃない。

慌ててマーツさんとパルフィさんが止めに入ったんだよね。

「本当に助かった。礼を言う」

一通り謝って落ち着いたのか、メイテナさんが改めてお礼の言葉を告げてきた。

「こちらこそ無事に治って何よりです」

「カコさん、疑って申し訳なかった」

「本当にすみませんでした」

同じくマーツさんとパルフィさんも疑っていた事を謝罪してくる。

まぁそれに関しては怒ってないよ。私だって都合よく薬の持ち主が現れたら疑うだろうしね。

「いえいえ、気にしていませんから」

「それで報酬なのだが……」

お、お待ちかねの報酬タイムだね!

「まずはこれが私が用意した金貨250枚だ。それと……イザック、マーツ、パルフィ」

メイテナさんが振り返って声をかけると三人も頷く。

「ああ、薬は本物だったからな。金はちゃんと払うぜ。ただ、手持ちが少なくてな。すぐに支払えるのは金貨100枚なんだ」

手持ちが少なくても金貨100枚は出せるんだ。やっぱ凄いな上位冒険者。

「それはお前が貰った先から派手に使ってしまうからだろうが。もっと酒やいかがわしい店に行くのを控えろ!」

おっと、予想以上に散財家のようですよ。

でもそれだけ使っても金貨100枚は残るんだからやっぱり上位冒険者は凄いなぁ。

「いやいや、ちゃんと装備にも使ってるって。それに最近はお前がいるからああいう店には行ってねぇよ!」

「そ、そうなのか……?」

はいはーい、そこで隙あらばイチャつかないでくださーい。

「僕もお金を出すよ。疑ってしまったお詫びに金貨250枚を出すよ」

「私からも金貨250枚を出しますね」

「悪いなお前達」

「気にする必要はないよ。あとで返してもらうからね」

「なにぃ!?」

「はははっ、冗談さ」

驚くイザックさんに冗談だと返してからかうマーツさん。

意外とお茶目だなこのエルフ。

「これで金貨850枚。足りない分の金貨150枚は約束通り後日支払う」

「なぁに、たった金貨150枚だ。すぐに用意できるさ!」

おお、イザックさんの自信が凄い。

それにしても凄いなぁ。金貨数百枚がたった5人の間で動きまくってるよ。

金貨一枚で宿屋に一か月泊まれるんだよ? この世界が12ヶ月で1年かはわかんないけど、地球換算で仮定して一年で金貨12枚。

ここまでで用意できた金貨850枚だと71年は宿屋で生活できるよ!!

それはもう宿ではなくお手伝いさん付きの家と言っても良いのではないでしょうか?

改めて金額換算すると上位冒険者の収入凄いなぁ。

危険な仕事だから生涯働き続けるのは無理としてもスポーツ選手みたいに若いうちに生涯年収稼いで残りの人生は悠々自適って感じなんだろうね。

「それとカコ、これを受け取ってくれ」

そう言ってメイテナさんは腰に付けていた短剣を鞘ごと私に差し出してきた。

「この短剣をですか? うわっ、凄く軽い!?」

受け取った短剣は見た目の割に驚くほど軽かった。

それこそ鍛えた事のない私でも簡単に振り回せそうなほどに。

「特別な能力は無いが、軽量化の魔法がかかっているから子供でも使う事が出来る」

「こどっ!?」

またしても子供扱いかー!

「これを担保として受け取ってくれ。だが残りの代金を支払った後でも返す必要はない」

「えっ!? 良いんですか?」

「ああ。好きに使ってくれ。それとこの短剣はただ武器として渡したわけではない」

「それはどういう意味ですか?」

短剣なのに武器として渡しただけじゃない? じゃあ何の為に?

「これは証だ。困った事があったらこの短剣を見せると良い」

「これをですか?」

あれかな、この女騎士さんが所属していた騎士団とかに身分の保証してもらえるとかそんな感じかな?

確かに短剣の真ん中には何か紋章みたいなものがついている。

これを見せればいいのかな?

「おい、良いのか? そいつは……」

「構わん。最初からコレに頼るつもりなどなかったからな。それより私達の恩人の役に立った方が良いだろう」

「……まぁお前がそういうなら俺は止めねぇよ」

騎士団を辞めた以上、自分は元の職場に頼るつもりはないって決意なのかな?

「本当に感謝する。君に困ったことがあったのなら必ず協力すると約束しよう。何かあったら冒険者ギルドで鋼の翼を呼んでくれ」

その後マーツさん達が冒険者ギルドに預けていたお金をおろしてきたので、私はそれを受け取って宿を去った。

なお残りのお金はいつ受け取れるか分からないので、商人ギルドの私の口座に振り込んでもらう約束をしてある。

「いやー使いどころに困った品が役に立って良かったよ」

あの人達にはポーションの出所を内緒にするって約束してもらったし、十分な報酬が貰えたから良い取引だったよね。

「次からはもっと考えて行動するニャ」

「ゴメンゴメン。つい作っちゃったんだよね」

でもお蔭で相当な大金が手に入った。

しかも魔法の短剣のおまけつきで。

軽量化の魔法がかかってるって言ってたし、多分買おうと思ってもなかなか売ってないシロモノなんじゃないかな?

そう考えるとかなりのお宝だよ。

「あっ、そうだ! この剣を合成すれば凄い切れ味の剣が出来るかも!」

おおっ、それなら何でも切れる斬鉄な剣とか出来ちゃうんじゃない!?

軽くて切れ味抜群の剣、これはかなり凄いのが出来ると思うよ!

「よーし、後で武器屋に行ってみよう!」

「だからもっと考えて行動しろって言ったばかりニャー!!」

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Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis! ~I Keep Creating Extraordinary Items From T*ash Piles Using Item Synthesis Ability!~, Renkinjutsu? Iie, Item Gousei Desu! ~Gousei Skill de Gomi no Yama kara Chou Item wo Mugen Rensei!~, 錬金術? いいえ、アイテム合成です!~合成スキルでゴミの山から超アイテムを無限錬成!~
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Kako Mayama is a girl who likes playing fantasy games, especially alchemy-themed games because she likes to craft items in games. One day, she died after saving an animal that was actually the pet of a goddess from another world. The goddess gave Kako a chance to be reincarnated in another world in return for saving her pet. She would also give her the ability of her choice from a list if she accepted her offer. Without hesitation, Kako accepted the offer and chose Alchemy ability from the listー No. To be exact, she wanted the Alchemy ability from the list, but because of some kind of careless mistake, she got Synthesis ability instead. Kako was disappointed at first but then she realized the greatness of her ability. Synthesis ability is kind of similar to Alchemy ability, but they have differences. To make an item using Alchemy, you need to collect the required materials first, but to use Synthesis ability you only need multiple items to be combined together into a higher grade item. When Kako realized the usefulness of her ability, she started to combine cheap items to create high-quality items and achieve a successful life. After a while, she became completely addicted to her game-like ability. She kept creating extraordinary items one after another and making a sensation around the world.

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