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I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~ – Chapter 319

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もうあと半月でカイル歴513年も終わろうとしていた初冬のある日、王都カイラールには王国全土より貴族階級にある者たちが集い、この日に行われる論功行賞に臨んでいた。

王国全土、4方面からの侵攻を受け、ほぼ総力戦となったこの年の戦いは、論功行賞の対象となる者の数も多く、ここ数年のものと比べると、比較にならない大規模なものだった。

そのため謁見が行われる大広間は、集う貴族の熱気で、さながら春のような暑さと、異様な雰囲気を漂わせていた。

そしてその熱気は、最後にカイル王が入場したとき、最高潮に達していた。

「今日この日、皆がここに集うことができたのも、未曾有の国難を乗り切るため、王国貴族と民たちが協力した結果、勝ち取った成果であると思っている。

今日この日は、国王としてそれに感謝し、皆と喜びを分かち合う日である。この日のことは、カイル王国の歴史において、長く語り継がれることになろう」

冒頭の陛下の挨拶に、参集した貴族たちは大歓声で応えていた。

「皆、気圧されないようにね。堂々としていれば良いから」

俺は、その空気に飲まれそうになっている仲間たち、今回の論功行賞対象者として連れてきた、ゲイル、ゴルド、クリストフ、ラファール、エラン……、他、沢山の仲間たちに声を掛けた。

他にも、ユーカ、アン、クレア、ミザリー、ヨルティア、そしてヴァイス団長やアレクシスは皆、準男爵以上の爵位にあるため、もちろんこの式典に参加している。

まぁ、アレクシスはまだ準男爵だけど、式典が終われば、男爵どころではない地位になることだろう。

「では、先ず内務卿、論功行賞に先立ち、新たに定める制度について説明を」

「はっ! ここに参集された諸侯には、既にご存じのことと思われますが、此度の戦勝により我が国は、広大な新領土を得るに至りました。とはいえそれは、昨日までの敵地、我らにとっては守りに難く、諸刃の剣とも成りかねません」

確かにそうだな。これまでの国境は北を除き、カイル王国を取り巻く踏破不可能な山脈、それに守られており、南、東、西にある山脈の切れ目、その僅かな部分を守れば事足りた。

だが、新領土はその先にある。なので敵国に周囲を取り囲まれた形となってしまう。

「また、これまでは辺境伯が配下の貴族を率い、国境の防衛に当たっておりましたが、侵攻する敵国軍に数で劣り、苦しい戦いを強いられてきておりました。

ここに至りその反省をいかし、制度を改めたいと考えております」

「今、内務卿の申した通りじゃ。ここに国王として、外務卿の献策を入れ、新たに二つの制度を定める。

ひとつ、辺境防備は、これまでの侯爵待遇の辺境伯から、公爵待遇の辺境公が担うものとする。

ひとつ、辺境防備の即応戦力として、各国境には辺境騎士団を発足させ、辺境公の指揮下に入る」

「陛下のお言葉に補足します。

これまでの辺境伯は、世襲としてそのまま存続しますが、辺境公は大臣職と同様、一代限りの任命制といたします。

各地の辺境騎士団は、王国全土の各領主貴族がそれぞれ兵を供出し、各辺境公に預けるものとします」

『うわっ! この供出って……、やり口がなかなか……』

確かに、辺境を守る俺たちは当たり前のことだけど、それ以外の貴族には、これまで平時は国境防衛の兵役負担が無かった。ここに至りそれが変わる。

彼らは、今までは無縁のこととして安穏としていられたが、それがたたって、いざ戦いとなると、彼らの兵は弱く使い物にならないことが多かった。

「狸爺もなかなか……、敢えて矢面に立つか……」

「ははは、各家より供出ですか……、訓練する側は、いささか大変そうですな」

俺と団長は互いに苦笑せざるを得なかった。

論功行賞で『ご褒美』が出るこの時に、平時からちょっとした『負担』を掛けていくことを意図した内容をセットで出すのだから……

ただこの制度なら、辺境公は無理なくそれなりの数の兵を配下に収めることができる。

平時最も負担になるのは、兵力を維持する為の費用、主に人件費だ。

そのため抱え込める兵数にも限界がある。

これが採用されたら、王国の領主貴族は最大250家、今回の戦役や前回の内乱でその数を減らしたとはいえ、200家以上がその対象となる。

爵位に応じ、20人から200人供出したとしても、軽く10,000人以上は集まるんじゃないかな?

