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I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~ – Chapter 293

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皆さま、新年明けましておめでとうございます。

2022年から2023年に渡り、応援、並々ならぬご支援をいただき、本当にありがとうございました。

これまで、言葉以外で何も感謝の気持ちが表せませんでしたが、少しでも読んでいただきやすくするため、今後は徐々に設定資料も公開できればと考えています。

パワーポイントでの手作り資料となるため、お見苦しい点はご容赦いただければ幸いですが、少しでも世界観や情景をイメージいただく助けになれば幸いです。

ずっと戦乱の話が続いていますが、残すところあと少し、その後は新しい世界のお話に移行し、その先はまた、自分らしい展開の話がご用意できていると思っています。

今年度も引き続き、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。

~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~

<設定資料 地形情報>

1.ソリス男爵領(エストール領)

カイル歴488年に起こった、帝国との戦役でソリス騎士爵が戦功により拝領した領地。

前領主はアベルト男爵で、ハストブルグ辺境伯(当時は未継承)の盟友だった。

エストが領地の中心となり、他に4つの町、25か村を抱えた(カイル歴496年時点)、人口は約7,000人で南北に大きく伸びた領地となっている。エストール領は男爵領としては広大で、規模だけなら子爵領を超え、中央の伯爵領に迫る広さがあるが、辺境ゆえ未開発地も多く、それぞれの町自体の規模は小さい。

◇カイル歴496年時点のエストール領の概要

エスト  人口1,800名 商業(農産物取引、鉱物及び鉄製品取引)が盛んな第一の街

マーズ  人口700人 農地開発に伴い新たに興った町。周辺に広がる穀倉地帯の集積地として発展

フラン  人口700人 古い遺跡を再建した町。鉱山の中継地、夜の街として賑わう。

フォボス 人口500人 周辺に肥沃な大地と農村が多く、マーズの町が興る前は農作物集積地だった

ディモス 人口400人 ヒヨリミ子爵領との領境にあり、近年は隣領との交流もなくさびれている

エール村 人口150人 穀倉地帯とは離れているが、大麦(酒)の生産が目立ち、中核的存在の村

※テーグーンは当初、町というよりは辺境の村にも満たない集落だった

クリスがコーネル男爵家から嫁いだ後、マーズ周辺の穀倉地帯と、領地の南西部に鉄を産する鉱山の二か所の開発が進められ、エストール領を支える経済の原動力となっている。

領地の南端には竹林を超えた先に、広大な魔境と呼ばれる鬱蒼とした大森林が広がり、更にその先は、カイル王国の三方を取り巻く、越境不可能な大山脈が峰を連ねている。

〈南〉

〈北〉

2.カイル王国

カイル王国は、三方を大山脈に囲まれた国境が続き、唯一北側だけが開けた平地となり、大山脈から王国内を流れる川が国境となっている。国境を4か国と接し、北を除けば、南、東、西の隣国は、大山脈が僅かに切れた谷間が、唯一通行可能な国境となっている。

王国の人口は300万人と言われるが、戸籍制度もなく人口統計も取られていないため、実際の人口は400万人前後にはなるだろうと言われている。

領主を持つ貴族家は250家ほどあるが、その半数以上は最下層の男爵家であり、辺境や独自の産業や鉱山を持つ男爵家以外は、領地も小さく、その勢力も微々たるものとなっている。

王国成立時より、潜在的な敵国(脅威)は南の隣国にあるとされ、緩衝地帯としての魔境が長年放置されて最も開発が遅れていた。

その理由もあって、南最辺境の貴族領は、どの家も中央に比べて広大な領地を有している。

〈南〉

〈北〉

3.テイグーン概要図

テイグーン山は、エストール領の南東にあり、標高と裾野が一際大きな山であり、国境からもその威容を見ることができる。各領主(ソリス、ヒヨリミ、ゴーマン)の南両境には、魔境を隔てる形で小規模の山岳地帯が広がっているが、このテイグーン山は突出して標高と規模が大きいものとなっている。

遥か昔、王国創成期には定軍山と名付けられていたらしいが、時を経るに至ってその経緯も忘れ去られ、名称が若干変化したと言われ、ソリス男爵領とヒヨリミ子爵領に跨ってそびえている。

基本的に急峻で登坂不可能な絶壁が多く、人の立ち入りを拒んでいるが、唯一西側には、崖と谷に続く断崖の間を縫う隘路を抜けた先に、緩やかな傾斜の扇状地が広がっている。

この扇状地の西端は、再び急峻な断崖となり、谷へと続いている。

この扇状地の最上部、山が集からの豊富な湧水のある場所に建設されたのが、テイグーンの町で、東西1.4km南北1kmの三方を堀に囲まれた町となっている。

両方の出口を隘路に囲まれ、天然の要害と称されていたが、なだらかな扇状地一帯に広がる草原の土壌は、穀物類の農耕に適さず、開発や入植が見送られていた。

テイグーンの町は、第一区画、第二区画、第四区画は平坦に整地されており、その結果生まれる段差が各階層の隔壁となっている。一番長い第三区画のみ、斜面の傾斜に合わせ、なだらかな坂道状になっているが、その意図を知る者は少ない。

