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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 468

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「ラビ!

とうとうこの日が来たね!」

「ええ、そうね!

とってもワクワクするわ!」

炎鳥だったリアちゃんがグリフォンとして再び契約してから、数週間。

リアちゃんにはしっかりと炎鳥時代の記憶があったのもわかったわ。

実はリアちゃんが炎鳥時代、私の小説に感化されてとある試みをしていたの。

それが……。

「来な!

私の特別眷族!

演劇隊!」

__チュン……チュンチュン。

__チチ……チチチチ。

__ココ……コケッコー。

(※緑の蜥蜴じゃないよ。by嵐)

__ポポ……ポッポー。

崖を挟んだ向こう側でちびっ子グリフォンが元気に叫べば、どこからともなく多種多様な鳥達の鳴き声。

羽音と共に鳴き声も大きくなってくる。

「まあまあ、何という事でしょう!

可愛らしい鳥の演劇隊ね!」

崖のこちら側にある切り株に腰かけて見守っていれば、リアちゃんの眷族ちゃん達が20羽程集まった。

リアちゃんは不死鳥時代もあってか、眷族ちゃん達の姿は鳥類の子達ばかりなの。

世間一般的に精霊って言われる目に見えない子達も、そうでない子達も皆、鳥の姿を纏っているわ。

今現れた眷族ちゃん達は皆、姿を顕現化させている。

「さあ、皆!

まずは位置につくんだ!

日頃の成果をラビに見せつけな!」

リアちゃんの言葉で演劇隊はババッと飛び退く。

「それでは、はじまり、はじまり〜」

__カカカカカ!

リアちゃんの言葉と同時に、舞台袖の木に飛び移っていたキツツキ姿の眷属ちゃん達が、一斉に嘴で木をつつく。

更に舞台の脇にいたリアちゃんが、口からファイヤー。

1度炎幕ができてから、ふっと消える。

すると簡素な着物姿の衣装を身につけた、見た目がニワトリのお爺さんと……雌鶏かしら?

現れたの。

お爺さん役は顎の下に髭をつけているから、お爺さんなのねと納得。

けれど、もう一羽は羽毛に覆われているから何役なのか、良くわからない。

「コケコッコー!」

(婆さん、今かえったぞ!)

「ココココ」

(お爺さん、今日もご苦労様)

お爺さんが背負っていた薪を下ろしたら、雌鶏……お婆さん役だったみたい。

お婆さんはただいまのハグで迎えて……。

「コココ、コココ?

コココ、コココ?

コココ、コケッコー?」

(爺さんや、お風呂にする?

ご飯にする?

それとも……ワ・タ・シ?)

いつまでも新婚気分を大事にするお婆さんも素敵ね。

照れて両翼をほっぺに添え、身をくねらせているのもチャーミングよ。

「コケー!

コケッコー!」

(そりゃあ、決まっとるじゃろう!

お・ま・え・じゃー!)

バサバサッと翼をはためかせてお婆さんを押し倒すお爺さん。

突然のR18展開……。

ディアが隊長の所に遊びに行ってて良かっ……。

__ヒュッ、ゴッ。

「ゴゲッ」

あらあら?

どこからともなく、前世のボーリングボールくらいの桃が飛んできて、お爺さんにクリーンヒット。

鈍い音がしなかった?

お爺さんの鳴き声も、何だか鈍かったような?

まあまあ、転がって舞台のある崖から下の川に転落……これ、演出よね?

「ポルッポー!」

(桃から生まれた鳩胸太郎!)

「コケコッコ〜!

コッココケー!」

(お爺さ〜ん!

洗濯中に拾ったこの子と幸せに暮らします!)

新婚ラブ・チュンチュンモードから、怒涛のハードモードな展開。

お婆さんの適応力が神がかっている。

__チュンチュチュチュッチュ、チュンチュチュチュッチュ。

(ドンブラコッコ、ドンブラコッコ)

雀姿の眷属ちゃん達が合唱し始めたわ。

でも私の記憶の昔話、恐らく桃太郎?

と違ってお爺さんが流れていくのね?

「コケコッコー〜……ブクブクブク……」

(アイルビーバ〜ック……ブクブクブク……)

あらあら、ダンディーボイス・コケコッコーと共に水面にお爺さんが沈んじゃった。

姿は鶏だけれど、仮にも聖獣の眷族ちゃんですもの。

大丈夫よ、ええ、多分、きっと……恐らく!