東西南北で均等に分け合うと、2,500名……。数的にちょっと微妙かもしれないが、常備軍の騎兵としてなら無いよりは遥かにマシだと思う。

全ての貴族たちが国難を乗り切り、明確に『外敵』という意識に目覚めたタイミングを狙って、この制度を導入するところに、俺は強かさを感じずにはいられなかった。

「なお、各地に配備する兵は、均等ではない。

その点は予め各位にはご承知おきいただきたい」

ははは、内務卿のこれも牽制だな。

王国の意に沿わぬ所には派遣する兵員を変える。

例えそうではなくても、采配は王国にあると理解させるための……

「それでは論功行賞に先んじて、まずは各方面の戦時賠償について、交渉結果を皆に伝える。

東部戦線についてハミッシュ辺境伯、イストリア皇王国との間で締結された戦時賠償の詳細を報告せよ」

「はっ! 皇王国との交渉は滞りなく進み、既に賠償金の受領、領土割譲の調印を済ませております。

捕虜返還については、いささか皇王国も難色を示している点もございますが、いずれ我が王の意に沿った形で決着するものと確信しております」

ハミッシュ辺境伯の報告は以下の通りだった。

・賠償 皇王国金貨120万枚(王国金貨100万枚相当)

・割譲 東国境の先に広がる大平原(ハミッシュ辺境伯領の倍程度の面積)

・捕虜 上記の賠償の後、2,000名を返還済、3,000名は別途詳条件が確定後に返還予定

「なお、上記には含まれない捕虜、約4,000名が王国への移住を希望しており、その家族を呼び寄せるため、皇王国と現在交渉中です」

俺は捕虜の話を聞き、すぐ後ろで緊張して神妙に立っている仲間に話しかけた。

「ははは、これはクリストフとアウラの功績だね」

「俺は……、いえ、私は何も。タクヒールさまの作戦が功を奏したことと、アウラが呼び掛けただけですから」

そう言いながら恐縮して照れているのだろう。生真面目な朴念仁と言われた彼は、表情を硬くして答えた。

それを見た仲間たちは、笑い声を押し殺していた。

「では、北部戦線、モーデル軍務卿、ウロス王国との戦時賠償について報告せよ」

「はっ! ウロス王国は皇王国と異なり国力も乏しいため、主に領土と海上権益、その二点を中心に交渉を進めてまいりました。こちらも、ピエット通商連合各国代表立会いの下、調印を済ませております」

モーデル伯爵の報告は以下の通りだった。

・賠償 通商連合金貨25万枚(王国金貨30万枚相当)

・割譲 ウロス王国の東側国土三分の一(メスキーノ辺境伯領の3倍程度の面積)

・捕虜 上記の賠償に従い、全ての捕虜500名を即時返還

・その他  ウロス王国所有の商船10隻

「なお、ウロス王国は王家、王族とも存続しますが、領土は三つに分割されます。西側の三分の一は我が国に、中央の三分の一はピエット通商連合各国の管理下に置かれ、実質残るのは東側の三分の一となります」

王家の存続を認める代わりに、目ぼしい財貨は全て奪われ、国土も三分の一に……

これも無常な話だが、見方を変えればかなり温情溢れる対応でもある。

宣戦布告もなく他国を侵略し、領土を踏み躙った罪は大きく、本来なら滅ぼされても文句は言えない立場だし。

実際、軍務卿直轄軍とホフマン軍団長の率いる王都騎士団第二軍の電撃作戦で、国土を完全に制圧されてしまった後に降伏しても、既に時遅しとしか言えない。

「ふむ、では西、これは戦時賠償というよりは、フェアラート公国よりの見舞金、及び謝罪金と礼金について……、前者は魔境伯が取りまとめ、後者は外務卿じゃが……、一括してクライン公爵、報告せよ」

「はっ! フェアラート公国は事情が事情であり、基本的に領土の割譲はなく、全て公国金貨で対応致しました。また、今後のこと、二国間の友誼もあります故……」

公国からの見舞金、謝罪金及び礼金は以下の通りだった。

・見舞金 公国金貨140万枚(王国金貨112万枚相当)

・謝罪金 公国金貨60万枚(王国金貨48万枚相当)

・礼金  公国金貨50万枚(王国金貨40万枚相当)

・割譲  領土割譲なし

・捕虜  捕虜は反乱軍に参加した罪人として返還

・その他 サラームの街の支配権

「その他、遠征派遣軍への軍費支払いなどもございましたが、これはあくまでも軍費、指揮した者が肩代わりしておったもの、当然その者へ補填すべきと思い、除外しておりまする」

「ん? それって俺のこと? 王国金貨に換算しても、合計16万枚もあるんですけど……

まぁ、そのうち王国金貨64,000枚分は遠征に従軍した兵士に分配するとして、残りは96,000枚!

経費としては多すぎると思いますが……」

とにかく、フェアラート国王は、王国金貨にして合計200万枚もの支払いに応じたということか?

いや、これもかなりの大盤振る舞いだと思うんですけど……

もしかして結納金も含まれていたりする?

