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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 313

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「さあさあ、ヘインズ先輩!

ちょっとそこまで、お散歩に付き合って下さいな」

「…………ゃだ」

ん?

ビクッと体を強張らせたかと思えば、私のお顔を怯えた様子でガン見。

少しの間黙っていたかと思えば、呟いた声が小さすぎて、良く聞こえなかったわ。

『そうだ、おかあさん。

あのね、隊長がみつけたっていってたよ。

でもこれはおかあさんのくえすと?

なんだって』

糸の加工も終わり、深夜帰宅した私は転移魔法で、そのままログハウスに戻ったの。

聖なる小狐様の上で眠りこけていた、子亀状態の天使様は、よっぽど疲れていたのね。

朝までぐっすり。

からの今朝方無事に、素敵なメッセージを受け取ったわ。

善は急げとばかりに早速転移して、教えてくれた現場を確認。

確かに隊長が、クエストと表現しただけの事はある場所だった。

聖獣ちゃん達の力を借りず、私が自分でどうにかしなきゃいけない事態だと判断して、まずはお兄様を捕獲……じゃない、探してみた。

けれど昨日、急きょお仕事が入ったとかで、お兄様は早朝にはどこかへ行ってしまった後だったの。

教えてくれたお兄様付き執事のジョンさんに、茶葉のお礼も一緒に伝え、久々に歩いて登校。

ジョンさんは馬車を手配しようとしてくれたけれど、お兄様がいないんだから、もちろんお断り。

やっぱり老後に備え、足腰の鍛錬は必要だと思うわ。

ちゃんと学生らしく、今日の半日短縮授業も終えて、学生生活の裏で暗躍を始めた私の専属イラストレーター、ワンコ君を捕か……じゃない、探し当てた。

と言っても男子寮の物陰に隠れて、張りこみをしていただけよ。

だってほぼ生徒会長ポストにいる、副生徒会長たるお兄様は欠席。

今日はお兄様が振るような、生徒会役員のお仕事はほぼ無いはずだもの。

予想通り、小1時間も待っていれば、現在お友達削減キャンペーン中の彼は、特に寄り道をした様子もなく、のこのこ……いえ、ひよこっと戻ってきた。

で、冒頭のお誘いをかけたというわけ。

「良く聞こえませんでしたわ。

何と?」

と、改めて質問。

するとやっぱり怯えた眼差しを私に向けたの。

何故?

「嫌だと言ったんだ!

その顔は、絶対良からぬ何かを企んでいる時の顔じゃねえか!

ロクな事にならねえやつだ!」

「まあまあ、企むだなんて。

可愛い後輩が、先輩にほんのちょっぴりお誘いしているだけでしてよ?」

「そのキョトン顔は、正気を疑う何かを頼みに来た時のやつだ!

絶対!」

こら、ワンコ君。

人を指差しちゃいけません。

「あらあら、そんな事は……」

「それは是非、先生にも教えて欲しいものだな」

突然の、背後から耳に心地良さそうな低音ボイスね。

私の後ろは男子寮。

ワンコ君を中へ入らせないように通せんぼうしていたのだけれど、もしかして王子は転移でもしてきたの?

それとも私と同じく張りこみ?

アンパンと牛乳を差し入れすべきだったかしら?

あら、どうしてかワンコ君が、またまたビクッと体を震わせた?

更にぎこちなく2歩後ずさり。

下手くそなロボットダンスでもしているかのような、カクカクした動きよ。

「お忙しい全学年主任である、第1王子殿下のお手を煩わせるようなものではございませんわ。

後輩として先輩と、少しお散歩をしようとしていただけですのよ」

もちろんしっかり淑女らしく微笑んで振り向けば、何だかどんよりとした視線をワンコ君に投げている?

もしや張りこみはワンコ君を監視する為だったとか?

「何をやらかしましたの?」

「いかにも俺が何かやったみたいな目を向けんな。

目当ては絶対、公……いや、何でもないです。

何なら公女は俺じゃなくて、先生を頼ればいいんじゃねえか。

な、公女。

そうしろ、な?」

何故そんなにも必死なお顔で私に懇願するの?

チラリと王子を見れば、何だか目がキラキラしているように見えるわ。

こっちはこっちで、何故?

ハッ、もしや生徒に頼られる先生気分を味わいたいとか?!

そうね、この国の第1王子という立場上、生徒はなかなか頼れないものよね。

彼も前々世の私からすれば、お孫君!

お祖母ちゃん、頼る生徒になってあげる!

「いいわ!

ちょうど2人いれば、私は何もしなくて良くなるもの!」

ガシッとワンコ君の腕に自分の腕を絡ませる。

「何でそうなる?!」

「チッ」

ふふふ、舌打ちして慌ててこちらにきたお孫君だって、忘れていない!

「え」

「レッツゴー!」

ポカンとしたお孫君の腕にも自分の腕を絡ませて、いざ、転移よ!

いつもご覧いただきありがとうございます。

皆様のお陰で書籍化する事になりました。

7/10にカドカワBOOKSより発売予定です。

よろしければお手元にお取り寄せ下さい。

書籍化に伴い、今週末にタイトルを変更致します。

【稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ】です。

よろしくお願い致しますm(_ _)m

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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