Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

A Thirty-Something Becomes a VTuber – Chapter 143

This post is one of the first 200 oldest posts in its category and is free to translate.
Balance: 0 coin

Click here to buy coins


12月×日

今日は事務所へ来ていた。月末に予定している公式配信の打ち合わせだとか、とある案件の打ち合わせとか諸々である。先週は事務所の――正確には社長のバイノーラルマイクを借りて配信をやって、今週は打ち合わせ。ここ最近は随分事務所へ足を運ぶ事も増えて来た。月1回程度だったのが、2~3回くらいに頻度は増えてきていた。個人の配信で設備借りにくるとかで無い限り、こういうのでは交通費は出るんだけれども。移動だけで2~3時間程かかる。案件やイベントが多くなれば、その分事務所へ赴く回数が増えるわけで。

一部の先輩が事務所に近い都内近郊に引越したというのも何となく理解できる気がする。もっとも、私はまだ実家を離れるつもりはないんだけれども。何だかんだ家族と過ごす日常というのが気に入っているのである。

一先ずこっちに来た用事は済ませたので「お昼何食べようかな」なんて事を考えながら、お手洗いの前を通りがかったところで――

「おや? おやおやおやぁ」

女性の声がした。自意識過剰でなければ、その台詞は私に対してのものだと思うが。視線をそちらに向けてみる。上下ジャージ、更にその上には紺色のどてら。足元だけは妙に可愛らしいデザインのファー付きのスリッパで、動物がモチーフなのか耳を模した飾りがある。髪が異様に長く、某ホラー映画で井戸の中からこんにちはしてきそうな感じである。前髪は目に掛からないようにヘアピンで固定しているらしい。女性にしては長身なのだろうが、猫背のせいで一瞥するだけではあまりそういう風な印象は抱かないだろう。

「このワタシが見覚えの無い事務所スタッフはいない。事務所のホワイトボードに来客の予定者記載はない。変な飛び込みの営業マンはそもそも受付で追い返されるだろう。即ち――君があの、神坂 怜君。いや、さん? と言うわけだな。ふふん。どうだいどうだい? 当たっているかね? 的中しているかね? きっと的中しているだろうね。うんうん。そうだろう。きっとそうに違いない」

ろくに息継ぎもなしに一呼吸でよくその長台詞言えたなぁ、凄いや。その声と何よりその姿を見て私はこう返した。

「ええ、大正解です。はじめまして神坂 怜の名前で活動しています。ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません、新戸先輩」

「ほほぅ? ワタシを一瞥しただけで正体を見破るとは」

彼女こそがあんだーらいぶの神出鬼没、配信しないことで有名な新戸葛音さんだったのである。彼女自身のチャンネルで最後に配信されたのは1年半ほど前。私がデビューするよりも前から、という状態である。とは言えそれでも知名度は私なんかよりもずっとあるし、忘れられがちだがウチの箱の最古参メンバーなのである。そりゃあインパクトも残るというもの。

配信業なのに配信しない、動画投稿もしないという風にファンの間でもネタにされている。配信してないけど時折話題になる度、チャンネル登録者数は僅かではあるが増え続けているというのが恐ろしい。新規のファンの人でも切り抜き動画や、同所属ライバーがネタにする話などを聞いて彼女を知る人も多いと言う。自枠で配信はしないものの、獅堂先輩や羽澄先輩の枠にゲストとして登場したり、My Craftなどでは裏でこっそり遊んでいる模様を目撃されていたりと話題には事欠かないのが彼女――新戸葛音先輩なのである。

事前に動画などで声は聞いたことがあったので大よそ誰かは分かったが、何よりその装いが判断を決定付けたのである。先述した彼女の容姿や恰好は、活動上でのガワである新戸先輩そのものなのである。酢昆布ネキが何度か見せているようなVTuberのコスプレをしているのだろうか? いや、そもそも何でそんなことを本人が……?

