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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 381

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「不勉強でも立場上、そうした事を知る機会は人より多いもの」

ふと、公女の口調が少し変わっている事に気づく。

些細な変化。

けれど確実な変化……公女が背を向けているからかしら。

今まで感じられた公女の感情……全く感じない?

いえ、感じないというよりも……無、かしら?

え、どうして?

無?

喜怒哀楽が全て消えたような……何も無いって……そんな事があるの?

教皇もいくらか眉を顰めているから、きっと変化に気づいているんじゃないかしら?

それよりも、公女は先々代の王妃の名前が消された理由を知っているの?

どうしてか消されたのかについては、全く触れる気配がないもの。

もし私なら、絶対にそこが気になるわ。

「そうですね、貴女の立場は公女である事に違いはない。

それも当然だったのでしょう」

「スリアーダはあなたを簡単に懐に入れたのかしら?」

「ふ……ええ」

教皇は公女の背に微笑みかける。

「公女はあの女の性格をどう聞いていたのでしょうね?

元々の性格を考えれば、早々懐にははいれなかったでしょう。

昔から用意周到で、用心深い、

しかし姫様亡き後、あの女が世に言うところの蟄居したなどとは、当然建前でしたからね。

現実は夫であった先々代の国王に、姫様の過ごされた離宮に閉じこめられ、監視されていました。

状況的にも私に頼るしか無かったのが、良かったのでしょう」

教皇は当時を思い出すかのように、饒舌に語り続ける。

でもやっぱり、どこか時間を引き延ばしているみたい。

「そうそう、この顔だけでなくこの魔力も役立ちましたよ。

スリアーダは閉じこめられる際に魔力を封じられ、魔法具も取りあげられました。

私の魔力にも十二分に魅了され、信者のように私を信じてくれました。

あの女が隠していた姫様の髪の在り処も、すぐに口を割りましたよ。

髪を手に入れた私はそこの悪魔と手を組み、追いこまれたスリアーダを唆して依代にし、悪魔に体と魂を食らわせて、消えかけた存在を今度こそ顕現させ、こちら側に留める事ができました。

もちろんその間に私は教会に入りこみ、先代の教皇も懐柔していきました」

「……そう」

公女は1つため息混じりに相槌だけを打つ。

教皇の独白のような言葉にも、未だに振り返らないけれど、やはり相変わらず感情は無いままみたい。

「あなた、悪魔の力を受け入れて、契約したの?」

「まったく、あなたはそういう事はよく知っているようですね。

もしや無才無能や不勉強というのは、カモフラージュでしょうか?」

教皇は公女を検分するかのように目を細め、華奢な背中を見やる。

「当時の私の魔法はまだ未熟でしたから、そこの悪魔の力はどうしても必要でした。

貴女のお陰でもうじき、契約は満了となります」

「そう……」

まだ……。

口の中だけで呟かれた声を、耳が拾う。

まだって、どういう意味?

「ねえ、そろそろ始めてくれない?

いつまでつまらない話をしているの?

これ以上は情が湧いて躊躇していると、そう捉えてしまうわ?」

ローブの誰かは愉しそうに口元を歪め、教皇に次の行動を促す。

情が湧く……確かに教皇はずっと一定の距離を保ったまま、公女に近づく事もしていない。

「……は、そうですね……ええ、わかっています」

暫くの沈黙の後、自嘲したように息を吐いたのは教皇だった。

彼は自分に言い聞かせるように、そう言葉を発した後、公女の方へゆっくりと一歩踏み出し、右手をかざして魔力をそちらに集中させた。

私の直感が、これ以上は危険だと告げた!

公女の足下に、多分魔法陣らしき模様が浮かびようになる!

させないわ!

私はすぐに公女の元へと走り寄って、公女の手を掴んで引っ張って走る。

正直、怖くて公女の顔を確認する余裕もない!

「公女、今度こそ逃げますよ!」

声をかけて引っ張って走れば、足下に現れかけた魔法陣が霧散した。

「何者……」

「え、どこから」

戸惑う教皇とローブの誰かは無視して、間を遮る土壁を瞬時に下から突き上げた。

「……え?」

でも、意図した物でない、行き過ぎた魔力が魔法となって発動してしまう。

そのせいで思わず、間の抜けた声を出してしまったわ。

何で分厚い岩壁が出てきちゃったの?!

いつもご覧いただきありがとうございます。

ブックマーク、ポイント、感想にやる気スイッチ押されてます。

そして7/10に発売した本作1巻の【重版】が決定しました!

昨日連絡もらってびっくり!

お買い上げいただいた方のお陰です(≧∇≦)/

ありがとうございます!

そしてそしてこれは他サイトですが、カクヨムの方で本作のフォロワー様限定メールにて、近日中にそのご報告用SSが発信されると思いますので、よろしければそちらにアカウントある方は、そちらの方も一時的にでもフォローして見てやって下さいm(_ _)m

何やらそんな機能があちらには実装されているらしいです。

いつのタイミングかは……これからSS作って編集様に送ってからになるので……とにかく近日中という事で(;・∀・)

そしてそしてそして、2巻の発売も決定しました!!

多分、きっと、そのはず!

いや、まずは2巻原稿の方を迅速にやります!

発売日等は決定次第、またお知らせしようと思っていますので、こちらも1巻共々お買い求め下さると嬉しいです(*´艸`*)

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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