Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~ – Chapter 23

This post is one of the first 200 oldest posts in its category and is free to translate.
Balance: 0 coin


「ソリス準男爵、只今戻りましたっ!」

出迎えに、元気いっぱい報告する兄がそこに居た。

サザンゲートの大勝利の翌月、王都にて論功行賞を受けた父と兄、ソリス男爵軍が帰還した。

「ダレク、無事の帰還何よりです。戦功まで……貴方も、戦功おめでとうございます。

ダレク、怪我は無い?本当に心配したのですよ」

目を潤ませて兄を抱きしめる母、そして、さらっと流されて少し寂しそうな父……

まぁ、そうなるよね。

軍の一部は鹵獲した物資や軍馬、荷馬車に隠蔽されたエストールボウと共に先行して帰ってきたが、本隊は王都への往復と滞在で、1か月ほど遅れた帰還となった。

「無事のご帰還と、武勲をあげられた事、家臣一同、お喜び申し上げます。なお、先に届いた物資は既に所定の場所に移しております」

続いてレイモンドさんが父に挨拶した。

父は戦闘が終了後すぐに、全兵士のエストールボウを修理と整備、という名目で荷駄に収容。

代わって往路に各自が持参していた、改良版クロスボウを持たせた。

実際、エストールボウは一緒に戦ったコーネル男爵軍しか見ていない。

まぁいずれバレちゃうけど、極力新兵器は秘匿すること、これを徹底してやっていた。

挙げた戦果が大きかったので、改良版クロスボウでも十分注目されたようだったが……

「兄さま、王都での報奨の件、戦場でのお話も、是非聞かせてください」

「兄さま、お土産は?」

俺は今回お留守番だった。その為、実際に戦闘の様子や王都の話は詳しく知らない。

その点、凄く気になっていた。

妹は、お土産が一番の気掛かりだったようだが。

「作戦はバッチリだったよ! ヴァイス団長の指揮も完璧だったと思う。

後でゆっくり教えてやるから、先ずは館に入ろう」

うん、確かに俺は兄を急かし過ぎたかも。

おいおい、詳しく話を聞く事にした。

国境の防衛に成功、敵軍に大ダメージを与えた軍は、サザンゲート砦にて休息後王都に向かった。

王都では国王始め、居並ぶ貴族のなか、戦功の表彰を受け、報奨を受けたそうだ。

<全体勲功>

ハストブルグ辺境伯   金貨10,000枚

<個別勲功>

勲功第一:ソリス男爵       金貨 8,000枚

勲功第二:コーネル男爵      金貨 5,000枚

勲功第三:キリアス子爵      金貨 3,000枚

勲功表彰:ソリス・フォン・ダレク 金貨  500枚

兄は表彰だけでなく、準男爵への昇爵も受けた。

今回は戦役は防衛戦のため、新たに獲得した領地はない。そのため、報奨は金貨での支給となった。

辺境のエストール領は、広大で未開の地も多いため、父は逆に金貨がありがたかったようだ。

報奨金の一部は従軍した兵士に分配、余ったものを内政予算として活用、領地開発にも使用予定だ。

なお、コーネル男爵は父から強く推薦された事もあり、ソリス男爵を陰から支えた勲功者として、王都でも認定された。

戦自体を得意とせず、戦場の日陰者と揶揄されていたコーネル男爵も非常に喜んでいたという。

僅か12歳、初陣で大きな勲功を挙げた兄は、一躍有名人になっていた。

光魔法で鉄騎兵団を翻弄し、戦局を変えた功績大として、金貨の他に準男爵の称号が与えられた。

父の後を継げば男爵となるわけだが、継承するまで無爵位だったのが、今では爵位持ちとなった。

領地はないので、王室から毎年俸給を貰う立場だが。

更に、今回の戦役は思わぬ成果もあった。

ハストブルグ辺境伯の指示で、ソリス男爵軍と、コーネル男爵軍が行った、戦場の後始末。

ここから得られたものも特筆すべきものだった。

おそらくはハストブルグ辺境伯の心遣いだったのだろう、得られた収穫は非常に有益だった。

戦利品として、鉄騎兵団が所有していた軍馬、武具など、中には高価な装備品も多数含まれていた。

軍馬については、さすがに傷ついている馬ばかりだったが、傷も浅く即時使用可能な軍馬が100頭、治療すれば再び軍馬として使用できそうな馬が200頭。

それ以外にも深く傷つき、回復可能かわからない馬は300頭余り確保できたようだ。

そのうち、使えそうな軍馬300頭を辺境伯はソリス・コーネル両男爵家に与えてくれた。

武器、防具等は、降伏した兵や死者の埋葬時に外され、それぞれ約1,300人分確保できたとのこと。

中には穴だらけの物、ひしゃげて使い物にならない物もあったが、修繕、再利用可能な物もあった。

なお再利用できないものは、素材として鍛冶屋に売却するか、商人を通じて売却するとのこと。

分配の内訳は以下のようになった。

ソリス男爵軍

・軍馬250頭

・武具1000(再利用不可のもの含む)

・防具1000(再利用不可のもの含む)

コーネル男爵軍

・軍馬50頭

・武具 300(再利用不可のもの含む)