そんな考えを巡らせていると、アレクシスが小声で話しかけて来た。

「タクヒールさま、良かったですね。当面帝国兵の捕虜たち、鹵獲した軍馬の飼料も馬鹿になりませんし……」

そう言えば色々事が有り過ぎて忘れてた!

帝国兵の捕虜の数って、とんでもない数になっていたんだっけ……

合計で11,700名、領民の数に近しい数の捕虜って、どんな話だよ。

また、鹵獲した軍馬もアイギスだけで3,000頭を軽く超えており、イシュタルでも2,000頭以上、今も領内に逃げ散っている馬も多く、日々捕獲され続けていると聞いた。

一応、兄、ゴーマン伯爵、ソリス伯爵、コーネル子爵には、臨時報酬として軍馬500頭ずつ、既に渡しているけど、それでも人馬の食費、その他諸々の生活費だけで、そう遠くない日に魔境伯領の余剰資金は底を付くだろう。

論功行賞が遅れたことで、テイグーンの倉庫は空になりかけ、ミザリーの顔は日々青くなっていたらしいし。

起死回生の一手は、帝国からの戦時賠償と捕虜返還に伴う身代金だ。それをアテにして、今は取り敢えず凌いでいる。

「最後に外務卿、帝国との交渉の結果を報告せよ」

「はっ! こちらは陛下自らが、帝国第三皇子と会談され、大筋を決していただいたものになります。

子細部分は、こちらで取りまとめ、追加いたしました」

帝国との交渉結果は、俺ですら聞かされた時は驚く程の内容だった。

ジークハルトとの密約で、彼が帝国にとって最悪の想定、そう言っていたものだったからだ。

・第一皇子返還

帝国大金貨100万枚(王国金貨200万枚相当)

・割譲

旧ゴート辺境伯領、旧ブラッドリー侯爵領、

旧マインス侯爵領、他旧伯爵領ひとつ

・捕虜

一般兵:帝国大金貨25枚(王国金貨50枚)

鉄騎兵:帝国大金貨50枚(王国金貨100枚)

「じゃが、諸般の事情により、戦時捕虜の返還は当面半数程度となると思われるかの」

「おおおっ!」

謁見の間に参集した一堂が、大きくどよめいた。

金額だけではない、割譲される領地の広大さについても、飛び向けて大きいからだ。

そして、あの帝国からそれを得た事実、そこに驚く者も多かった。

「ふうっ!」

居合わす貴族の中で、俺は一人安堵の溜息を付いていた。

周りを見ると、ミザリーも同様だった。

帝国捕虜の半数を返還したとして……、平均単価75枚×6,000人=45万枚

もちろん、各家で分配しても、十分に当面の危機は乗り切れる。

「以上、賠償金総額、金貨530万枚のうち、430万枚を今回の論功行賞の褒賞に充てるものとする」

「おおおおおっ!」

謁見の間は、思わず耳を抑えてしまうほどの、大歓声に包まれた。

「ははは、金貨430万枚なんて……、想像すらできないや」

「エラン、それが当然の感覚だよ。俺だってそんな額、見たことも聞いたこともないからね」

正直、そんな数の王国金貨が存在しているのだろうか? いや、絶対にない。

そんな心配すらしてしまう程の、数だった。

まぁ、王国金換算だから、殆どは他国の金貨だよね?

でもそれって……、国内ではほぼ使えないんじゃ?

商人たちに金貨交換を依頼したとして、為替レートが一気に崩壊してしまうんじゃないか?

そんな感じで俺は、皆と全く異なる心配をしていた。

そんな事を考えている間も、粛々と発表は続いていた。

「内務卿、此度の論功行賞、もうひとつの原資についても明らかにせよ」

「はっ、今回の国難に際し、敵国に内通し戦死または刑に附し、断絶した各家より没収した財産、これについても一部を以下の者に充てる。

全ての戦死者への見舞金、志願兵への報奨金、魔法騎士団への報奨金、特に推薦のあった個人に対する、個別褒賞の原資とし、更に一部を、先に発表のあった各方面の辺境騎士団設立資金とする」

