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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 400

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「んぐぁああああ!」

少しずつ音波と放つ聖獣の魔力が大きくなってきたからかしら。

教皇の叫び声も大きくなっていく。

それに比例して抜け落ちる羽根も多くなるけれど、落ちてすぐに聖獣音波魔力で浄化されて消えてしまう。

翼も少しずつ小さくなっているから、そちらは問題なく元に戻る。

問題は契約者として長らく取りこみ続け、体内に蓄積されている悪魔の力。

あれは魔力とは異なりながらも、似てはいる。

呪いと同じね。

似て異なるものよ。

魔力とは比重が違うからか、聖獣音波で体内の魔力と分離はできる。

隊長と契約してから思いついた方法だったし、隊長以外の、他の聖獣ちゃんにはできない事。

あちらの世界にあった、音波洗浄もヒントになったわ。

孫やひ孫の手垢まみれの老眼鏡も、音波洗浄でピカピカになったのが何だか懐かしいわね。

分離した悪魔の力は汗や血に混じらせて、強制的に毛穴や口から排出させているけれど、長期に渡って取りこみ続けたせいで、分離には時間がかかりそう。

それでも契約が成立していないからこそできるの。

契約が成立していれば、教皇の魔力の質が変質して、悪魔の力と同質になっていた。

そうなれば分離はまず不可能だったんだもの。

「……手のかかる子ね」

「……はぁ、はぁ、こう、じょ?

んぐっ……」

思わず苦笑して出てきた言葉に、教皇が反応する。

本当に……いくつになっても、手がかかるんだから。

隊長も隊長よ。

この子の事を今まで内緒にしたりなんかして。

私が性別を勘違いしてたのに気づいていたでしょうに。

後で2人共、お説教しなくっちゃ。

そう、悪魔の力を体からだして、契約そのものを無効化してからね。

__ボコン!

「ふぐっ……」

なんて思っていたら、突如加わるお腹への圧に、思わず呻いてしまう。

「お母さん、また胎動?

大丈夫?」

自分の事で忙しい教皇と違って、私を気遣ってくれるのは天使のディア。

「ええ、そうみたい。

もちろん大丈夫よ。

胎教に和楽器バンド的ロックが、胎児のインスピレーションをかき立てるのね。

きっと出たくなってきているに違いないわ」

「やったあ!

早く出てきてね」

卵の中からの蹴り上げ力が強くなってきているから、もうそろそろ孵化するはずよ。

私に固定してある卵に乗っているディアが、ヨシヨシと撫でているのを見るのも、そろそろ見納めね。

可愛くて癒やされるけれど、私も早く出てきて顔を見せて欲しい。

どんな外見でもいいの。

魂が同じなら。

私だけじゃなく、ディアもずっとリアちゃんから受け継いだ火属性の魔力を卵に注いできたわ。

例えドロドロなスライムでも、可愛いがれる自信しかない。

羽根や毛があれば、それはもちろん最高ではあるけれど……。

「「「「「「キャ〜!

隊長〜(あなた〜)、カッコイイ〜!

デス!!」」」」」」

なんて卵に思いを馳せていれば、いつの間にか頭に移動していたディアと、楽器を奏でながら熱く滾る声援を夫に送る奥さん達の大興奮に、我に返る。

そういえば少し前、この卵を拾った隣国との国境にある火山でも、隊長が卵誕生記念ライブを連日決行していたって聞いたわ。

卵の存在にいち早く気づいたのも、隊長だったものね。

多分卵を運んでいた親魔獣が、誤って火口に卵を落としたか、手に負えない魔力を卵から感じて、わざと火口に捨てたんだと思う。

こちらの自然界ルールは魔獣になるほど厳格だもの。

卵が周りの魔素を魔力還元して取りこんでいたお陰で、マグマの熱が幾らか奪われて、噴火は小規模だったみたい。

親のいない卵もしっかり魔力を蓄えられていたし、災い転じて福となすって、こういう事なのかしら?

隣国も含めて周囲の住民も魔獣も、マンドレイクな隊長の単独ロックフェスで避難しちゃったみたいで、ちょっと申し訳なかったけれど。

うちの聖獣ちゃん達がお騒がせしてしまったわ。

当然だけれど、ロックの観客は奥さん達とディアだけだった。

私は自分のログハウスで妄想を紙に炸裂させたり、胎教に大奥乱デ舞を朗読していたから、参加できていないの。

初めてのロックフェスに興奮したディアが、発光発火したり雹を降らせたらしいけれど、付近一帯は大丈夫だったのかしら?

いつもご覧いただきありがとうございます。

ブックマーク、ポイント、コメントにいつも励まされております。

これがNo.306でダリオが受けた報告の真相となります。

やっと書けた〜ヾ(*´∀`*)ノ

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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