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Nope, It’s Called Item Synthesis! – Chapter 79

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ご報告でーす!

商人勇者は異世界を牛耳るコミック7巻と二度転生9巻が発売となりましたー!

お蔭様でスタートダッシュは好調の様です!

皆さん応援ありがとうございます!

「まもなく研究所のある島に到着します」

雑談をしながらまったりしていると、船長さんがレイカッツさんへ報告にやってきた。

既に島の姿は見えていて、海岸沿いに白い建物が見えてくる。

「あれが研究所かな……?」

研究所は海辺に建っていて、建物の端っこから排水を流す為らしき穴が空いている。

けれど今はその穴からは何も流れてはいなかった。

ちゃんとロストポーションの研究を中断してくれていたってことなのかな?

「皆様、ようこそいらっしゃいました。私は研究所の副所長を務めさせていただいておりますベルセイと申します」

船を降りると、恰幅の良い白髭を蓄え装飾がたっぷり付いた白衣のお爺さんが私達を出迎えてくれた。

この人がロベルト様の次に偉い副所長かー。正直この人の方が所長っぽいな。

「ここまでの船旅でお疲れだったことでしょう。まずは温かい飲み物でも……」

「早速だが視察を行わせてもらう」

けれどベルセイさんの申し出をレイカッツ様がピシャリと遮る。

「……かしこまりました。それでは所内をご案内いたします」

ちょっぴり残念そうにしつつも、ベルセイさんは私達を研究所に案内する。

ちなみにロアンさんは風呂桶に入った状態で船員さん達が運んでいる。

どうも運びやすいように取っ手が付いているみたいだけど、これなら車輪を付けた方が良くない?

「船着き場と研究所がすぐとなりにあるんですね」

普通船着き場って町の端っこにあるイメージだから、目的地がこんなに近いと変な気分だ。

「ほっほっほっ、この島にはこの研究所と寝泊りをする為の宿泊施設くらいしかありませんからね。それに物資の積み込みをするならすぐ傍の方が良いですから」

ああ成る程、確かにその方が楽だよね。スーパーの駐車場に車を停める時だって、なるべくお店に近い位置に停めたいもんね。

「研究所は主に二つの施設に分かれております。片方は一般的なポーションを量産する施設で、もう片方が新薬の研究施設になっております」

「新薬の研究施設を案内してくれ」

余計な物には興味がないとレイカッツ様は研究施設に案内するように指示する。

「こちらが新薬の開発施設です」

研究施設に入って思ったのは、皆普通の格好してるなぁ、だった。

地球の製薬会社だと全員が白衣に髪の毛が落ちない様に帽子をかぶって白手袋をしていたけど、ここでは皆バラバラの衣装を着ているんだもん。

一応汚れてもいいようにか、厚手のコート風の服が多いけど、バラバラの格好だから衛生的って感じはしないなぁ。

作るのが薬じゃなくてポーションだから衛生に対する感覚が違うのかな?

まぁファンタジー世界だしね。私の知らない消毒方法とかあるのかもしれない。

「ロストポーションの研究は中断されているのか?」

レイカッツ様がまず質問したのは研究の中断についてだった。

そうだよね。人魚達もそれを疑っていたんだから。

「それはもう。連絡があり次第即座に研究を停止しました」

「一通り視察させてもらう」

私達はベルセイさんに案内されて研究施設の中を歩いてゆく。

「アレは何を研究しているんだ?」

「アレはより簡単に安い素材で市販のポーションと同じ効果が出せないかの研究ですね」

へぇ、ジェネリック薬みたいなものなのかな?