「何でガワのコスプレしてるかって言いたそうだね、青年」

「えぇ、まあ……」

多分私の方が年上だと思うのだが、青年呼びされるのは何だか不思議な気分である。『青年』と呼称するには少々歳を食いすぎている気もするが、まだ一応20代だから大丈夫なのだろうか。私の胸中を見透かしたような言葉に、思わず表情に出ていただろうか? と思考を巡らせていると、彼女は種明かしを始めた。

「逆なんだよ。逆」

「逆……?」

「ワタシが新戸葛音の格好をしているんじゃあない。新戸葛音がワタシの格好をしている、という方がより正確なのだよ」

「本人がモデルだったんですか……?」

「まあね。最初期はごたごたと色々あってね。ワタシのキャラデザ公開されてないだろう?」

「確かに、非公式wikiにも記載はありませんでしたね」

通常、VTuberのキャラクターデザインを担当したイラストレーターさんの名前は何かしらの形で公開されている事が多い。公式サイトであったり、活動者からの発表、あるいは絵師さん本人からの発表など様々なパターンがある。だが、新戸先輩のようにそういった情報が一切不明というか、表に出していないケースもままある。企業で言えば社内のデザイナーさんだったりとか、あるいは何かしらの事情で名前を出せなかったりとかそういう都合があるのだろうけれども。その辺は詮索するだけ野暮というものだろう。

「この事務所で最初にデザインされたキャラクターだったりするのだよ。本来Live2dや自社トラッキングシステム試用のためのモノだったのだけれども、勿体ないので使おう的なお話になったんだ。最初期の頭数を補う意味合いもあってね」

「ああ、なるほど……」

実は配信しないのはそう言った事情が関りあったりするのだろうか? 一応自身がモデルと言うか元ネタみたいだし、あまり表に出たがらないのもそう言う背景があるのかもしれない。

「あ、ちなみに配信しない理由は単純にめんどくさいからだよ」

「結局それなんですか?!」

「まあね。キャラデザリアルに寄せてるから嫌になったとかでもないし。寧ろ自分モデル、自分デザインのキャラが可愛いとか褒められると自己顕示欲が満たされる。ワタシの中の承認欲求ゲージが満たされるのだよ」

本人はそう言っているが、きっと自分の役割終えたからとかそう言う風なのなんだろう。多分、きっと。しかし――彼女にどうにも思考が読まれているような気がしてしまう。そんなに表情に出ている筈はないんだがなぁ……何て事を考えていたら、再び彼女がにやりと何かを察したように笑う。どうにもこういうタイプの人は初めてだ。

「ワタシは君が考えているような出来たタマじゃあない。不真面目を絵に描いたような人間さ。投資で得たお金で悠々自適ってやつさね。で、気が向いたら配信するって言う控え目に言って最高の生活。ふふ」

あるぅえ……? 何か思ってたのと違う。

「ちなみに今日は何かの用事で事務所に?」

「え? エリカがこの後打ち合わせで来るから」

「……?」

「その後飯をたかろうと思って」

「投資で得た利益で悠々自適とは一体……」

「知ってるかい、後輩君。幾ら金を持ってたってさァ……タダで食う飯は世界で一番美味いんだぜ☆」

「わぉ」

思ったより、いやある意味思った通りの人で逆に安心した。これがRPでもそうでなくても、ここまで突き抜けるのは本当に凄いと思う。私に足りないのはこういうところなのかもしれない。私ってこういう誰の印象にも残るようなキャラとかしてないんだもんなぁ……そう言う意味ではデビュー時からの設定が甘かったとみるべきか。安易に私自身に寄せるより、キャラ作った方が良かったんだろうかと今更考えてももう遅いけれど。

「よーし、可愛い後輩君にオフで会ったってツイートしちゃお」

「ちょっと待ってもらっていいですかァ?!」

「あ、会ったついでに今度コラボしよーよ。1対1だとなんか荒れるかもだし、そうだなぁ――あ、ミカちんとエリカで男女2対2で合コンっぽくいこう。うんそれがいい。それもツイートしちゃお。ワタシも後輩想いだなぁ。キャリーしてあげるなんてなんて優しい先輩なんだ、ワタシ。流石だ、ワタシ」

