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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 562

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「悪魔は異なる者……スリアーダは教皇が悪魔の正体を知っていると考えていた。

教皇も否定していたけど、口調からは多分知ってると考えて間違いない」

「それにスリアーダが聞いた悪魔の正体話を、馬鹿エビアスの魔力がどうとかってすり替えてた。

あの意地が悪い顔は、どう見たって知ってるけど言ってやらないっていう顔だったね」

昔から何かと関わる教皇は、とんでもなく底意地が悪い。

キャスの言葉に頷くしかない。

金を渡せば黙る分、国王やスリアーダより御しやすい人間ではあるけど。

「それに先代国王が悪魔に取り憑かれたという話」

「そう言えば死ぬ間際、アシュリーを見てヒュシスって言ったんだってね」

「キャスは知らなかったの?」

「僕は先代国王との契約が切れた瞬間、一目散に逃げたから。

あんな歪んだ聖獣契約を結ばされるなんて、二度と御免だったんだ」

「どれも初耳な話ばかりだった。

流行病については薄々気づいてたけど、教皇はエビアスと先代国王の魔力に含みを持たせてた。

どちらにしても、ヒュシス教の教皇のみに口伝で伝わる情報も含めて、教皇が満足するだけの金なんてない。

精神に作用する闇魔法を使うにも、教皇は自分の守りに特化した魔法を念入りに習得してる。

時間もないから聞き出すのは無理か」

「そもそもあの守銭奴が、全ての情報を正しく伝えるなんて有り得ないよ」

「となると、国王や真の王太子しか辿り着けない情報に期待するしかないかな」

「うーん……でもベルがその情報に近づくのは……」

「わかってる。

国王が私に王太子教育を受けさせたのは、私を王太女にする為じゃない。

エビアスの影として、私の一生を利用しつくして終わらせる為だ。

私が王家の真骨頂的な情報を入手する術は、きっとないよ」

「それにベルは国王に、王家の情報を探るのをベルの真名で禁じられているでしょ。

今回みたいに偶然知り得た情報以外、ベルが探そうとしても認識できないから、見つけられない可能性が高いよ」

「そうだね」

私は実の母親であるアシュリーを国王から引き離した。

対価として国王に、自分の真名で縛られる事を選んだ。

真名は王家に祝福を与える聖獣が与える、祝福名を含む名前の事。

ピヴィエラの話を聞くまで、その聖獣の名前は知らなかった。

もしかしたら国王も知らないんじゃないかな。

今はピヴィエラの告げたアヴォイドが、祝福名を与える聖獣だと直感してる。

でも最古の聖獣は死んだか、現在も姿を見せて四公に縛られているとされている。

アヴォイドは他の聖獣とは違う、特殊な役割を持った聖獣なのかな?

私も含めて王家の嫡子は、母体に宿った際に祝福名を与えられる。

その後、生まれた嫡子に親が名前を付けると真名となる。

私の真名なら、ベルジャンヌ=イェビナ=ロベニアだ。

祝福名は生まれた時から既に知っている。

言葉を話せるまで成長した頃、両親あたりが質問するんじゃないかな。

私みたいなケースは特殊だろうし。

ただし国王が王家の嫡子を真名で縛る場合、祝福名の他に、ある物を嫡子が自主的に捧げなければ縛れない。

それが嫡子自らで定めた花。

その花に嫡子に宿る祝福の力を混ぜ、祝福花として具現化し、国王に捧げる必要がある。

普通は王族が王族印を決める際、嫡子は知らずに国王へ捧げている。

けど私は国王が私の存在を消したと思っていた3年間で、ピヴィエラからはベルジャンヌという名前に祝福を受けた。

更にキャスケットとは正式な形で契約をしている。

だから国王と対面する前から、白のリコリスに祝福の力を混ぜて具現化もできていた。

国王がリコリス=赤色という固定観念を持っていたのも手伝い、国王の目を欺けたのは僥倖と呼ぶべきだったのかもしれない。

国王は私の定めた花は赤のリコリスだと思っている。

実際は白だ。

他の四大公爵家は歪んだ聖獣契約をした上で、国王に忠誠を誓う。

だから不自然なのに、自然に見える形で国王は聖獣の主になってしまっている。

ピヴィエラ自身は、意図していなかったと思う。

ピヴィエラによって英才教育を施された私は、聖獣達を王家と四大公爵家から解放する唯一の可能性に気づいた。

キャスにも、誰にも教えていない。

下剋上式に聖獣を解放する力技だ。

チャンスは1度しかない。

今は時期を見ている。

私には少なからず守る者がいるから、彼らを危険から遠ざけてからでないと、実行できない。

母親のアシュリー。

偶然の縁で繋がったリリ。

本当は従姉妹のシャローナ。

そして私が知る、全ての聖獣達。

婚約者のソビエッシュは公子だし、瞳の力も十分コントロールできるようになった。

もうすぐ学園も卒業するし、もう良いかな?

ただ、全ての聖獣の解放となると……やっぱりロベニア国建国から遡って、全ての疑問を解く必要がある。

ポチと一緒にいた猫。

あのキラキラと月に煌めく菫色の瞳を見た時から、特に強く思い始めた。

アヴォイド……私の生に初めて祝福を与えてくれた君も、自由にしたいんだ。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

これにてベルジャンヌ視点は終わりです。

元々ラビアンジェが知っていた情報に加え、ミハイル達が関わって得られた過去の情報。

そこに着目下さると、今まで撒き散らした伏線を読者様で回収しやすくなるかなと(*´艸`*)

次話からはまた別視点となります。

他サイト(カクヨム)で最近完結した新作の宣伝です。

まだの方でよろしければ、ご覧下さいm(_ _)m

短編なのでお時間はかからないかと!

【タイトル】

殺意強めの悪虐嬢は、今日も綱渡りで正道を歩む ※ただし本人にその気はない

【URL】

https://kakuyomu.jp/works/16818093087443681717

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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