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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 258

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『ラビ……私はね、ラビの祖先が大好きだったんだよ。

ラビと同じように魂の良い香りがして、無骨な手で顎を擽られるのがお気に入りだったんだ。

あの男は家族をこよなく愛してたけど、私が聖獣に昇華した時にはラビのように自由を望んでくれた。

そんな男に惚れて、誓ったのさ。

子々孫々、命の限り守るってね』

『嫌な祖先』

魔獣を聖獣に昇華させたのはともかく、血族に縛りつけた元凶なんて大嫌い。

ベルジャンヌだった私も祖先の事は言えないけれど、自分の事は棚上げよ。

淑女の微笑みも今は維持できなくて、ムスッとしてしまっているのが自分でもわかる。

「どうした?」

お兄様が気づいたみたいで声をかけてきたけれど、返事をする気にもなれない。

『ああ、あの男も自分でそう言ってた』

『この子、死にかけよ?

もう間に合わないかもしれないのよ?

言っておくけれど、私が投げたからじゃないわ』

『あはは、わかってるさ。

ラビはちゃんと守護魔法をかけていたし、依り代になりかけたあの小僧の魔力と生命力を取りこんだのを利用して誓約紋をこの子に移して魔法呪の軛を無理矢理断ち切った。

反動で内臓に焼けるような痛みを感じてんのに、今だって魔力を与えて生かしてるじゃないか。

しかもこの子の苦しみが最低限になるように更に自分へ苦痛をいくらか移して身代わりになってやってるだろう』

確かに、今はとっても体中が痛いわ。

でも痛みを無視するのは王女だった頃にたくさん経験したからこれくらいどうって事ないもの。

『……リアちゃんは優し過ぎるのよ。

もう亡くなってるご先祖様じゃない。

惚れた弱みなんて言って……』

『そっくりそのまま返しておくよ』

くっ……痛いところを突っつくんだから。

その手の痛いのは地味に効くわね。

『モフモフは正義だもの……』

『だからって幼子の腹を吸おうとすんじゃないよ。

さっきも私が止めなきゃ腹毛を吸ってただろう。

ショック死したらどうするんだい』

「な、なんと?!」

「「どうした?!」」

あら、リアちゃんが衝撃発言するからうっかり声に出してしまったわ。

両隣の2人は顔をのぞきこんでくるし、向こうの渋メン2人は思わずこちらに視線を向けたじゃないの。

『全く、そういうところだよ。

あのベルジャンヌがここまで変態に染まっちまうなんてね』

何かしら……こんな時なのにサラリと変態認定を受けたわ。

違う意味で泣きそうよ。

『とにかくだ。

ね、頼むよ』

『……………………わかったわ。

でも……今度は私が待っているから、早く会いに来て』

『ふ、わかったよ』

リアちゃんが慰めるように翼を広げて頭に突っ伏してスリスリしてくれる。

「公女?」

王子が私を、いえ、私の頭を見て驚く。

「いつの間に派手な鬘を?!

いや、鳥?!」

そうね、リアちゃんが隠れるのを止めてそんな姿勢になっていれば、お兄様の目には一見ド派手な鬘に見えたわよね。

「聖獣?!」

「この子は暫し預かるよ!」

騎士団長が驚いて駆け寄ろうとしたけれど、リアちゃんが早かったわ。

「ラビアンジェ?!」

お兄様の声も聞こえた気がしたのだけれど、バサッと翼を羽ばたかせて王女時代から愛用している学園のお昼休憩なんかで利用している秘密の特等室に一瞬で転移してしまったのだもの。

「ラビ、鳥……何連れて来たのさ」

すぐにソファで寝そべって……私が置いていた残りの兎熊をモグモグしながら出迎えてくれたキャスちゃんが私達の背後を見てとってもブスッとしたわ。

ちゃんとログハウスに取り置きしてあるのに、つまみ食いされちゃった。

でもモグモグタイムの白モフモフも可愛いから許しちゃう。

それより何って……あらあら?

「公女……」

「……ほう?」

ふり返れば2人の背の高い男性が。

「これはまいった。

てっきりベルジャンヌの魔法に弾かれると思ってたんだけどね」

「お父様、王子……どうやって……ああ、羽根……」

そういえば2人ともハリセンやらお札やらを持っていたわね。

妄想に新風が欲しくて渡したけれど、まさかそれが入室許可に繋がるなんて。

いつもご覧いただきありがとうございます。

ブクマ、評価、感想にやる気スイッチ押されてます!

そして他作品も含めて今年もお世話になりました。

心から感謝しておりますm(_ _)m

明日からの新年も何卒宜しくお願い致します(*´艸`*)

とか言いながら明日の更新分を作る時間がおせち作りと初詣で多分取れないので、次の更新は2日から(^_^;)

筆が進めば元旦更新します(*´艸`*)

こちらは別サイトてますが書き貯め分があるので明日も更新します↓

【太夫→傾国の娼妓からの、やり手爺→今世は悪妃の称号ご拝命〜数打ち妃は悪女の巣窟(後宮)を謳歌する】

https://kakuyomu.jp/works/16817330649385028056

お陰様で書き貯め含めて5万文字超えました!

やっと目標10万文字の折り返し地点に到達です!

ありがとうございますm(_ _)m

長編のカクヨムコン・ライト文芸部門で最高7位、一旦落ちてからのじわじわ順位上げてます。

初中華風にチャレンジした作品で、今のところ毎日投稿しております。

というか多分どこかで複数話投稿していかないと規定文字数に到達しない。゜(゜´Д`゜)゜。

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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