「あの、日程調整とかそういうのやってからの――」

「めんどくさいから、鳩さんに日程確認してもらおう。うんへーきへーき、ワタシのコラボ調整って大体これよ? 企業勢だからって最近の子は皆堅苦しいのばっかでお姉さんちょっとどうかと思うのよねぇ」

「貴女は貴女で自由すぎるだけでは?」

「それはそう。よーし……『合コンマリーオンカート』でいっか、ツイートっと」

「よくないですよ?! 主にその枕詞!」

「わーいわーい、いっけぇ。ゲーム本体持ってなかったわ。事務所の借りるかハッスの家に転がり込む口実も行けるな。アメニティ充実してていいんだよね、ハッスホテル」

「人の家をホテル扱い!?」

この後確認したらマジでツイートしていた。私が呆然としているのを尻目に、「はっはははー!」と高笑いしながら嵐のように去って行った。なんかもう……色々凄い人だった。兎に角インパクトが凄い。社会人になって営業やらで色んなタイプの人と会ってきたが、初対面でこれほど印象深く残った人はいない。基本早口で私に有無を言わせず、自分の言いたい事だけ言って去っていった。だけど不思議と不快感を抱く事はなかった。

「不思議な人だ……」

◇◆◇◆◇◆

あんだーらいぶを語るスレ XXX配信目

221 名無しのライバー ID:p5R1HNiLO

最近なんか皆事務所行ってるけど何かあるんか?

222 名無しのライバー ID:X/UN1qffH

確かに結構事務所行く用事ある、みたいなの言ってる演者多いな

223 名無しのライバー ID:MUuqgOTzv

年末だし契約更新とかあるんじゃね?

224 名無しのライバー ID:m5CoMmtr2

年末進行というやつがV界隈にもあるのかもしれない

225 名無しのライバー ID:GOhukvPYE

クリスマスはなるべく配信しましょうとか言われてそう

226 名無しのライバー ID:Qf9UoiG1f

227 名無しのライバー ID:9NThb5KNN

ネタっぽいけど割とあり得なくなさそうなのがこの業界の怖いところである

228 名無しのライバー ID:sVeCVHffN

畳なんかは事務所通いが増えたから今年引っ越してたし

229 名無しのライバー ID:+WVAssLpb

あいつの場合物臭な性格が決め手な気がしなくもないが

230 名無しのライバー ID:IsrJHN7FZ

いつか特定されないか冷や冷やものだわ

231 名無しのライバー ID:NR9wHgsJu

事務所から近い、オートロックマンションとか情報集めて

たまに画像上がってるフローリングとか背景から特定は……

ないとは言えないのが怖い

232 名無しのライバー ID:MdacEx/L0

スレ内にも変な特定厨コーンがおるからな

233 名無しのライバー ID:MoBthread

おいおい、誰だよそいつは

許せねぇよなぁ?!

234 名無しのライバー ID:NcDCtJga3

>>233

おまえじゃい!

235 名無しのライバー ID:W9ZBz6Fjq

>>233

つ鏡

236 名無しのライバー ID:JKksJlvZd

>>233

まさかお前無自覚なのか……?

237 名無しのライバー ID:MoBthread

(´・ω・`)

238 名無しのライバー ID:kKHuV3FIh

変なことになってて草

――――――――――――――――――――――――――――――

新戸 葛音@neet_underlive

事務所でレイレイと遭遇した

お話しちゃった☆彡

――――――――――――――――――――――――――――――

獅堂 エリカ@erika_underlive

あの後凄い引き攣った笑みの神坂さんをお見掛けしたんですけれど

お前が原因か

遠い目をしていた

――――――――――――――――――――――――――――――

新戸 葛音@neet_underlive

あ、今度エリカ、ワタシ、レイレイ。後ミカちゃんでコラボするから

レイレイにはさっき言ったけど、

ミカちゃんには言ってないから誰か言っといて

合コンマリーオンカートやるぞやるぞ

――――――――――――――――――――――――――――――

獅堂 エリカ@erika_underlive

アポくらい自分で取れやァ!?

