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A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 587

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※※前書き※※

視点が変わっているので、ご注意下さいm(_ _)m

________

「あと1人、来ると思うか?」

俺は寝かされたアシュリーの状態を瞳の力で確認してから、背後に立つラルフに視線と疑問を投げた。

もうじきアシュリーの記憶は、日常に必要な知識を残して完全に消える。

娘である王女の記憶も含めて、全て消える。

『愛せなくて、ごめんなさい。

あなたの姿すら、見る勇気を持てなくて、ごめんなさい』

『良いんだ。

私にとっても、君は母親という認識になっていない。

だから気にせず、何もかも忘れて良い』

王女がアシュリー記憶を消す間際の、母娘の会話。

王女はどんな気持ちだったのか……。

これまで、どんな気持ちで実の母親を護ってきたのか……。

アシュリーは王女に記憶を消される間、目を閉じていた。

1度として、王女の姿を見ようとしなかった。

王女は相変わらず無表情で、しかし抱える感情の色は複雑そうに視えた。

黒い憎しみの色は何一つない。

白に薄紫や薄水が混ざる、どこか物哀しい青系統の色がほとんど。

時に薄緑や薄黄が混ざるのが視えたから、安堵に近い感情もあっただろう。

感情の色が薄い人間は、感情の起伏が少ない。

常に感情に蓋をしているタイプで、レジルスもこれに近い。

もっもともレジルスは俺の妹が絡む時だけ、黒と真っ赤な色が混じったような嫉妬の色を放つ。

しかも濃い。

その色を視る度、妹がレジルスに監禁されやしないかと冷や冷やする。

犬になっている今もそうだ。

しかし対象が妹から王女に変わっているのには、何か理由があるのか?

このまま妹から王女に乗り換えてくれると、兄としては嬉しい。

血縁関係ではあるが、今のレジルスは犬。

犬としてなら、王女に幾らでも執着して良いはずだ。

王女もポチと名づけて、分かりづらいが可愛がっている。

疲れや魔力の減少がピークに達する程、撫でる頻度が多くなっていたから、可愛がっているはずだ。

愛犬を撫で、エナDを飲んではスンとしてポチから離れる王女を何度も見た。

ポチに気を許しているが故の行動だろう。

レジルスはその度、ドス黒い色をエナDに向けて放っていた。

レジルスが妹への執着を、このまま手放してくれる事を、兄として切に願う。

そんなポチの飼い主に見送られながら、出港する商船に乗りこんだ俺とラルフ。

船には、まだ病が完治していない流民達も乗っている。

病が悪化しないように最善を尽くしつつ、隣国に船が到着すれば、船を降りずに王女のいるロベニア国へ直帰するつもりだ。

ラルフもそのつもりだろう。

『リャイェン。

もし後から1人増えたら、その人も受け入れて欲しい』

王女が俺達と一緒にいたリャイェンに、そう話していたのを聞いた。

それ故の疑問だった。

「来るとして、誰が来るんだろうか?」

ラルフも首を傾げている。

検討もつかない。

その時だ。

「おい、あれ」

不意にラルフが、俺の後ろを指差した。

背後に魔力の高まりを感じて、再びアシュリーへと視線を戻そうとした。

途端……。

__ドスン。

「ぐあっ」

何かが、いや、人が俺の真上から落ちてきた。

もちろん俺は床に伏して倒れた。

「み、ミハイル?!」

「な、え、人がいたのか?!

す、すまんな!」

慌てるラルフと、落ちて来た人物。

ほぼ反射的にだろうが、俺の上に跨った何者かはすぐに下りてくれた。

声から老人だとわかるが、一体何者だ?!

手を差し伸べたラルフに掴まりつつ、老人の姿を確認して、王女の意図を知る。

「……そういう事か」

「君は、君達は何者かね?

それより、その瞳は……」

老人の髪は、ベルジャンヌ王女の実母と同じ白桃色。

少し白味が強いのは加齢によるものだろう。

瞳は俺の祖母や妹と、同じ藍色。

「ミハイルと申します」

敬意をもって名を名乗る。

「あ、ああ。

突然、すまなかった。

怪我はしておらんか?

儂はチェリア……いや、ただのロウビル。

ロウ爺とでも呼んでくれ」

ロウ爺は家門を名乗りかけて、止めた。

確信する。

俺が1度だけ訪れたチェリア家で見つけた、色褪せた家族の絵。

描かれていた父親らしき人物が、年老いればロウ爺の姿になるのだろう。

間違いない。

この老人は、俺の祖母であるシャローナの祖父。

そしてすぐ後ろに眠るアシュリーの父親だ。

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

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