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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 341

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『ふむ、王妃の言う通りよな。

側妃の仕事は王妃と違い、城のごく一部の内政を補助するのが、負わねばならぬ最低限の義務よ。

そう、そなたが負うは、最低限。

それ故、実子の婚約者を推挙、任命する権限に固執する時間があるようだ。

王妃よ、側妃に何かしら仕事を与えよ』

『……っ』

『騒ぐなら、強制退出とするが?』

側妃は1度、ライェビストに強制転移させられた身。

故にそう宣言すれば、これ以上、王妃の魔法を解除しようなどと、無駄な努力はしなくなった。

『クリスタにできる仕事……見つかり次第に』

王妃が再度呼び捨てをし、更に眼光を鋭くさせるものの、視線を下に下ろす。

無駄な抵抗はせぬが、己の為と理解したようだ。

『陛下。

王子、王女の伴侶を決定する事は、元々は王妃の権利。

側妃が出来た場合に限り、譲り渡すものですから、王妃たる私にお戻し下さい」

しかし王妃のこの言葉を聞いた途端、側妃は顔を上げ、今度こそ隠さず王妃を睨みつけた。

慈悲深く嫋やかで模範のような淑女の外面は、脱ぎ捨てたようだ。

王妃の方も、これを待っておったのだろう。

これまで堪えてきた王妃と、他ならぬ余の第一子たるレジルスを想えば、乗らぬわけにもいくまい。

『良かろう。

そなたの実子たる第一王子、レジルスもそろそろ婚約者を決めねばなるまい。

推挙したい者は……』

『ロブール公爵』

食い気味にレジルスが言葉を被せる。

気が急いてしまう気持ちもわかるが、慌て過ぎではなかろうか。

国王としては第一王子を咎めるべきではある。

だが異母弟との婚約が成立する前から、ともすればまだ幼い公女に、男として過剰な想いを抱き続けたのを、知っておる。

それはそれで危ない気がしていたが。

婚約成立後は、長らく口を閉ざし、感情を封じてきた事も。

お陰で色々、拗らせているような気がしているが。

そんな息子の父としては……。

『何か?』

『公じ……』

『レジルス。

推挙し、任命するのは王妃たる私の権限ですよ。

それにロブール公爵家に公女は2人いるのです。

慌て過ぎでしょう』

ライェビストにレジルスが公女と発言しようとして、余の代わりに王妃が咎める。

全くその通りだ。

それにしても側妃は、このやり取りで気づいたらしい。

ハッとした顔をレジルスに向け……体内の魔力を練り始めた。

どうやら抵抗を選ぶらしい。

ふと、王妃の口元が小さくだが弛む。

それに合わせ、余も含めた男達全員は成り行きに任せる判断を下した事を悟る。

__パシッ。

無理に魔力を巡らせ、自力でかかった魔法を解除した際に生じた微かな音が聞こえ、た。

わざと力を弛めたか。

『なりません!』

かなりの魔力を消費したらしく、肩で息をしながら側妃が叫ぶ。

『レジルス王子!

弟の婚約者を奪おうだなどと、恥ずかしくないのですか!』

立ち上がって側妃が王子に詰め寄るが……。

『クリスタ。

王妃たる私が必要を感じ、そなたにかけた魔法を解除するとは』

『何を言っているのですか?!

王妃といえど、側妃の体を縛りつけるような魔法を、何の手続きもせずに私怨でかけるなんて、どうかしています!

とにかく、ラビアンジェ公女はジョシュアのもの!

奪わないで下さい!』

『体そのものの自由は縛っていない。

非公式ながらも立場ある者達が集まるこの場で、冷静さを欠いたそなたの口に、必要な緊急措置を講じただけ。

この国の最高権威とその配たる王妃の2人が、黙るよう伝えたと理解できていないとは。

挙げ句、自ら魔法を解除して喚き散らしてしまう。

これでは王妃として城の秩序を正す為に、危険行為を犯したそなたに罰を与えなければならなくなったわ』

『ふ、ふざけないで下さい!』

側妃の興奮に合わせて、体内で魔力がうねる。

伯爵家の出とはいえ、その魔力の高さは更に高位の貴族に匹敵する。

故に血筋と加味して、側妃に選ばれた。

『ふざけてこんな事を言う王妃は、この国にはおらぬ。

側妃は一月、側妃宮にて謹慎を言い渡す。

また、アッシェ公。

必要に迫られた経緯はあっても、便宜上は側妃の後ろ盾故に、監視と教育できる者の手配をせよ』

『勿論に』

『そんな?!』

恐らく王妃が狙ったのは、これであろうな。

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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