後なんか物議醸しそうな言い回しィ!

面白そうだからやるけどさ

――――――――――――――――――――――――――――――

239 名無しのライバー ID:gckineki/

レイレイって誰かと思ったら脱サラのことかよ

ちょっと可愛いじゃん

240 名無しのライバー ID:xe+BJB5IN

脱サラも遂に事務所でエンカウントしてしまったか……

241 名無しのライバー ID:V8m6DIk06

はぐれ〇タルに遭遇したか

242 名無しのライバー ID:k/vm1L3Eb

結構事務所通ってた脱サラがここに来て初めてのエンカか

243 名無しのライバー ID:GQJUBZqpF

ドン引きしてる脱サラの図が容易に想像できて笑っちゃうわ

244 名無しのライバー ID:Iz4V/v9MG

無関係なのに完全に流れ弾に当たるミカ草

245 名無しのライバー ID:RLz9zZlGr

ミカが何したって言うんですかァ?!

246 名無しのライバー ID:XTIg8u1Wd

ま、まあ後輩のキャリーと思えばね……

247 名無しのライバー ID:80SPEvxr5

何やってんだミカぁぁぁぁぁぁッ!!

248 名無しのライバー ID:EPKrm8A7i

いや、今回は完全に被害者なんですがそれは

249 名無しのライバー ID:oe70/TQ5z

本人の反応がこちらです

――――――――――――――――――――――――――――――

御影 和也@kazuya_underlive

ディスコ見たけど裏でも何にもメッセないんですけれど

えっと、これは本物の垢なんですかね?

――――――――――――――――――――――――――――――

新戸 葛音@neet_underlive

偽物だヨ!

――――――――――――――――――――――――――――――

250 名無しのライバー ID:4z/2n5Q17

>>249

もう滅茶苦茶だよ!

251 名無しのライバー ID:X6ni21NNa

>>249

やめたげて!

252 名無しのライバー ID:IADcoUa1K

>>249

裏でマジでアポ取ってないの草

253 名無しのライバー ID:ZvjbfMgvV

脱サラ、ミカ、他割と新規のファン皆困惑

どうだ

こ れ が ニ ー ト だ

254 名無しのライバー ID:H1UrpTAF/

ここまでやって燃えないってある意味凄いよな、ニート

255 名無しのライバー ID:9zxgJ8qRz

まあ、もうそういうキャラとしか言えないんだもん……

256 名無しのライバー ID:6l7zP7O2B

災害みたいなもんだよ

当たったら不幸だったってやつ

257 名無しのライバー ID:BDSL9LR4E

数字は出るから男子組にはありがたい話だろ

258 名無しのライバー ID:1PgywqKnv

何気に初絡みが多いコラボだから楽しみではある

259 名無しのライバー ID:7d6vLgxaz

どう見ても胃痛役が女帝と脱サラなのだが?

260 名無しのライバー ID:P8/HADAow

女帝「今回はもう1人面倒みてくれそうな人が居てよかった」

261 名無しのライバー ID:YFsNT6Ogz

262 名無しのライバー ID:+jMVjchcv

いつも1人で面倒見てるからなぁw

263 名無しのライバー ID:GxboOREd3

こんくらい気軽に誰でもコラボできるようになってくれよな

264 名無しのライバー ID:5MScPU6y8

どちらかと言うと演者当人ではなく、

周囲の厄介ファンが原因なのは確定的に明らかなわけで

265 名無しのライバー ID:B3a0lLizl

――――――――――――――――――――――――――――――

神坂怜@コラボがあるかもしれない@kanzaka_underlive

冗談とか社交辞令的なのかと思ったけど本当にあるんですね

こういうコラボの仕方もあるんだ……

――――――――――――――――――――――――――――――

獅堂 エリカ@普通Vtuber@erika_underlive

ないですからね?!