テイグーン一帯の扇状地は、この後も随時開発が進められ、大きくその姿を変貌させることになる。

4.カイル歴509年内戦終了後の領地配分

ハストブルグ辺境伯(子爵領1、男爵領1を加増)

ソリス魔境伯爵(旧ソリス子爵領北部、旧ヒヨリミ子爵領北部を新たに領有)

ゴーマン伯爵(子爵領1、男爵領1を加増)

ソリス伯爵(旧コーネル男爵領西半分、子爵領1、男爵領1を加増)

コーネル子爵(旧コーネル男爵領西半分を召上げ、代わりに旧ヒヨリミ子爵領北部及び中央部を加増)

〈南〉

〈北〉

5.周辺諸国図

これまでに登場した周辺諸国の概要図。

スーラ公国(帝国割譲領土を含む)

グリフォニア帝国

カイル王国

イストリア皇王国

フェアラート公国

ビエット通商連合国(6か国:ウロス王国を含む)

〈南〉

〈北〉

<設定資料 布陣情報>

1.カイル歴502年 サザンゲートの戦い(第十六話~第十六話)

国境を越え侵攻して来た、グリフォニア帝国のゴート辺境伯を迎撃した際の陣形で、諸将が防御に適した丘の上に陣を敷いたため、図らずも鶴翼の陣形となった。

これに対しゴート辺境伯は、中央軍と右翼軍は牽制のため前進させるだけで、敵(カイル王国軍)右翼を叩き、鉄騎兵によって最も外延部の小勢を踏みつぶし、丘の後ろを回ってハストブルグ辺境伯の本陣を突く戦術に出ていた。

実際、自軍に倍する敵を受けていたヒヨリミ子爵軍は崩れ、数で劣勢であったゴーマン子爵軍も後退を余儀なくされていたが、後方に控えていた鉄騎兵を警戒し、他の諸将は救援にも出れず遊兵と化していた。

だが、止めを刺すべく派遣した鉄騎兵が、取るに足らない小勢に打ちのめされ、戦局が一変した。

〈南〉

〈北〉

2.カイル歴506年 テイグーン隘路決戦(第六十六話~第六十九話)

グリフォニア帝国の第一皇子率いる大軍が、大挙して侵攻した際、別動隊としてテイグーン襲撃の命を受けたブラッドリー侯爵と先端が開かれる。この防衛戦が展開された隘路決戦の俯瞰図となる。

この隘路は、タクヒールから防衛の任を受けたクリストフらが、各所に防衛の工夫を張り巡らし、帝国軍にとって死地と化した。

罠①の崩落橋

クリストフが単身で帝国の軍勢の前に立ちはだかり、誰何した場所ではあるが、これはエランが橋の仕掛けを発動させるための、僅かな時間を稼ぐためだったとも言われている。

この貴重な時間でエランは細工に成功し、各隊が通過後、最も重量のある荷駄隊が最後に通過しようとしたとき崩落した。

罠②の崩落橋

前述の仕掛けが終わり、帝国軍の見えない位置で隠し通路から隘路に這い上がり、クリストフと合流したエランが、騎馬で隘路を逆進、崩落橋②の位置で再び隠し通路に降り、帝国軍の戦闘集団が橋にかかったタイミングで崩落させていた。

火計ポイント

罠②を発動させたエランが隠し通路を魔境側に進み、事前に待機していたクレアたちに合流、両側の橋が落ちたタイミングを見計らって、魔境側から火計を発動させていった。

狙撃ポイント

関門では、予めクロスボウを二種の射角、方向で固定させる台座が用意されており、隘路出口の一点狙撃が可能な直射と、崖を迂回した直視できない位置へ曲射できるよう、図られていた。

これらの発射を含めた指揮統制は、罠①、罠②の崩落橋、そして魔境側の隘路出口まで見通せる、見晴台に居たクリストフが行っていた。

最終手段

水攻めは、テイグーンの町の堀に蓄えられていた水が、水路を伝って一気に流れ込み、発動された。

関門前の三角形状の空間を水で満たし、一気に帝国軍を打ち破ったが、彼らが同行していた騎馬は崩落した橋に挟まれた隘路の間に、逃げそこなった負傷兵の多くは、その手前の関門側の隘路に、それぞれ取り残されていた。

〈南〉

〈北〉

3.カイル歴506年 サザンゲートの戦い正面対決(第七十四話~第七十五話)

サザンゲート平原での正面対決のため、タクヒールらの提案した部隊編成の変更のあと、始まった合戦の推移を時系列で示す俯瞰図。

<カイル王国軍>

連合騎馬軍:

