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A Former Elite’s Fresh Start in the Backcountry – Chapter 124

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アデーレと話をしていると、軍の詰所にやってきた。

「ここだな」

「へー……王都やウチの実家と比べると小さいですね」

「この町の軍は主に町の警備が仕事らしいから一ヶ所に大きな建物を置くのではなく、あちこちに小さいのを置いているみたいだな」

交番みたいなものだ。

「戦争とは無縁だからでしょうかね?」

「多分な。良いことだろ」

「確かにそうです」

うーん……

「いつまで敬語なんだ?」

「それもそうね」

アデーレが元に戻った。

「なあ、その敬語の切り替えは何なんだ?」

「雰囲気」

出たよ……

「上司へのリスペクトかと思ったわ」

主任だし。

「そもそもあなたは師匠だけどね。敬語の方がお好み? エーリカさんはともかく、レオノーラに言おうか?」

エーリカは元々敬語少女だしな。

しかし、レオノーラ……

「何だろう? レオノーラの敬語を想像すると、他人行儀感がすごいな」

フランクでフレンドリーな話し方だからちょっと怖い。

「あの子、敬語が得意じゃないのよ。だから敬語を使わないといけない相手にはびっくりするほど言葉数が少なくなるわよ」

確かにおしゃべりなレオノーラが支部長と話しているところをあまり見たことがない。

いや、飲み会の時にはタメ口をきいていた気もする……

「まあ、自由人だからな」

「旦那さんが1人、奥さんが2人いるしね」

「言葉にすると意味がわからんな」

「まったくもって」

俺達は苦笑いを浮かべ、詰所に入る。

すると、すぐにルッツを見つけたので受付に向かった。

「よう、ルッツ」

「ごきげんよう」

俺達が声をかけると、ルッツがこちらにやってくる。

「やあ、2人共、帰ったんだね。王都はどうだった?」

「そこそこ面白かったな。あ、これ、お土産」

包装紙に包まれた箱を取り出し、カウンターに置いた。

「おー! すまないね! でも、これ何? ちょっと重いんだけど……」

ルッツが箱を持ちながら聞いてくる。

「女性陣が2人にはこれが良いだろうってことでお揃いのコップを買った」

「お幸せに」

「いやー……反応に困るねー……でもまあ、ありがとう。向こうも喜ぶと思うよ」

ユリアーナの名前を出さないところを見ると、まだ隠しているらしい。

でも、時間の問題か、すでにバレていると思うな。

「それでな、王都で仕事したんだが、その際に魔力草をもらってきたわ。それで回復軟膏を作ろうと思う」

「それは助かるね。君らが帰ったら採取の依頼を別件で出そうかと思っていたんだ」

それは本当に良かったわ。

「だから近いうちに納品できると思う」

「ありがたいね」

「そういうわけで他に仕事はないか? 新しい支部になったし、仕事がしたいんだ」

やる気に満ちていると言っても過言ではない。

「新しい支部を見たよ。新築は良いねー。仕事はお願いしたいことがいくつかあるよ。適当に選んで」

ルッツがそう言って、紙を渡してきたのでアデーレと一緒に見てみる。

「リストか……」

「結構あるわね」

ずらーっと依頼が書いてあり、その数は30以上ある。

「錬金術師の依頼なんかいくらでもあるからね。悪いけど、今まではお任せできそうなものしか頼んでない。でも、ジークさんやアデーレさんも来たし、大丈夫かなって」

やっぱり今まではお情け依頼だ。

「全部はやらんぞ」

「さすがにそれは無理でしょ」

「いや、やれって言われればできるけどな。でも、残業はしたくない」

「この数をできるのはすごいね……」

抽出機と分解機が来るし、4人で残業の毎日を送れば、できないこともない。

でも、それはやらないと決めている。

「緊急依頼として処理してくれるならの話だ」

「さすがに理由もなくそれはできないよ。監査に引っかかる」

「おや? いつぞやは理由がほぼなかったような……」

少佐ね。

今思うと、あれからアウグストまで繋がっているんだからすごいわ。

「その件のせいで監査が厳しくなってるんだよ」

お気の毒に。

「なるほどな。残った分は民間に回すのか?」

「そうなるね」

じゃあ、この中からできそうなのを好きに選んでいいわけだ。

「アデーレ、どうする?」

「エーリカさんとレオノーラが役所に行ってるわけでしょ? そっちの話を聞いて、相談しない?」

確かにそれが良いな。

「ルッツ、この紙をもらってもいいか?」

「どうぞ。受ける依頼が決まったら電話してよ」

「了解」

俺達は用件が済んだので詰所を出て、支部に戻っていく。

そして、支部に帰ったのだが、エーリカとレオノーラはまだ戻ってきていなかった。

「あいつらは買い物か」

席につきながら空席となっている隣と斜め前を見る。

「むしろ、そっちの方が時間がかかるでしょ」

アデーレがそう答えながら回復軟膏を作り始めたので俺も火曜石を作り始めた。

「回復軟膏はどのくらいでできそうだ?」

「2人もすぐに作れるようになったし、3人でやっていれば1週間ってところかしら? これは時間がかかるものじゃないしね」

100個だとそんなもんか。

となると、来週からは完全に空くわけだ。

しかし、どうしようかねー?

儲けを考えるならばポーションなんかの作ったことがある簡単なものを3人娘に作らせ、難しいのを俺が作ることだ。

営利組織ではないとはいえ、そういう利益も査定に入るし、職能給ということで給料に直結する。

もっといえば、ボーナスも出るからそれが大きい。

目先の利益か……それとも、次の試験に向けて、勉強させるという意味で別のことをやらせるか……

まあ、エーリカとレオノーラが戻ったら3人娘の意向を聞くか。

お読み頂き、ありがとうございます。

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Exiled Alchemist’s Frontier Life: A Former Elite’s Fresh Start in the Backcountry

Exiled Alchemist’s Frontier Life: A Former Elite’s Fresh Start in the Backcountry

Frontier Life of a Demoted Alchemist: Since the Former Elite Failed in His Second Life as Well, He Decided to Take It Easy and Restart in the Outskirts, 左遷錬金術師の辺境暮らし ~元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました~
Score 7.4
Status: Ongoing Type: Author: Released: 2024 Native Language: Japanese
In the royal capital, Zeke was once a salaried worker who followed the path of an elite. However, he was resented by a rival who lost in the struggle for promotion and was fatally stabbed in the abdomen with a knife. For some reason, Zeke was reincarnated as an orphan in another world. Under the guidance of his new mentor, he learned alchemy, and with his intelligence and knowledge from his previous life, he earned the title of National Alchemist at a young age, once again pursuing the path of an elite. However, he was envied by a noble involved in the advancement struggle, who used their power to take his position. To make matters worse, his mentor and superior, who was also like a parent to him, ordered him to be transferred to a remote area. This demotion meant that his desired path to advancement was completely cut off. Zeke faced two…

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