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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 575

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「ワン!」

「グハッ」

「……」

……ポチ、いや、レジルスが突然、転移してきた。

リャイェンの上に。

俺の魔力をリャイェンの体へ僅かに流し、瞳の力でリャイェンの体内の魔力が枯渇したり、滞る時を見計らって干渉していた。

こうする事で魔法抗体が幾分早くできる。

祖父が独自に編み出した異能の使い方だ。

時間と共に抗体ができてきたのだろう。

リャイェンの呻く回数が減り、やっと眠ったかと思えば、そこそこやばめな呻き声がでたぞ……。

「レジルス、そこは着地する場所じゃない。

立ったまま、王女を探す場所でもない」

「ワフ」

「王女は隣の部屋だ。

転移できたのか?

魔法が使えないんじゃ……」

「ワン!」

「フグッ」

思い切りリャイェンを蹴って地面に着地したレジルス。

再びな呻き声など意に介さず、ドアの前へダッシュ&ジャンプ&ドアノブを下げた。

そのまま出ていく。

「ポチ、無事に手に入れたんだね。

試作品の1回だけ転移できるスティック型魔法具も、ちゃんと使えたみたいだ。

部屋の中に戻るようセットしていたんだけど、そう言えば部屋のどこに転移したのかな?」

「ワン!」

「ま、良いか」

王女よ、良くはない。

死にかけの人間を殺しにかかる魔法具だったぞ。

レジルスよ、無邪気な振りして犬鳴きしてんじゃない。

大方、王女に「問題ない!」とか言ってたんだろう。

王女とポチを見に向こうの部屋へ出てみれば、王女はレジルスの首輪の裏側にスティックを差しこむ。

もしや首輪の裏に収納魔鞄を?

あんな小さな場所に?

しかもチラッと見えたスティック……俺達の時代では騎士団が要人の緊急避難用として使ってるやつじゃなかったか?

「ポチも八つ裂き状態にならずに転移できたみたいだし、回路を描いて騎士団に渡さないとね」

王女よ、しれっと動物実験してたのか?!

リャイェンの魔法抗体といい、恐ろしい子だな?!

愛犬ポチの頭撫でながらとか、余計恐ろしいわ!

ドン引きした顔で固まる俺とは違い、八つ裂きから難を逃れていたレジルスは、尻尾をブンブン振っている。

少しは気にしろ、レジルス!

これだから王女の犬って呼ばれるんだ!

心中で突っこんでいれば、レジルスと目が合う。

「フン」

何だ、その羨ましいだろうと自慢しているかのような犬顔は!

とイラッとしたところで、瞳に映像が映る。

レジルスが後ろ脚で立ち、前脚で古い石造りの壁を押している?

何かを探るように、時にジャンプをして犬目線より高い位置も押して……ん?

ガコンと一部の石が奥に引っこんだな?

レジルスのような犬や、子供がギリギリ1人通れそうな穴となった隙間をレジルスがモソモソと這っていく。

開けた空間に出た。

レジルスがテーブルの上に大小の箱を見つけ、助走をつけてジャンプ。

上が開いた大きい箱には、実験器具が幾つか入っている。

箱の横には小瓶。

手の平程の大きさの瓶に、レジルスが首輪で触れる。

「ワフ」

レジルスが小さく一鳴きすると、小瓶は首輪にヒュッと吸いこまれた。

レジルスが小さく長細い箱を、前脚と鼻先を使って開ける。

すると中には……球根?

箱にギッシリと敷き詰めてある。

更に球根の上に花が1輪……これはスノーフレークか?

白い花弁の縁に緑の点が1つある。

「ワン!」

尻尾ブンブンなレジルスが、王女を急かすように一鳴き。

すると王女が首輪から、今見た小瓶と長細い箱を取り出した。

「ん?

箱?」

首を捻りながら、王女が箱を開ける。

中身は映像と同じだった。

「球根もあったんだ」

「ワンワン!」

「うん、思ってた以上の収穫だよ。

よくやったね、ポチ」

レジルスは絶対「褒めてくれ!」と犬鳴きしたに違いない。

確信しかしない。

レジルスは望み通り、王女に褒めて撫でられてご満悦な犬顔だ。

犬顔の方が表情豊かな気がする。

王女がスノーフレークを検分してから、小瓶を手にする。

照明にかざした時、透明な液体の中に墨が混じっているかのような黒い何かが視えた。

ほんの一瞬だったから、見間違いだったのか?

「ポチ、あーん」

「ワフ?」

首を傾げたレジルスが口を開ける。

すると王女が素早い動きで蓋を開け、中の液体を手の平に軽く載せて……。

「ワォグォ?!」

犬口の中に手を突っこんだ?!

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

作者:動物(?)虐待では……。

ラビ:動物じゃなかったはず?

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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