3,200騎(ハスツブルグ辺境伯、ヴァイス、ダレク、クラン)

弓箭兵団:

3,100名(ソリス男爵軍、キリアス子爵軍、ゴーマン子爵軍、コーネル男爵軍、第二子弟騎士団)

貴族連合軍:

左翼 2,300名(第一貴族連合軍ゴーヨク伯爵)、2,200名(第四貴族連合軍)

右翼 2,300名(第二貴族連合軍)、2,200名(第三貴族連合軍)

後衛部隊:

2,400名(俯瞰図外)

(時系列)

・ヴァイス団長が先導する連合騎馬軍は、鉄騎兵と正面からぶつかるように突撃開始

・衝突直前に、右へ急旋回しすり抜け、敵左翼方向に向けて転進

・小回りの利かない鉄騎兵は、反包囲の意図もあり戦場を大きく迂回して追撃

・連合騎馬軍は敵左翼の面前で急旋回し、帝国軍の陣列の前を射程外で右翼側へ移動

・鉄騎兵も遅れて並走し追撃

・連合騎馬軍は敵右翼の前で再度急旋回、自陣目掛けて移動

・鉄騎兵も遅れて旋回し、内線の利を生かし連合騎馬軍の後方に食らいつく

・ダレクとクランの光魔法が発動され、鉄騎兵の脚が一瞬止まる

・その間隙を縫って、彼らが射程外と思っていた距離から弓箭兵の一斉攻撃を開始

・鉄騎兵が大混乱に陥るなか、連合騎馬軍は左右に展開して反転、鉄騎兵を自陣へと圧迫する

・眼前を横切った敵味方合計6,000騎もの騎馬が巻き上げた砂塵で、帝国軍側は状況把握に遅れる

・唯一、最も最初に横切っていた帝国軍最左翼、ゴート辺境伯軍が光を見て突入を開始する

・同時に第一子弟騎士団が味方右翼外縁から、混乱する鉄騎兵に襲いかかり、戦場は大混乱に陥る

〈南〉

〈北〉

4.カイル歴513年 南部戦線 帝国軍左翼部隊との対決(第二百五十五話~第二百六十六話)

帝国軍左翼部隊は、第一皇子グロリアス率いる本隊と、ハーリー公爵率いる別動隊に分散。

本隊がアイギスの砦を攻撃中に、別動隊は魔境伯軍の警戒網の隙を付き、山岳地帯に道を切り拓き、イシュタル方面に侵攻する。

ゴーマン伯爵の守る関門を挟撃したのち、鉄騎兵の平衡追撃によるイシュタル攻防戦が開始された。

〈南〉

〈北〉

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

これまで、地図データなどのご要望をいただきながら、なかなかお応えできずに申し訳ありませんでした。

年末のニュースとしてご報告させていただいた通り、嬉しいことに現在、コミカライズの企画も進行しております。それに合わせて、これまで作っていた設定資料をブラッシュアップできたので、一部を掲載させていただきました。

この先も、機会に合わせて幾つかの資料(内乱後の領地配分地図、他)を公開できればと思っています。

なお、今回公開させていただいた資料は、書籍発売日までに該当話の箇所に紐付けしていく予定です。紐付け以降に初めてご覧になった方には、重複する内容となるかも知れませんが、その点どうかご容赦くださいませ。

改めて、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

2-Dome no jinsei, to omottara, jitsuwa 3-domedatta.~ Rekishi chishiki to naisei doryoku de fukōna rekishi no kaihen ni idomimasu ~, My Second Life... or So I Thought, but It's Actually My Third Life: Using My Knowledge of History and Domestic Policies to Change the Unfortunate History, 2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~
Score 7.4
Status: Ongoing Type: Author: Released: 2022 Native Language: Japanese
Born the second son of a baronial family plagued by misfortune, Takuhir became the head of the household at the age of 16 after successively losing his family to calamities. Desperately working on domestic affairs, but being an ordinary man, he was unable to prevent the continuing disasters or restore his domain. He was called incompetent and defeated by a neighboring country’s invasion at the age of 20. Pleading for the protection of his people in exchange for his own life, he awakened to magical skills at the moment of his execution and transferred himself to the past to redo everything. Returning to the time of his birth as the second son of the baronial family, he also regained the sad memories of his first life, living and dying as a Japanese person. Utilizing the historical knowledge gained in his second life in another world and the knowledge of modern Japan from his first life, he resolves to avoid disaster and save his family and companions in his third life. However, being still a child, he cannot achieve overwhelming power or sudden reversals. He starts with steady proposals for domestic reform, earns funds, increases his allies, develops the town, and gradually accumulates power. Can he change history and save his family? Is there a bright future in this world of redoing? The grand rebellion of an ordinary man, who has resolved to fight against a history that brings one disaster after another, now begins.

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