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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 358

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「だが公女の子供ではない」

だから王子は何故そんなに頑なに?

「えっと……何の子供か、聞いても?」

「まあ、野暮でしてよ。

どんな子供でも、愛する自信しかありませんの」

それは私にもわからないの。

どうやったら火口に生み落とされるのか、さっぱりわからないもの。

いつぞやのディアのように、どこかの川から足を滑らせてどんぶらこっこと流れるにしても、流れる場所もなかったし。

けれど、いいの。

この子がどんな子でも、いえ、できるならもふもふした毛があると、お得感はとってもあるのだけれど、例えば前世の番組で見たスフィンクスや、ショロイツクインツレのような毛のない猫や犬であっても、こちらの世界によくいるスライムであっても、私はメロメロになっちゃうわ。

それよりも本来なら、もっと違う事を確認すべきじゃないのかしら?

「えっと……何故付き添いが?」

そうそう、それよ。

でもこの2人は付き添いではないのよ。

「もちろんピクニック仲間ですわ。

お弁当も作ってきましたのよ。

兎熊や音波狼のお肉を使った料理ですの

よろしければ、ナックス神官もいかがです?」

ふふふ、本日のメインイベント!

教会なら何かしらの木や花はあるでしょうし、ディアが駆け回りつつ、自然にインスピレーションを受ける環境ならなお良しよね。

「……いや、私は神官として本日対応致しますから。

その前に、教会内での飲食はご遠慮下さい。

それにピクニックに弁当って、一体何しに来たんですか」

まあまあ、ジトリとこの2人が手分けして手にしているお弁当やらピクニックグッズを睨んだわ。

「ピクニック離婚でしてよ」

ふふふ、ピクニックとついでの離婚を掛け合わせた、本日の目的が一発わかるネーミング……。

「公女、それでは俺達が離婚するようなネーミングだ」

「王子はどこにつっこんでるんですか。

大体、趣旨が違う上、主旨がピクニックに寄ってませんか」

うーん……そうかしら?

そもそも離婚手続きは、1世紀以上生きてきても初体験だから、いまいちピンとこないのよね。

『おかあさん、いつのまにおうじとけっこん?!

のぞまぬけっこんシリーズは、だめ!

ディア、ボンする!』

起きぬけにうちの天使が不穏?!

それにディアがいつの間にか、先月あたりに書いて、こっそり隠していた舞台の台本を見ている?!

最近、出版社を介してオファーのあった、一部のマダムにウケそうな、前世で見ていたドロドロの愛憎溢れる昼ドラを模して書いたやつ!

__ボコボコボコ!

あら、卵の中からお腹を蹴る感覚。

これぞ胎動ならぬ、卵動!

わかったわ、今度はそのシリーズがお望みね。

読み聞かせしちゃうから、安心してちょうだい。

『違うのよ、ディア。

離婚は私の両親がするの。

今世の私の戸籍には、増減は1度もないから安心して。

ほら、ボンの時にお腹に当たると危ないから、今は止めておきましょうね』

『はぅ!

そうだった、ディアおねえさんになるの!

まもらなきゃ!』

『ええ、そうね。

まずはこの子が無事に卵から孵るのを、一緒に育てながら見守りましょうね』

性別がどちらかわからないけれど……もしスライムだったら、性別ってどうなるのかしら?

でも、どちらでも良いか。

そっとディアと卵を撫で、周りにはわからないようにして、どちらにも私の魔力を馴染ませる。

私だけじゃなく、ディアもよく自分の魔力を卵に注いでいるからね。

この子の中で、より一層の愛情深さが育まれて、急ぎで整えた聖獣としての力が増している。

リアちゃんから受け継いだ力は、ディアにしっかり定着している。

お腹に乗る、2つの存在の何とも愛おしいこと。

意図せず笑みが溢れてしまうけれど、不可抗力よ。

『んふふ、おかあさんのまりょく、あったかい……スヤァ』

あらあら、ディアは眠ってしまったわ。

誰かに魔力を与えるのって、コツが必要なの。

血縁関係があれば簡単なのだけれど、そうでない場合、自分の魔力を相手の魔力に同調させて、変質させる必要がある。

もちろん力の差が歴然としていれば、無理矢理入れる事はできる。

けれどその場合体に反発されて、渡した魔力が霧散したり、相手がその魔力を自分に馴染ませるのに、時間がかかって苦しむ事もあるの。

お腹の上が大人しくなって、改めて顔を上げて、思わず首を傾げてしまう。

3人共に呆けたように私の顔を見て……どうしてかしら?

教会の中なのに、何度目かの静止画の呪いが発動しているわ?

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

ブックマーク、評価、感想ありがとうございますm(_ _)m

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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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