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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 568

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「リュイェンに魔法抗体ができれば、流民達を隣国に返せる。

リュイェンはずっと流民達を守ってきたみたいで、流民達も信頼してる。

今ならリュイェン自身が流民、いや、隣国の部族をまとめるリーダーになれる」

「なるほど。

しかし隣国は今、紛争が多発しているのでは?」

「毒の特効薬として隣国でしか育たない花を使う。

紛争の原因は部族間衝突だけど、その根本的な原因は食料難だよ。

ここ数年、作物の育ちが悪化した上、魔獣の数が増えた。

人が襲われる事も多発して、住みやすい住処を求めて異なる部族が衝突したんだ」

「食料難はともかく、魔獣ですか?

しかし魔獣なら魔法で……」

「隣国の国民達は元々魔法には疎い。

魔法具でどうにかしようにも、その知識が乏しいんだ。

流民達がここにいる間に、魔獣避けの使い方については教えてある。

まあ、その内の大半が倒れてしまったのだけど。

でも特効薬ができて回復させれば、ある意味好都合かな」

「何故、好都合だと?」

「だって魔力が増えるでしょ」

「は?」

「うん?」

衝撃の発言を、さも当然のように言い放つ王女に唖然とする。

王女は無表情。

しかし俺は察した。

王女は俺が理解できていないのが何故か、理解できていない。

「魔力は10才以降に後天的に増えませんよね?」

「どうして?」

「え?」

「うん?」

今度は互いに首を傾げ合い、見つめ合う。

「「……」」

何だろう、この間は……。

「ゴホン。

王女は、どうすれば魔力が増えると?」

「死にかけるくらいの魔力枯渇に陥る事。

それもあって、流民達に魔力補填はあまりしてない。

もちろん本当に死ぬと思ったら補填してあげてるよ」

「……」

しれっと何やってんだ、この王女?!

絶句してしまっただろう!

スパルタか?!

頼まれてもないのに、何を地獄のコーチングしているんだ?!

レジルスもしれっとやらかす体質だったな!

王族ってこんなんばっかか!

「危険、では?」

「見極めは難しいけど、何度も魔力を枯渇してきたから大体わかる。

私も死んだ事はないし、問題ない」

「ソウデスカ」

冷静になれ、俺。

そもそも魔力枯渇は危険だ。

しかし王女が新説にたどり着いた理由は、自分が魔力枯渇に陥ってきたからだと言うなら、わからなくもない。

なるほど、自分の体験からか。

それなら問題ない……わけないだろう!

自国の民じゃないんだぞ!

これがバレたら外交問題だ!

確かに俺が猫だった時。

王女は魔力枯渇に陥っていた。

少し前の会話から、王女が頻繁に魔力を枯渇させていたのは窺える。

過酷な環境で生きた王女には、情緒ではなく道徳観を養ってもらう必要がありそうだ。

いや、常識からか?

それにしても……。

妹は魔力の低さから、魔力枯渇を頻繁にしてきた。

なのに何故、魔力が増えていないんだ?

死にかけるほどではなかったからか?

枯渇への耐性があるとかで、ピンピンしていたな。

それとも元々の魔力が無いに等しく、増えてやっと生活魔法レベルだったのか?

「だから流民としてロベニア国にいる人達が戻れば、紛争は自然に落ち着く。

神殿にいる流民達は三大部族が入り混じっているし、食料難も魔獣も解決できる。

特効薬はある事に特化した、隣国にしか咲かない花を使うから。

その花をちゃんと管理して、薬を管理すれば他国と貿易すれば経済は回る」

「しかし隣国にしか咲かない花なら……」

「ポチを使う。

予想通りなら、花は王城にある。

ポチは犬の特性上、城の抜け道や隠し部屋を見つけるのが上手いんだ」

それ、レジルスがきっと城の構造を知る王子だからじゃ……..。

「何故、王城にあると?」

「毒を精製した人が、城にいる。

露呈して困るのは精製した人だから、邪魔はできないよ」

「誰が毒を生成したか、わかっているのですか?」

「うん、さっき大体わかった」

さっき?

王女と離れていたのは、せいぜい数時間。

一体、何があった?

「花も特定できた。

君に教えるつもりはないけどね」

王女が前もって釘を刺してから続ける。

「貧民街の治水工事も合わせて行うけど、こっちも邪魔されないように魔法でゴリ押しして、最短で終わらせる。

それを自分の成果にしつつ、露呈を防げたと思えば納得もするよ。

国王と王妃が私への当たりをキツくするだろうから、収束させた後は城から出られなくされそうだけど。

ちょうど平民達の学校の話も持ち出されていたんだ。

あの辺りの問題を紐づけて一気に片づけると言えば、いつも通り餌に食いつくよ」

それ、俺の時代では先々代王妃と先代国王の功績になってるぞ。

だとすれば毒の精製は、スリアーダかエビアスが絡んでいるのか?

「ここは私が許可した者以外、入る事はできない。

安全だよ」

「王女は何故、隣国に手を貸すのです?」

「……今は秘密。

そのうちわかるよ。

そろそろポチにお使いを頼むから、リュイェンをよろしくね」

そう言って、王女は再び俺に近づく。

な、何だ?!

また顔をくっつけて……。

__カサ。

身構えると、王女はかがんで俺の後ろに落ちていた……手紙か?

手紙を拾う。

手紙の封蝋が目に入る。

「白い……リコリス」

見覚えがある封蝋だった。

【チェリア伯

貴公の娘は存命。

月満ちる日、教会に集う流民の中に紛れる。

娘も迎えも、流行病から必ず守る。

保護して欲しい。】

そう書かれていた、差出人のない手紙。

家族の絵と共に、チェリア邸で隠されていた。

あの手紙の差出人は、やはり王女。

点と点だった事実が繋がり始める。

「秘密にしておいて。

他言したら、私はきっとお前を殺すよ」

こちらを見ずに告げた王女は、明らかな殺意を俺にぶつけて警告する。

「……あ……」

体が震える。

誰も意図的に殺さなかった王女の殺意は……俺を恐怖させた。

王女は目だけで俺を見て、殺意を霧散させてから静かに部屋を出て行った。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

少し長くなりましたが、次は別視点となります。

ミハイルが手紙を見つけた経緯はNo.400に書いてます。

よろしければご覧下さいm(_ _)m

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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