本当にそんな研究をしているのか気になった私は、こっそり研究中の薬に鑑定をかける。

だって口ではそう言っておきながら、私達が製薬について良く分からないのを良いことに堂々と研究している可能性もあるからね。

『ポーション(失敗作):必要な素材が足りないポーションの失敗作。自然治癒力を高める程度の効果はある。ちょっとほろ苦い』

おっと、本当にジェネリックポーションの研究してたっぽい。

でも材料が足りなくて失敗してるみたいだね。

「あれは?」

「アレは同ランクのポーションの品質実験です。作り方や素材の質、量を調整する事でどこから品質が変化するのかの研究をしております」

遅れないように皆に付いていきながらこちらもこっそり鑑定してみる。

『やや高品質なポーション:通常のポーションよりも回復量が高い。普通のポーションよりも苦い』

『やや低品質なポーション:通常のポーションよりも回復量が低い。やや苦い』

成程、こっちも本当に品質の研究みたいだね。そしてポーションは品質が良い程苦いみたいだ。

うむむ、品質を取るか味を取るか、悩みどころだね。

そうして一通り研究所を見て回ったところ、怪しげな研究をしている人達は居なかった。

確かに怪しい研究をしている人はいなかった。居なかったんだけど……

「と、このようになっております。何かご質問はございますか?」

私は手を上げてベルセイさんに疑問を口にする。

「ところで、海の浄化を研究している人達は居ないんですか?」

そう、ここまで海の浄化を研究している人達が居なかったのだ。

皆も同じことを思っていたらしく、うんうんと頷いている。

「海を汚染していたロストポーションの失敗作を海に垂れ流していた所為でこの辺りの海が大変なことになっているのは皆さんもご存じだと思います。既に南都の市場では汚染された魚が大量に出回っていて、多くの人が具合を悪くしています。それをなんとかする為の研究をしている筈なのに海の浄化に関する研究をしている人が居ません」

「そ、それは……」

私の質問にベルセイさんが動揺を見せる。

「何があった、言え」

レイカッツ様の鋭い詰問にベルセイさんは肩を落とすと、驚きの事実を口にした。

「じ、実はロストポーションの研究を行っていた者達が居なくなってしまったのです」

「「「居なくなった!?」」」

はぁっ!? それって大事じゃん!?

「どういうことだ!? 何故それを報告しなかった!?」

「い、いえ、既にロベルト所長に報告はしております。ただ……」

「ただ何だ!」

「ロストポーションの研究資料も綺麗さっぱり無くなってしまっていまして……正直どこから手を付けたものやらでして……」

「「「「なんだってー!?」」」」

研究者どころか、研究資料まで綺麗さっぱり無くなっていたという衝撃的な答えが返って来た。

「そうした事情もあって、王都でロストポーションの研究をしていたロベルト所長が所有している資料の提供をお願いしている状況なのです」

「待ってほしい、我々が提供した解毒ポーションはどうなったのだ? あれを研究すればより効率的に海の浄化が行えるのではないか?」

と、そこで今まで静観していたメイテナお義姉様が会話に加わる。

「そ、それなのですが、気が付いたら解毒ポーションの在庫も全て消えてしまっていたのです。恐らくは姿を消した研究者達が全て持っていったのだと」

「何故報告しなかった!?」

予想外の状況にレイカッツ様が怒鳴り声をあげる。

「こ、この島は情報が外に漏れぬように船が常駐していないのです。ですから外から食料の補給に来る船がやってくるまでは問題があっても連絡が出来ないのです!」

「伝書魔鳥などの通信手段くらいあるだろう」

「確かに緊急時用の伝書魔鳥はあります。そしてそちらも数日前に飛ばしてあります」

けれどロベルト様からの連絡は未だ来ていないとベルセイさんは肩を落とす。

「途中で落とされたという事か」

「これは不味いな。すぐに解毒ポーションの補充をしなければ」

予想外の状況にレイカッツ様が焦ったように船に戻るよう皆に指示を出す。

「レイカッツ殿、さすがにこれは我々としても見過ごせぬぞ。このような状況を招いたのは貴殿ら人族の怠慢なのではないか?」

そしてじっと黙って視察を見守っていたロアンさんも、流石にこれ以上は黙っていられなくなったようで、レイカッツ様に厳しい言葉を投げる。

正直グダグダにも程があるからね。

「反論の余地もない。私の権限ですぐに研究を再開させる」

「すぐに屋敷に戻る。研究所の者達は解毒ポーションが届き次第全ての業務を中断して海の浄化に務めよ!」

「畏まりました」

そして私達は行きとは正反対に慌ただしく船へと戻って行く。

「あの、マーツさん。ちょっとお願いがあるんですが」

「うん、なんだい?」

でもその前にちょっと一仕事。

船を降りたレイカッツ様は、挨拶もそこそこにすぐに公爵家へ帰っていった。

空も暗くなってきた事もあって、私達も宿に戻って来た。

今日は一日中船に乗っていたからね。

「カコちゃん、はい頼まれたもの」

そして部屋へ戻る途中、こっそりマーツさんが私に小さな小瓶を手渡してくれた。

「ありがとうございます」

「カコ、さっきの瓶は何だったニャ?」

部屋に入ると、ニャットが小瓶の事を聞いてくる。

どうやらこっそり受け渡しをしていたのを見られていたみたいだね。

「マーツさんに頼んで汲んで貰った研究所周辺の海水だよ」

そう、私はマーツさんに頼んで海水を汲んで貰っていたのだ。

でも普通に海水を汲みに行ったら目立つし、うっかり汚染されているかもしれない海に落ちるのも危険だからね。

だからマーツさんの精霊魔法で海水を操って瓶に入れて貰ったのだ。

「海水? それをどうするのニャ?」

「うん、南都周辺の海は汚染水で汚染されているのはニャットも知ってるよね?」

「ニャ、その所為で魚が自由に食えニャいのニャ!」

ニャットはプンプンとお魚を食べれない怒りをあらわにする。

「でも研究所周辺は汚染水の排出が止まって少しずつ汚染が減っていると思うんだよ」

「まぁ出るものが出ニャくなれば薄まるのは道理だからニャ」

「でも未だに研究所から離れた場所で暮らす人魚達から、海の汚染が無くならないと言われているのなら……まずはこっちから鑑定」

私はまず港で汲んでおいた海水をコップに汲んだ飲み水と合成して鑑定する。

『真水交じりの海水:ややしょっぱい、飲むと喉が渇く』

次いでマーツさんに汲んで貰った海水を鑑定する。

『やや高濃度の汚染海水:ロストポーションの失敗作と混ざった海水。高濃度の汚染をされており直接触れるのは危険。飲むと体調を著しく悪くする』

「やっぱり! 汚染水の濃度が濃い! あの研究所、全然研究を中断してないよ!」

予想通りだよ。研究員が逃げ出してあんなに平然としてておかしいと思ったんだ!

「とニャると研究者が逃げ出したというのも嘘っぽいニャ」

「それどころか公爵家がどこまで本気で海の浄化をするつもりなのかも怪しい所だよ。メイテナお義姉様達に相談しないと」

うーん、これは不味い事になって来たね。

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis! ~I Keep Creating Extraordinary Items From T*ash Piles Using Item Synthesis Ability!~, Renkinjutsu? Iie, Item Gousei Desu! ~Gousei Skill de Gomi no Yama kara Chou Item wo Mugen Rensei!~, 錬金術? いいえ、アイテム合成です!~合成スキルでゴミの山から超アイテムを無限錬成!~
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Kako Mayama is a girl who likes playing fantasy games, especially alchemy-themed games because she likes to craft items in games. One day, she died after saving an animal that was actually the pet of a goddess from another world. The goddess gave Kako a chance to be reincarnated in another world in return for saving her pet. She would also give her the ability of her choice from a list if she accepted her offer. Without hesitation, Kako accepted the offer and chose Alchemy ability from the listー No. To be exact, she wanted the Alchemy ability from the list, but because of some kind of careless mistake, she got Synthesis ability instead. Kako was disappointed at first but then she realized the greatness of her ability. Synthesis ability is kind of similar to Alchemy ability, but they have differences. To make an item using Alchemy, you need to collect the required materials first, but to use Synthesis ability you only need multiple items to be combined together into a higher grade item. When Kako realized the usefulness of her ability, she started to combine cheap items to create high-quality items and achieve a successful life. After a while, she became completely addicted to her game-like ability. She kept creating extraordinary items one after another and making a sensation around the world.

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