・防具 300(再利用不可のもの含む)

手に入れた軍馬や武具の総数を、両男爵家で単純に参加した兵数で割り分配しようとした父に対し、コーネル男爵は今回の勲功を推挙した父へ感謝し、この割合となるよう申し出たとのことだった。

エストールボウの運用を目の当たりにし、コーネル男爵は、そちらの購入も打診してきたそうだが、現時点では秘匿が必要な兵器、という理由で断ったようだ。

後日相談に乗る、という含みを持たせて。

取り急ぎ、エストールボウではないものの、改良型クロスボウ200台を、軍馬等の分配のお礼に、コーネル男爵家に送ることが決まったそうだ。

「では、父上は実質貰った金貨以上の収入があったんですね?」

「ああ、鹵獲品だけでも相当あったからなぁ、多分、戦力の充実に使うんだろうと思うけど……」

ソリス男爵家の経済的余裕、これは俺のこの先考える事に凄く大きな意味を持つ。

兄から得た情報は凄く貴重だった。

「タクヒール! また何か企んでるな? 顔に出てるぞ」

やばい、兄の話で思わず、黄金色の菓子を見た悪代官、そんな顔にでもなってたかも知れない。

気をつけねば……

後日、報奨や鹵獲品で、軍の陣容も大きく改まった。

この戦いで得た軍馬や武具を活用し、新たに鉄騎兵部隊を創設、騎馬部隊も充実させ、常備軍はほぼ全ての兵に騎馬が行き渡った。

そして兼業兵からも多くが常備軍に召しあげられた。

◯軍馬の構成

ソリス男爵

210頭(出征160騎+留守部隊50騎)+ 新規軍馬290頭

双頭の鷹傭兵団

40頭 + 新規軍馬10頭

◯戦力構成

ソリス鉄騎兵団 200騎(常備軍で構成)

ソリス騎兵団  100騎(常備軍と兼業兵で構成)

ソリス弓箭兵団 350人(兼業兵中心で構成)

予備軍馬    200頭

双頭の鷹傭兵団 50騎(傭兵契約更新)

ちなみに兼業兵とは、一定の契約金をもらい、定期的に軍事訓練には参加するが、平時は別の職業についている者を指す。

町や村の門番などの警備兵、狩人、農民、鉱山人夫など兼業兵の本職はさまざま。

小さな村では警備や駐屯兵の多くを、兼業兵が交代でまかなっている場合もある。

常備軍は名目上全てが騎兵となったが、騎兵としてこれから訓練が必要な者も沢山おり、双頭の鷹傭兵団は教官としての役割も期待されている。

当面必要のない武具は、鍛冶屋にて修繕、修復され備蓄、販売されていった。

ヴァイス団長は王都の往復のついでに新規団員も追加補充し、新たに父より譲渡された騎馬10頭も加え、傭兵団は全て騎兵として今後も従軍することになった。

父は報奨金のうち、金貨2,000枚をヴァイス団長に、報奨金及び、この先の契約延長金として渡したそうで、傭兵団の更なる増員も依頼しているとのこと。

父も今回の戦で、ヴァイス団長の価値を強く認識し、今後も囲い込んでおきたいと思ったらしい。

不要な武具の売却の臨時収入で、懐事情が良くなった事も、思い切った対応を後押ししたようだ。

こうしてソリス男爵軍は、男爵の身の丈には合わないぐらいの、充実した軍備を整えはじめた。

今後は順次、更に陣容を整えていくことになる。

ご覧いただきありがとうございます。

30話ぐらいまでは、ほぼ毎日投稿していく予定です。

ブックマークやいいね、評価をいただいた皆さま、ありがとうございます。

凄く嬉しいです。

これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

2-Dome no jinsei, to omottara, jitsuwa 3-domedatta.~ Rekishi chishiki to naisei doryoku de fukōna rekishi no kaihen ni idomimasu ~, My Second Life... or So I Thought, but It's Actually My Third Life: Using My Knowledge of History and Domestic Policies to Change the Unfortunate History, 2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~
Score 7.4
Status: Ongoing Type: Author: Released: 2022 Native Language: Japanese
Born the second son of a baronial family plagued by misfortune, Takuhir became the head of the household at the age of 16 after successively losing his family to calamities. Desperately working on domestic affairs, but being an ordinary man, he was unable to prevent the continuing disasters or restore his domain. He was called incompetent and defeated by a neighboring country’s invasion at the age of 20. Pleading for the protection of his people in exchange for his own life, he awakened to magical skills at the moment of his execution and transferred himself to the past to redo everything. Returning to the time of his birth as the second son of the baronial family, he also regained the sad memories of his first life, living and dying as a Japanese person. Utilizing the historical knowledge gained in his second life in another world and the knowledge of modern Japan from his first life, he resolves to avoid disaster and save his family and companions in his third life. However, being still a child, he cannot achieve overwhelming power or sudden reversals. He starts with steady proposals for domestic reform, earns funds, increases his allies, develops the town, and gradually accumulates power. Can he change history and save his family? Is there a bright future in this world of redoing? The grand rebellion of an ordinary man, who has resolved to fight against a history that brings one disaster after another, now begins.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset