Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life – Chapter 686

Free translation limit for this category has been reached for older posts. Please login or register to translate this post.
Balance: 0 coin

Click here to buy coins


「飛び魚の串焼きと言ったか……」

「左様ですわ。

塩とも相性が良くて、美味しいんですの。

冷凍保存してましたが、皆さん喜んでいただけて何よりですわ」

検分するように質問するカイン氏の言葉だが、妹は気にする様子もなく答える。

まずい。

スタンピードを鎮めたのが妹だと、下手をすればバレてしまう。

「この辺りでは飛来魚ではなく、トビウオと言うらしいな。

この網の使い方は知っているか?」

「ん?

飛び魚は、飛び魚ですわよね?

網?

ああ、これは簡単装着できるようにしてある亀甲縛りの縄ね」

「縄……キッコウ縛り?

何だ、それは?

まずはどう使うか、教えてもらえるか?」

「はっ、待って……」

製作者は今さら誤魔化せない。

しかし使い方を教える前に、妹とどこまで情報を開示するか話し合いたい。

そう思っていたが故に、止めに入ったものの、遅かった。

「もちろん。

まずは魔石に魔力を通して『ひかえおろう!』で、縄を収納してから……」

柵越しなのもあり、俺の制止は届かない。

妹は渡された魔法具につけた魔石に、1度魔力を通し、起動ワード……何でそんな起動ワードなんだ……。

とにかく起動ワードを告げ、縄を収納する。

「ラビアンジェ、だから待て……」

「えいっ。

『お縄につけい!』」

再度制止するも、やはり届かぬまま、妹は肩にいた赤いミニドラゴンの背に、魔法具を乗せた。

「ギャギャッ?!

キュイ~、キュイ~ン」

途端、ドラゴンが驚きの鳴き声を上げ、更に恥ずかしそうに身をよじる。

ヤバイ……ヤバイ縄だ。

見た目がヤバイ。

ミニドラゴンに食いこむ場所……いや、とにかくヤバイ縄だ。

ドン引きしながら、俺は直感した。

これ……人間用じゃないのか?

縄の空いた部分は、ちょうど人の胸が……。

ミニドラゴンを縛る縄の形が、亀の甲羅のようにも見える。

気づけばレジルスが、それとなくドス黒い嫉妬を霧散させている。

おい、何で頰を赤らめている。

何を想像しやがった。

「まあまあ、これは水上バイク兼用の方ですわね?

そういえば……先日1つ、回収漏れてしまったのだけれど、もしかしてコレかしら?」

妹の言葉にただ絶句する。

水上バイクとやらが、どんな物かわからない。

しかしこの妹の事だ。

碌な代物じゃないだろう。

絶対、そうだろう。

そんな破廉恥ヤバイ、いかがわしい代物を回収漏れなんかするな。

「左様でしてよ。

飛び魚が群れていたので、その内の数匹に装着して、手持ちの縄で背面に持ち手をつけて。

水上バイクならぬ、水上立ち乗り飛び魚バイクにして、遊びましたの。

ちょうど飛び魚の羽の部分を出せそうだからと試してみたら、思った通りでしたわ。

飛び魚の背を両足で挟む形で立ち乗りしますのよ。

それでディアとピケも呼んで楽しんだものの、ディアが飛び魚から体を滑らせてしまって」

「ディアとピケ?」

「ええ。

私の可愛い子供達ですわ」

「子供?

公女は子供がいたのか?

隠し子?」

「ええ。

とっても可愛らしいんですのよ。

その時の飛び魚に装着していた縄ではないかしら」

何故か奇跡的に話が通じているが、ディアもピケも聖獣。

妹が産んだ子供では、決してない。

ついでに言えば、そこのドラゴン達を締め上げたのはピケだ、多分。

破壊された馬車を横目に、城で兵士は言った。

『蛇型魔獣が、ドラゴンを捕食しようとする様は、恐ろしかったです。

しかし、そんな3体の巨大な魔獣達の側で、微笑ましげな微笑を浮かべる公女が……俺を見る時の祖母を彷彿とさせる公女の微笑が……むしろ怖かったです』

そりゃ、そんな場面を見て微笑む少女がいたら、むしろ禍々しい光景に見えて恐ろしいだろうよ。

しかしソレ、俺の妹だ。

妹からすれば、可愛いピケのお食事シーンだったのだろうが……。

もちろん兵士にも、カイン氏にも説明はしていない。

妹が聖獣の契約者だと知られる事は、本人が1番望んでいないのだ。

「公女。

俺に贈ってくれたあの刺身は、その時の飛び魚だったのか?」

「左様でしてよ。

群れを牽引していた飛び魚ですわ。

大きく育っていて、宙を飛ぶには体が重く、私が乗るには、ほどよい大きさで。

その上、活きも良さそうだからと水上バイクにしましたのよ。

けれど私達が遊びすぎて、弱らせてしまったところに……」

レジルスの言葉で、当時の飛び魚を思い出したのか、妹が申し訳なげな表情になる。

飛び魚って魔獣だよな?

しかも人丈はあると言っていたぞ?

飛び魚の持久力は如何ほどかわからない。

しかし一体、どれだけ痛めつけた……。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

実は飛び魚水上バイクは、書籍3巻発売時の購入特典用SSの1つで出してました。

もし対象のSSをご覧いただいた方いましたら、遊び風景を思い出していただければと( ´艸`)

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

A Notorious Villainess Enjoying a Life of [Talentless and Incompetence] in Her Third Life

Notorious No More: The Villainess Enjoys Feigning Incompetence, 稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2022 Native Language: Japanese
Once upon a time, there was a princess notorious for being the epitome of incompetence and evil. Driven mad by jealousy after her fiancé was stolen from her, the princess attempted to summon a demon, using the lady who stole him as a sacrifice. However, at that moment, the crown prince, who was her half-brother, rose up and defeated both the demon and the princess. “Hehe, truth is stranger than fiction.” —But that’s fine. As the princess, I was truly healed in another lifetime. Yet, being reborn in the same world and becoming a duke’s daughter, she found herself once again scorned as an incompetent and useless figure. Nevertheless, the duke’s daughter, Labianje Robur, continues to wear a graceful smile and lets the ridicule slide off her like water off a duck’s back. “Because being deemed incompetent and useless has its perks, doesn’t it?”

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset