Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 361

Free translation limit for this category has been reached for older posts. Please login or register to translate this post.
Balance: 0 coin

Click here to buy coins


『ディア、次は王子に無事だと念話を届けてみて』

『むー、たいいんじゃだめ?』

どうしたのかしら?

ディアの様子から、そこまでリンダ嬢に思い入れはなさそうだったのだけれど。

人見知りが発動したの?

……はっ、まさか……。

『小さな初恋物語?!』

あら、うっかり思いつきが、念話になってしまったわ。

『ちいさな、はつこい?』

『ふふふ、可愛らしいわね。

少し早い気もするけれど、リアちゃんの後継ですものね』

そう、リアちゃんこと、鳥型の聖獣ヴァミリアは恋多き女だっ……。

__ドカッ。

「ふぐっ」

『おかあさん?!』

くっ、抗議するかのような卵動?!

それも鳩尾に急な圧迫感で、思わず声が漏れて、たたらを踏んでしまったわ。

や、やるわね……声にも念話にも出していなかったのに。

そっとお腹の卵を撫で、魔力を注入して連打しそうな気配を落ち着かせる。

『大丈夫よ。

意思疎通が取れて、相思相愛だっただけ』

『そうしそうあい?』

『想い合っているという事よ。

ほら、ディアと私のように』

『うん!

ディア、おかあさんとそうしそうあい!』

くっ、なんて可愛いの!!

メロメロノックダウンで、リングに沈んだら10カウント間違いなし!

『公女!

無事か!』

なんて膝を着いて、地面にメロメロと倒れ伏してしまいそうになっていれば、突然の念話?

これは外にいるはずの王子かしら?

もしかして、と何もない白い空間に薄っすらと感じる綻びの方を見やる。

もちろん肉眼では見えないのよ。

脳で視るような……わかる人にはわかる、幽霊を脳で感じて、視るようなものかしらね?

前世で少しハマっていた、オカルト的ウェブサイト情報よ。

前世の言葉で言うなら、シックスセンス?

やだ、何だか格好いいわ。

『公女!

聞こえたら、返事をするのだ!』

そうだった。

うっかり言葉の響きの格好良さに、ニヤニヤしていたわ。

王子はどうして、そんなに焦っているのかしら?

誰かを意図的に傷つけるような類の空間ではないのよ?

そんなに焦らなくても良いのに。

『王子、聞こえておりましてよ。

特に問題ありませんわ。

そちらはいかが?

リンダ嬢とわちゃわちゃお戯れでしたら、むふふ。

こちらはお気になさらず、楽しんで下さればよろしくてよ?

あ、後でリンダ嬢に感想を……』

ディアの魔力を辿るようにして、王子の魔力が綻びから、こちらに侵入しているわ。

ディアの魔力が外に出たのに気づいて、彼の魔力をこちら側まで伝わせてきたのね。

『むぅ……おかあさんとのわちゃわちゃ、じゃまするのはボンよ』

あらあら?

ディアが何か呟い……。

まあまあ?

王子の魔力がブツンと切れてしまったわ。

それとなく冷気が漂っているから、うちの天使がやったのね。

でも仕方ない。

だって……。

『ゲームを邪魔されるのは、誰だって嫌よね』

『うん!

ディア、おかあさんとゲームするの!

つぎはどうするの?』

もう!

お母さん子が過ぎるわ!

何て可愛いのかしら!

そうよね、お母さんお母さんと言って、頭によじ登ってくれるのなんて、せいぜい小さい内だけよね。

大きくなっていくに従って、お友達や彼氏への比重が大きくなっていくんですもの。

この可愛らしい盛りの天使は、今だけは私のものよ!

王子には念話で無事を伝えたし、今はうちの子とのゲームに専念しなくっちゃ!

『そうね、それじゃあ……あらあら?』

次は固く結んだ糸を解くようにして、布を繋ぎ合わせたような空間に隙間を作りつつ、弛めつつ、良いところで出て行きましょう。

そう伝えようとしたのに……いわゆる糸の結び目を切って無理矢理空間をこじ開けようとしているわ?

これはきっと王子ね。

でもそれをすると……。

私の足下に、魔法陣が出現する。

『むう……おうじ、ディアとおかあさんのわちゃわちゃゲームこうりゃく、じゃました。

たのしんでたのに……う〜……グスッ……ふええええん!』

あらあら?

野球ボールサイズの雹の塊が、私達の周りに出現したかと思ったら、綻び目を目がけて跳んで行ったわね。

ただでさえ下の魔法陣が何かしらの発動をしている状態で、小さくても聖獣であるディアが泣き怒りして、そこそこな魔力で発動したものだから、干渉し合ったわ。

瞬時に下の魔法陣を解析して、ディアの漏れ出た魔力は魔法陣との干渉を抑えて、卵の方に注ぐ。

魔力を無駄にはしないけれど、私に1度通して魔力を変質させて注ぐから、流石に対応が大変。

頭も冷たいし。

まあまあ?

解析したこの魔法陣は……それなら成り行き任せでいいわね。

いつもご覧いただきありがとうございます。

先日、書籍となって本作が発売されました!

人生初のデビュー本です!

次巻の発売は売り上げ次第と聞き、ならば最後かもしれないと、一念発起。

ウェブのストーリーをシャープに削って、そこそこに加筆して、全文ほぼ修正しまくってます!

本は本でストーリーを楽しんでいただけると思ってます。

ウェブにないオリジナル場面や、ウェブではまだないラルフ視点SSあり!

よろしければ、カドカワBOOKSのホームページより、確認してみて下さい!

稀代の悪女で検索かけても、多分出てくると思います(≧∇≦)/

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset