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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 509

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「くっくっく、ああ、美味い。

これこそ自ら堕ちた、至高の魂の味だ!」

言うが早いか、ジャビは側妃の方へと踵を返す。

「ウエッ……臭いっ……き、貴様!

母上……ぐっ」

ジャビとすれ違い様の愚か者の反応からして、今のジャビからはとんでもない腐臭が漂っているはずよ。

側妃の元へと戻ったジャビは、膝をついて側妃の体を起す。

「ふん、相変わらずのポーカーフェイスだな」

目が合ったから何を言うのかと思えば。

なんだかつまらなそうね。

「ふふふ、私の鼻栓は特別製よ。

ずっとラベンダーの素敵な香りに包まれているわ」

「……特別製の、鼻栓……ウップ」

羨望の眼差しを向ける愚か者にはあげないわ。

目も合わせてあげない。

「……一応、今は公女だろ」

「紛う事なき、今も公女よ?」

何が言いたいのかわからない。

目元の露わになったジャビも、コイツ何言ってんだ的なお顔ね?

「「…………」」

2人して、暫し無言で見つめ合ってしまってから、ジャビが気を取り直したように咳払い。

「俺が何をしようとしているか、察している顔だな」

「……あなたが夏の屋上で言っていた第3の申し子。

それがシエナであり、側妃だったのね」

「どうしてそう思ったのか聞いても?」

探りを入れるジャビに、導き出した答えを伝えていく。

「スリアーダよ。

ベルジャンヌの死後、アレが悪魔を呼び戻す程に堕ちた第2の申し子となったのなら、同じ境遇に陥りそうな者は誰かと考えていたの。

もちろん側妃の事も考えた。

けれど考え得る全ての対象が、中途半端だったわ。

体も魂も、悪魔が好む魔法呪となるにはね。

けれどキメラを見て、シエナの体となったルシアナの状態を見た時、思ったの。

体をキメラにできるなら、魂と体の混合生物がいれば、魔法呪となるんじゃないかって。

けれど結局、後手に回っているわね」

苦笑してヤレヤレと首を振る。

「ベルジャンヌが死んでから、俺は復活の為に最善を尽くしてきた。

ベルジャンヌが体に封じたまま灰となったせいで力は弱まった。だがベルジャンヌが目を光らせていた頃と比べれば、ずっと楽に進められた。

聖獣達もこの国をほぼ見放していたんだからな。

だが、ベルジャンヌだったお前が転生したなら話は別だ。

お前がする事は全て疑うべきだと学んだ。

たとえお前がこの国を憎んでいたとしてもだ。

だが本当に憎んでいるのか、怪しいな?

何を企んでいる?」

あらあら。

私の目的が復讐で、その為に悪魔と私が互いに協力できる、だなんて誤解は解けてしまったかしら?

「まだ考え中よ?」

もちろん最終的に何をするかは、もう決めてある。

けれど問題はその後。

私を救う方法が見つからない。

誓約と祝福名で結びついたアヴォイドの気配を追っても、感じるのはアヴォイドの気配だけ。

それでも、もう確信してしまっている。

私はあの人を巻きこんで転生した。

私が私を救う方法を見つけなければ、きっとあの人も犠牲になる。

私の誓約が解除される事があるなら、それはアヴォイドの望みを叶えた時じゃないかしら。

ただ、望みが何かがわからない。

ベルジャンヌとして死んだ後、私はアヴォイドを解放すると言ったわ。

けれどそれがアヴォイドの望みだとは限らない。

手がかりは、アヴォイドと初代国王。

どちらの名前もこの国から消しさられている。

けれどそれだけ。

本当に手がかりなのかすら、正直わからない。

点と点は見え始めたのに、全然繋がらない。

時間もない。

これから私がする事は、私の魔力をごっそり消費する。

そうしたらもう、私の体を焼く聖印の広がりは抑えられない。

リリとあの場の王族達が何か掴むかもしれないけれど、それでは間に合わない。

「互いに協力する関係だと思っていたが、手の内を曝すつもりはないと?」

ジャビが私を食い入るように見つめて、問う。

もちろん淑女の微笑みで、何も悟らせない。

「自分を出し抜こうとする者に、それも裏切り上等な悪魔に、手の内を見せられる?」

「それもそうだな。

だがお前は昔と同じだ。

あまりにも強く、それ故に孤独。

誰もお前を理解できない。

お前が他人を助けても、お前を助けようとする者も、お前の力を引き継ぐ者もいないだろう」

「何だか経験した人みたいな物言いね。

核心を突いているわ」

あらあら。ジャビが何だか、面白くないってお顔をしたわ?

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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