「へぇー、今回は戦死者に対して、国として見舞金を支払う、そういうことか……

ハストブルグ辺境伯軍、そして、特に激戦だった西部戦線に参加した貴族軍の損耗率は非常に高いしな。

個別褒賞……、俺の推薦もちゃんと聞き届けてもらえているといいんだけどな」

「そうですね。国として全ての戦死者に報いる、これは良いことだと思います。まぁ今回は、その財源があるから、と言う側面もあるでしょね。

タクヒールさまの申請なら、きっと大丈夫ですよ」

俺の独り言にミザリーが反応してくれた。

基本的に領主貴族以外は、論功行賞の対象にはならない。それらは、所属する領主の戦功に含まれるからだ。

だがその場合、目覚ましい武勲や功績を上げた者たちが報われない可能性がある。

それを掬い上げるものが、この個別褒賞だ。

かつて、兄や俺も、この個別褒賞が契機となり、その後の躍進に繋がった。

だがこれらも、今は亡きハストブルグ辺境伯が、強く推薦してくれたお陰と、俺たちは後で知った。

俺は辺境伯への感謝の気持ちを新たにして、今回は相当な人数を推薦している。

今回、断絶となり全ての財産と所領を没収された領主貴族は、合計14家に上った。

<侯爵家:没収総額金貨135万枚>

・アクアラート侯爵

・イグニスルト侯爵

・コキュースト侯爵

<辺境伯家:没収総額金貨20万枚>

・クランティフ辺境伯

<その他:没収総額金貨25万枚>

・伯爵家 1家

・子爵家 3家

・男爵家 6家

「これらの総額、金貨180万枚のうち、130万枚を上記に充てるものとする」

ここで俺は気になっていたことを、傍らに居たユーカに尋ねた。

「発表された子爵、男爵家に、彼らは含まれているのかな?」

「いえ、クラリス殿下は、緒戦で川を渡りこちらの陣営に帰参した貴族家は、その後の勇戦もあって不問としています。逆に、論功行賞の推薦すらしていらっしゃいましたよ」

「そっか……、割を食ったのは、その緒戦で戦死した貴族家か……」

「はい、それらの方々は、後の戦いで名誉を回復する機会もありませんでしたから」

ちょっと可哀そうな気もするが、やむを得ないだろう。

俺が彼らに同情したのは、あり得ない想定だが、もし仮にハストブルグ辺境伯から『目の前の帝国軍は講和によって参じた援軍だから、通すように』そう命令されれば、それに反論する余地はない。

辺境伯とは、敵国との交渉権、独自に軍を率いる交戦権を所持し、配下の貴族に対し命令権がある。

彼らはちょっとした運命の違いで戦死し、家は断絶したのだ。

「ゲルド、ラファール、悪いがこの後、ちょと動いてくれないか?

クランティフ辺境伯に踊らされ断絶した家中で、優秀な者たちがいれば拾い上げてほしい。

人物の判断は任せるから、文官武官を問わず頼む」

「はっ!」

「承知!」

「これより準備が整い次第、論功行賞の発表を行う。各位はその場で待つように」

内務卿の言葉に、一瞬張り詰めた空気がその場を支配した。

論功行賞の序幕は上がった、本命はここからだ!

◆まとめ

■論功行賞原資(賠償金から100万枚は王室へ)

王国金貨 430万枚相当

■その他褒賞原資(没収金から50万枚は王室へ)

王国金貨 130万枚相当

・戦死者の見舞金 金貨30枚×19,000人=57万枚

・志願兵の報奨金 金貨40枚×5,000人(戦死者込み)

・魔法騎士団報奨 金貨100枚×300人(戦死者込み)

・個別褒賞の原資 金貨10万枚相当

・辺境騎士団資金 金貨10万枚×4か所

いつもご覧いただきありがとうございます。

次回は『論功行賞 本幕』を投稿予定です。

どうぞよろしくお願いいたします。

※※※お礼※※※

ブックマークや評価いただいた方、本当にありがとうございます。

誤字修正や感想、ご指摘などもいつもありがとうございます。

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

2-Dome no jinsei, to omottara, jitsuwa 3-domedatta.~ Rekishi chishiki to naisei doryoku de fukōna rekishi no kaihen ni idomimasu ~, My Second Life... or So I Thought, but It's Actually My Third Life: Using My Knowledge of History and Domestic Policies to Change the Unfortunate History, 2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~
Score 7.4
Status: Ongoing Type: Author: Released: 2022 Native Language: Japanese
Born the second son of a baronial family plagued by misfortune, Takuhir became the head of the household at the age of 16 after successively losing his family to calamities. Desperately working on domestic affairs, but being an ordinary man, he was unable to prevent the continuing disasters or restore his domain. He was called incompetent and defeated by a neighboring country’s invasion at the age of 20. Pleading for the protection of his people in exchange for his own life, he awakened to magical skills at the moment of his execution and transferred himself to the past to redo everything. Returning to the time of his birth as the second son of the baronial family, he also regained the sad memories of his first life, living and dying as a Japanese person. Utilizing the historical knowledge gained in his second life in another world and the knowledge of modern Japan from his first life, he resolves to avoid disaster and save his family and companions in his third life. However, being still a child, he cannot achieve overwhelming power or sudden reversals. He starts with steady proposals for domestic reform, earns funds, increases his allies, develops the town, and gradually accumulates power. Can he change history and save his family? Is there a bright future in this world of redoing? The grand rebellion of an ordinary man, who has resolved to fight against a history that brings one disaster after another, now begins.

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