こんなやり方あれだけだから!

――――――――――――――――――――――――――――――

266 名無しのライバー ID:w+GBx3eDI

なお、この後始末をさせられた挙句飯を奢らされた女帝

267 名無しのライバー ID:q9d5cauWB

これだけ好き放題やっても許されるってすげーわ

268 名無しのライバー ID:qDMLIxokn

1期生という名の免罪符

269 名無しのライバー ID:XQnEBW66e

おい、カプ厨喜べよ

お前らの望んだ男女コラボだぞ

270 名無しのライバー ID:boz7os8+4

なんかおもってたのとちがう

◇◆◇◆◇◆

「ふふーん。いやぁ今日は事務所に来て正解だったなぁ」

鼻歌交じりにスキップしながら、たまに倒立や前転なんかもしながら事務所の廊下を移動する。スタッフは「また何かやってる」って言いながらお菓子をくれる。ワタシを何だと思っているんだお主ら。チョコうめぇ。あ、次はしょっぱい物食べたいな。主に煎餅とか所望する。

「いやー、しゃちょーも面白い子拾って来るなぁ。一回は顔見てお話ししたいと思ってたんだよねぇ」

幼馴染の彼が本来不採用だったのを『合格でいいよ』の鶴の一声で一発逆転判決。基本的に採用に関しては採用担当者に任せて、サインするだけのあれが珍しく口を出したのだ。そんなのは過去に一例しかなかった。ラギーに続いて彼が二人目。人を見る目があるかは知らない。同時期にデビューした長谷川君はスルーしてたし割と節穴説の方がオッズ高めだとワタシ的には思うわけよね。でもまあその後の炎上がキッカケで注目を浴びて箱全体としてはプラスに作用するあたり持っている。

「お遊びのつもりではじめたのにデカくなっちゃったなぁ。いやぁ、人生って面白い面白い」

彼はもっと救われるべき側の人だとは思う。自分が傷付くのは平気でも周りがそうなるのは容認出来ないと言う何とも性質が悪いタイプだ。交流が広くなるほど、活動期間が長くなればなる程にその痛みは深くなる一方だ。今は平気でも、楔の様に傷痕は確かに残る。彼がそれにいつまで耐えられるだろうか。今は平気でも、ね。

彼だけでなく周囲、延いてはこの業界全体が変わらなくちゃならない。ワタシにはきっと何も出来ないだろうけれども。だってただのニートだし。あー、難しい事考えてたら頭痛くなってきた。そういうのはワタシの仕事じゃないんだっての。次のコラボで散々玩具にして遊んでやろう。うん。それがいい。

■『アラサーがVTuberになった話。』第2巻発売中です&重版決定しました!

■『次にくるライトノベル大賞2022』にて本作が単行本部門2位となりました

皆様応援ありがとうございます

今後ともどうぞよろしくお願い致します

A Thirty-Something Becomes a VTuber

A Thirty-Something Becomes a VTuber

アラサーがVTuberになった話
Score 4.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2022 Native Language: Japanese
After quitting a toxic, overworking job on the brink of burnout, I, a thirty-something, somehow ended up becoming a VTuber named Kanzaka Rei under the virtual talent agency “UnderLive,” all thanks to my little sister’s persuasion. “I don’t really get this VTuber thing, but I’ll give it my all!” I thought, brimming with enthusiasm. However, in the female-dominated world of UnderLive, just being a male VTuber gets me bashed by viewers. To make matters worse, on just my second day, a fellow debutant causes a massive scandal, leading to their firing! Will this thirty-something VTuber, swarmed by haters, have any future at all!? …Well, it’s probably still better than working myself to death, right?

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset