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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 142

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「ローブ、ローブ」

ナマズ釣りと王子かもしれない対策にと、自分の鞄からローブを取り出して羽織っておくわ。

ローレン君の鞄は隣に転がして置きましょう。

王子かもしれない誰かがいる以上、亜空間収納に入れておくのはあまり得策ではないもの。

でもちょっと面倒。

まあいいけれど。

それよりこのローブ、非売品だけれど売ればきっととってもお高い買取価格を叩き出してくれる代物なの。

それもそのはず、魔力遮断と気配隠し、周りとの擬態機能という3つの機能がついた優れもの!

お値段以上、ラビ印!

私のお手製で非売品だけれども。

見た目も今風にスマートな感じにしたし、外側だけじゃなく内側にも用途別にポケットをつけたり、戦闘中でも体の動きを妨げない仕様にしていて色々機能的よ。

『あの時の蝶で作ったローブか?』

「そうよ。

ラグちゃんのお陰で色々とストックできたのよ。

これは擬態機能も重視してあるわ」

作ったのは去年の真夏。

ラグちゃんお気に入りの人里離れた森の1つで蝶型魔獣が大量発生してたって教えてくれたの。

この箱庭ではないわ。

夜中に魔法で作った明かりでおびき寄せたのだけれど、魔獣だから羽を広げるとかなり大きいし、地味な蝶からカラフルな蝶までいるし、中には光る鱗粉を撒き散らす種もいてなかなか圧巻のメルヘンな光景だったわ。

そうそう、人里離れた場所の魔獣は時々テコ入れしないとむしろ生態系が崩れちゃう事があるの。

あまり知られていないけれど、昔ほどじゃなくてもラグちゃん達聖獣が目についた時限定で、こっそり管理してくれているのよ。

有り難いわよね。

羽はその時に加工して作った自信作。

女子らしさを求めてカラフルなローブもいくつか作ったの。

機会があればと思ってカルティカちゃん用にその中でも色の綺麗なものをこっそり持ってきていたわ。

外側が黒と綺麗なエメラルドグリーン、内側はマゼンダピンク。

擬態機能は低めだけど、魔力遮断と気配隠しは問題ないわ。

でも贈るのはまた今度ね。

せっかく持ってきたのに機会がなかったのがとっても残念。

私のは魔力の低い公女らしく、この擬態能力も重視した外側は地味な焦げ茶色よ。

けれどまだうら若き乙女らしく、もちろん内側は女子らしさを追求してみたわ。

淡いコバルトブルーをチョイスしてみたの。

『俺はそろそろ行く』

自作ローブを自画自賛していれば、ラグちゃんは帰宅宣言ね。

「ええ、鰻重楽しみにしておいて」

『わかった。

うちの子達は食材にするな。

絶対食うなよ』

「私の食欲には分別が備わっているから安心してちょうだい」

えへんと胸を張って主張しておくわ。

『……………………わかった』

どうしてかしら?

間が長くなかった?

あら、ラグちゃんの気配が消えたわ。

とりあえずナマズな鰻重を食べてもらってイメージアップしなくっちゃ。

自分の鞄から釣り竿、疑似餌、小瓶を取り出すわ。

小瓶にはほのかに光る粉が入ってて、疑似餌に軽くふりかけてから、針に装着よ。

この粉は蝶型魔獣の鱗粉なの。

種類によって毒や痺れなんかの諸症状を引き起こすものや、こんな風に光るものがあるから、色々とブレンドして使うようにしているわ。

蝶の鱗粉の本来の役割は水を弾く事。

疑似餌の表面はベチャベチャ加工をしていて鱗粉をくっつけたら剥がれにくいし、水に入れただけでは鱗粉の撥水効果があるから剥がれないわ。

しかもこの鱗粉、光るだけじゃないのよ。

まあ何の効果があるかはすぐにわかるわ。

「レッツフィッシング!!」

ぽちゃん。

何だかちょっと間の抜けたぽちゃんね。

まあいいわ。

糸を垂らしたまま、川辺りに腰かけて待ちましょう。

クイクイッ。

「ふふふ、きた」

でもまだよ。

つついているだけで食いついていないもの。

釣り竿を少し小刻みに動かしてみる。

グインッ!!

「きたー!!」

嬉々としてバッと立ち上がる。

サッと瞬時に身体強化魔法を使って引きずりこまれないように踏ん張って耐えるの。

ビクビクッ。

そろそろね。

釣り竿からは痙攣したような手応えを感じれば、水中へと引っぱられる力がふっと消える。

ぷかぁ。

前世のシャチくらいのサイズの巨大ナマズが痙攣しながら水面に浮かび上がったわ。

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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