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Nope, It’s Called Item Synthesis! – Chapter 170

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「これ……廃墟?」

ミズダ子に案内されてやってきたのは朽ちた廃墟だった。

「こんな森の中に廃墟があるなんて……」

しかも見た感じこの廃墟は石作りのようで、これまで見てきたネッコ族やイッヌ族達獣人族達の建物とも作りが違う。

なんていうか和風建築の中に一軒だけ西洋建築があるような違和感。

「それに家って感じじゃないよね」

廃墟には広いホールの様な空間があり、人の住む家というよりは何かの施設といった感じがする。

「神殿とかかな?」

私達はここが安全な場所か確認する為、廃墟内を探索する。

「あそこに何かあるのニャ!」

「あ、ちょっと!」

駆け出した子猫達を追いかけていくと、何やら装飾の施された台のようなものを発見する。

何かを飾る祭壇……かな?

他の建物がボロボロなのに対し、この祭壇だけ比較的状態が良い感じがする。

「んー、何か感じるわねコレ」

「何かって?」

ミズダ子もこの祭壇が気になったらしく、祭壇の周りをクルクルと回って色んな角度から眺める。

「ニャー達も回るのニャー!」

その行動に釣られたのか、子猫達も一緒になって祭壇の周囲をグルグルと回りだす。

「お供えするのニャー!」

「宴をするときは神様に捧げるお肉をお供えするのニャー!」

いや宴じゃないから。

「捧げるのニャ―!!」

もうすっかり子猫達は宴気分らしく、私に何か捧げろと強請ってくる。

「はいはい、それじゃあ果物でも捧げますか」

私は砂漠の国で仕入れた水球果を取り出し、それを祭壇の上に置く。

「あっ、美味しそー!」

こらこら、これはミズダ子のご飯じゃな……

ピカーッッッ!!

「って何ごとーっ!?」

祭壇に水球果を置いたら、突然祭壇が輝きだしたのである。

そして祭壇から光が消えると、その上に乗っていた水球果は姿を消していた。

「え!? 何々!? 何が起きたの!?」

まさか本当に神様のお供えになったの!?

それと同時に、廃墟の外が騒がしくなる。

「魔物が来たのニャ!」

ええ!? もう!?

休憩の為に来たのにこれじゃ碌に休めてないよ!

「とにかく逃げなきゃ! みんな集まって!」

廃墟の外に出た私は、皆を集めてまたミズダ子に運んでもらおうとする。

「んー、大丈夫っぽいわよ」

「え?」

けれどミズダ子は逃げる必要はないと言い放つ。

「グルォォォン!」

時を同じくしてやって来る魔物達。

「いけない! 皆廃墟の中に避難して!」

「「「ニャー!」」」

慌てて廃墟の中に避難するネッコ族達と迫ってくる魔物達。

やっぱこの状況で大丈夫ってのは流石に無理があるよ!

「ガオォォフギャン!?」

その時だった。突然ネッコ族達を襲おうと飛び掛かって来た魔物が、まるで壁にぶつかったかのように空中で急停止すると、そのままズルズルと地面に落ちていったのである。

まるでガラス窓に気付かずにぶつかる小動物のように。

そして同じように迫って来た魔物達も、やはり何かの壁にさえぎられるかのように途中で歩みを止められる。

「これって……?」

「やっぱり結界が張られてるわねー」

「結界?」

それって漫画でよくあるバリアーみたいなヤツ?

「多分さっきの祭壇が原因ね」

「あの祭壇が?」

一体どういう事!?

「仕組みはよくわからないけど、あの祭壇に力のある物を捧げると周辺に結界を張ってくれるみたいね」

「あっ」

そこで私は思い出す。子猫達にねだられて祭壇の上に置いた水球果が光って消えた事を。

「って事はあの祭壇に定期的にお供えをすれば、魔物から身を守る結界を張り続ける事が出来るって事?」

いやそれってめっちゃ凄くない!? 魔物の群れに追われてるこの状況にぴったりじゃん!

それが不思議な結界を張ってくれる祭壇のお陰とか、それこそ天の助けだよ!

「よかった! それなら魔物から逃げずに済むね!」

はー、これで一安心だよ。

まさか森の中にこんな便利な場所があるなんて思っていなかったよ。

「だよね、こんな魔物が多い場所で暮らすなら、身を守る為の安全な場所は必要だよね」

うん、きっとここに廃墟を建てた人達もこの祭壇のお陰で安全に暮らしていたんだろうね。

「……ん? それじゃあ何で廃墟になっちゃってるんだろ?」

魔物に襲われる心配がないならここから出ていく必要なんてないはずなのに……

「ニャー、魔物が逃げてくのニャ!」

子猫達の言葉に思考から戻ると、私達を襲おうと結界に挑んでいた魔物達が諦めて帰っていく光景が見えた。

「まぁ、理由は分かんないけど助かったからいっか」

うん、そういう難しい事を考えるのは学者さんとかに任せよう。

きっと何か理由があったんだろう。

「凄いのニャ! 巫女様が魔物を追い払ってくれたのニャ!」

「え?」

いや待て何でそうなるの!?

「ニャんと! 美味い肉を振舞ってくれるだけでなく魔物まで追い払ってくれたのニャ!?」

「そうニャ! 肉神の巫女様が神様に祈りを捧げたらお供えが消えて魔物を追い払ってくれたのニャ!」

いや確かにあの光景を見たらそう思うかもしれないけど完全に偶然なんだってば!

「凄いのニャ! ありがとうございますニャ巫女様!」

「いやいや、ホント偶然ですから! たまたまこの廃墟にあった祭壇の力のお陰ですから!」

「ニャる程! 巫女様はニャー達を守る為にここまで連れてきてくれたのニャ!」

「違うよ!?」

「流石巫女様! 肉と守護を司る御使いニャ!」

肉の一文字の圧が強すぎない!?

「肉神の巫女様バンザイニャー!」

「肉巫女様バンザイニャー!」

「にーく、にーく、にーく!!」

もう原型留めてないよソレ!?

「「「にーくにーく!!……安心したらお腹空いたニャ。お肉食べたいニャ」」」

自由かこの猫達!!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis! ~I Keep Creating Extraordinary Items From T*ash Piles Using Item Synthesis Ability!~, Renkinjutsu? Iie, Item Gousei Desu! ~Gousei Skill de Gomi no Yama kara Chou Item wo Mugen Rensei!~, 錬金術? いいえ、アイテム合成です!~合成スキルでゴミの山から超アイテムを無限錬成!~
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Kako Mayama is a girl who likes playing fantasy games, especially alchemy-themed games because she likes to craft items in games. One day, she died after saving an animal that was actually the pet of a goddess from another world. The goddess gave Kako a chance to be reincarnated in another world in return for saving her pet. She would also give her the ability of her choice from a list if she accepted her offer. Without hesitation, Kako accepted the offer and chose Alchemy ability from the listー No. To be exact, she wanted the Alchemy ability from the list, but because of some kind of careless mistake, she got Synthesis ability instead. Kako was disappointed at first but then she realized the greatness of her ability. Synthesis ability is kind of similar to Alchemy ability, but they have differences. To make an item using Alchemy, you need to collect the required materials first, but to use Synthesis ability you only need multiple items to be combined together into a higher grade item. When Kako realized the usefulness of her ability, she started to combine cheap items to create high-quality items and achieve a successful life. After a while, she became completely addicted to her game-like ability. She kept creating extraordinary items one after another and making a sensation around the world.

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