「ポーポー、ポポ、ポッポー!」

(お婆さん、いや、俺の運命の君!)

「コケ、コケッコー!」

(ああ、運命の鳩胸!)

ヒシッと抱き合う2匹。

……それにしてもどういう物語か、ちょっとわからなくなってきたわ?

桃から鳩が生まれたから、前世の日本昔話的な桃太郎?

それとも昭和の懐かし昼ドラマ的略奪愛?

それも桃からパカンと出てきたばかりの赤ん坊……いえ、鳥の成長は早いからきっと幼児よ。

幼児とお婆さんだから、かなりの年齢差を感じさせるショタ愛がテーマ?

けれどそれよりも大事な事がある。

リアちゃんの眷属ちゃん達だから、契約者の私は何を言っているのかわかる。

とはいえ鳥の鳴き声と相まって、物語が全く頭に入ってこないという異常事態に戸惑ってしまうわ。

「コケコケコケコケ……」

(ああ、いけませんわ鳩胸太郎様……)

「ポルッポ、ポルッポ、ポルルッポー」

(良いではないか、良いではないか、ういやつよ)

まあまあ?

突然の嫌がる町娘と悪役代官風?

鳩胸太郎がお婆さんの着物の帯を嘴で器用に解いて引っ張る。

「コケ〜コッコ〜!」

(あ〜れ〜!)

何だか前世のテレビで見たコントのよう。

町娘がクルクルと駒のように回り、最後は着物をツルンと剥がされた。

「ポッポッポー、ポルッポー」

(生まれたままの姿で巣ごもりしようぜ、ベイベー)

そういえば鳩胸太郎は登場した時からずっと着物なしね。

あら、良くある鳥の交尾のように、お婆さんの上に背後から跳び乗った。

これは真っ昼間の公開R18展開に……。

「チッチッチー、チチチッチー。

チッチチ、チチチチ、チチチッチー。

チッチチ、チチチチ、チチチチチー」

(ポッポッポー、鳩胸太郎〜。

婆さん欲しいか、それやれよ〜。

爺さん押し退け巣ごもりだ〜)

頭の中で可愛らしい子供の声で合唱が……歌詞は可愛らしい子供の声から逸脱しそうだけれど。

__カカカカカ!

「これにて第一部、終了だよ!」

__ボウッ!

するとここで再びのキツツキノックとリアちゃんの終演合図。

そして炎幕ファイヤーの後、ずぶ濡れのお爺さん役の鶏も、裸になるのかしら?

生まれたままの姿で舞台関係者全員が、整列して現れた。

皆でペコリと一礼。

どうしましょう。

最後までお話が見えなかったけれど……。

「……まあまあまあまあ!

素敵なR18舞台作品になりそうな、アレンジに次ぐアレンジ!

想像を上回る第一部だったわ!」

そうよね、今はとにかく褒め称えるべき!

チャレンジする事が大事なのよ!

それだけで大成功よね!

「チュンチュン!」

「チチチチ!」

「コケッコー!」

「ポッポー!」

「そうだろう!

第二部は……夜に開幕だ!

それまでにディアを寝かしつけておいとくれ!」

すると眷属ちゃん達は一斉に沸き、リアちゃんはとっても得意げ。

「もちろんよ、リアちゃん!」

とはいったものの、夜になり……。

見えるように顕現化した眷属ちゃん達は、皆鳥目の影響を受けて舞台から足を滑らせて川にダイブ。

言葉そのままの意味で、濡れ場が過ぎて閉幕となってしまったの。

__おしまい。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

以前にお知らせしていた【稀代の悪女②巻】重版の記念SSです!

お知らせから遅くなっておきながら、いつもより長々とした話の割に、内容がアホっぽいSSで申し訳ないm(_ _)m

二巻から少し間が空いてしまいましたが、お陰様で三巻も現在進行形で刊行準備しております!

他にも告知できる状況になれるよう、関係者様達が総出で頑張って下さってます!

もちろん私も(*´艸`*)

今後ともWEB版、書籍共にお付き合いいただけますと嬉しいです(*´∀`*)

このすぐ後に本編も投稿するので、そちらもご覧下さい。

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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