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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 449

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「よお、カナ。

遅くまで大変だな」

「へ、変質者?!

ど、どちら様?!」

寮に帰宅して明かりを点けようとした途端、誰もいないはずの真っ暗な部屋で声かけたからな。

驚くわ、警戒するわしながら黒髪おさげで眼鏡をかけた少女が、ドアを背にしてビクッと振り向く。

相変わらずの、らしい反応が何か嬉しくて、思わず笑っちまう。

「変質者はひでぇ。

でも3年前と変わってなくて安心した。

んな驚くなって。

兄さんだぞ〜」

「あ、兄はおりません!」

「あ〜、暗闇じゃわかんねえか。

ほれほれ、カナの格好良い兄貴のルカだぞ〜」

魔法で手の平から光を生み出して自分の顔に近づけた。

「そんなむさ苦しい兄なんて……うきゃあっ、へ、蛇型魔獣?!」

「ん?

ああ」

そういや闇夜だったから、相棒に頼んで目を借りてたんだった。

熱を感知してボヤッと光って見えるんだ。

「悪い、ピケ。

そういやいつもよりデカくなってたんだったな。

妹がヒビッちまってるから、姿隠してて」

「シュピ〜」

ピケは小さく鳴いて、光にどことなく金色の光沢を反射する黒い体をスーっと見えなくした。

見えなくしただけで、俺の腰の辺りから上半身にとぐろ巻いて、背後から俺の肩に顎を乗せてんのは変わらない。

「お、大きくなりましたね」

いや、カナが怖がるからピケはいつも小蛇サイズだっただけだぞ。

まあ一々言わないが。

カナはピケの名前と体つきでやっと俺の存在を理解したみてえだ。

部屋の明かりを魔法で灯してから、カナが一歩近づいた。

「最後に会ったのは3年前だもんな。

つうか素敵なお兄様にむさ苦しいはないだろう」

「だ、だって……その髪と無精髭……それに体も前より厳つい……。

ルカ兄さん、久しぶり……ぎゃあっ」

「はっはっは、もうちょい可愛らしい悲鳴にしろ〜」

カナを力一杯抱きしめれば、年頃の女子からぬ悲鳴だ。

……何か獣臭が妹の体からしてないか?

討伐訓練して……るわけないよな?

明日は学園祭で、昼間はその準備してたはずだし……何か食欲刺激する臭いのような?

「く、くるじぃ……」

「おっと、力入れすぎたか。

眼鏡ズレちまったな」

薄く緑がかった光を反射する眼鏡のレンズの端っこから、金色の瞳が覗く。

普段から眼鏡をかけてんのは、俺と同じ色の瞳を隠す為だ。

俺が前髪を長く伸ばしてんのも同じ理由から。

何かの拍子にこの瞳にかけてある目くらましの魔法が解けてバレないようにすんのもある。

俺も眼鏡持ってんだけど、何か性に合わない。

成り行きで今の護衛してる夫人にかかってるやべえ守護魔法に巻きこまれて、割れた眼鏡のレンズで瞼切って以来、特に眼鏡かけんのが嫌になった。

まあ髪がボサボサなのは、伸びんのが早くてチマチマ切るのが面倒なのもあるけど。

瞳の色を魔法で変えるのは、ぶっちゃけできない事はない。

ただ魔法の構築が面倒だし、常時変え続けるとなると、難易度が一気に跳ね上がんだよ。

髪色くらいなら、そうでもないけど。

瞳には魔力が多く流れるとか言うし、髪と違って血が通ってる分、やり難い。

髪は染料で染める事もできるから、魔法がなくても何とかなる。

ただ髪色は、俺もカナも変えてない。

そう珍しい色でもないしな。

「はぁ、はぁ……力が異様に増してる?!

身体強化?!」

「なわけないだろう。

護衛しながら、護衛対象から一目散に逃げるっていう武者修行の成果?」

「護衛なのに?

相変わらず兄さんの話は、意味がわからない」

妹よ、それは俺にも意味がわからん。

えげつない守護魔法を、あの夫人にかけた張本人に言ってくれ。

俺が生まれた時には、張本人はとっくに亡くなってるけど。

「それより珍しいですね。

ルカ兄さんが会いに来るなんて。

というか女子寮ですよ、ここ。

防犯魔法が作動していないから、ちゃんと許可を得たんですよね?」

「学園長には言伝はしてるけど、魔法の作動はピケが止めた」

「相変わらず……無茶苦茶……」

「シュピ〜」

おお、妹のドン引きした顔も久々だな。

ピケが姿を隠したまま、得意げな鳴き声を出せば、ビクッと3歩後退した。

俺が生まれた時には既に一緒に住んでて、当然だけどカナが生まれた時にはもういたんだ。

もうそろそろピケに慣れてくれ。

姿隠してるからカナには見えてないだろうが、ピケのやつ、しょげてんぞ。

いつもご覧いただきありがとうございます。

ポイントや感想にいつも励まされております。

やっとこの2人と眼鏡について、具体的に触れられました。

黒髪おさげの眼鏡女子……もう誰だかおわかりでしょうか(*^^*)

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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