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A Thirty-Something Becomes a VTuber – Chapter 176

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1月×日

「ね、ねぇ……マイシスターちょっといいかなぁ」

「なに? 気持ち悪いなぁ」

「酷い。でもそんなところもチャーミングだよ」

「はいはい、どうもありがとうございます。ウレシイナー」

「棒読みシスターちゃんかわよ」

「己は無敵か! 最近微妙にネット的表現取り入れて喋るのが気持ち悪いんだよねぇ。配信者的には間違ってないんだろうけど、日常で使うようになったのは馴染んでるって見るべきかなぁ」

休日。夕食を終えたタイミングで妹ちゃんに用事があったので、話しかけた際の一幕である。確かに、ネットでよく見るスラングとか現実でも無意識の内に使っているのかもしれない。そう言うところも身バレのキッカケになりかねないから気を付けなくちゃなぁ……

あんだーらいぶには在籍していないが、他所だと田舎の方言や訛りをキャラクターの個性としているVTuberさんもいらっしゃる。そう言う人たちは、それキッカケで身バレとかしないんだろうか。アーレンス嬢は「身バレしたんだけどww」なんてネタにしてバズってたけれど。あの人本当にムーブ上手だよなぁ。本当に天性の才能と言うか、才覚を感じる。彼女に限らず基本私以外のあんだーらいぶメンバーも皆にも言える話ではあるが。

「一緒に配信したいなって」

「んー、いいよー。明日休みだし」

「あれ、良いんだ」

「提案した本人がそれ言う? あんな立派なガワ貰っちゃったら、定期的にやらなくちゃ申し訳ないでしょ……」

「あー……それもそうか」

mikuriママ渾身のイラスト。個人、企業含めてもトップクラスの出来栄えだと思っている。身内贔屓入っているかもしれないが、私のガワも含めて本当に素晴らしい。それこそ私には勿体ないくらいに。世間の評価も高く、版権キャラクターのファンアートなどを描けば1万近い『いいね』を獲得している。オリジナルキャラでも数千以上。そんな中私関連のイラストとなるとその数値は一桁減ってしまう。悲しいがこれが現実である。彼女のファンの間ではそれほどの認知度がないか、あるいは単純に認めて貰えていないのだろう。まだまだ努力が足りないと言う事だ。精進精進。

「大方ファンの人からのご要望もあったんでしょ。なんならわたしのとこにも来るし」

「あ、そうなんだ。でもそっちに行ってる要望の大半はソロとか女性Vとのコラボなんだろうけれど」

「ま、まあ……その辺はノーコメントで」

「……待て、まさかどこの馬の骨とも知らない男の配信者さんからお誘いとかあるのか……?」

「だ、大丈夫大丈夫、基本無視してるから」

「お兄ちゃん、お前に何かあったら死んじゃうよぉ」

「お兄ちゃんが言うと冗談に聞こえないのが怖いのよ……全部ブロックするから、ホラこれでいいでしょ」

「それなら、まあ、うん……」

結局mikuriママと妹が人気なだけでは……? と言うのは前から自覚はしてはいるので今更ではある。それでも長い事ファンで居てくれる人たちからも要望がある事は事実なわけで。それに応えたいと思うのは配信者としては至極真っ当な判断だと思う。だけど結局他力本願ってなっているのだけは悔しく思う。いつか親孝行したいな。ちなみに根っこのところは単純に愛しのマイシスターとイチャイチャしたいだけなのであるが。定期的にその様を見せ付けて寄って来る変な野郎共を牽制しておかねば……

◇◆◇◆◇◆

「皆様の要望にお応えしまして、マイスイートシスター雫ちゃんとの配信です。なんか魔法少女っぽいな、日曜日の朝にやってそう」

「加糖で高血糖になりそ。はーい実妹の神坂雫です」

[雫ちゃんキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!]

[雫たん!]

[ホント可愛い]

[久しぶりやな]

「ふふん。そうだろう。そうだろう」

「したり顔やめて。虎太郎もそう思うよねー?」

「ふにゃ……」

「兄と妹の間に挟まる猫」

「最近ようやく警戒レベルが下がって来てくれた気がする……」

「オスの割に我が家では女性陣より男性陣の方に懐いてるんだよな、この子」

喉元を撫でると目を閉じてゴロゴロと喉を鳴らす。その手を止めると目を開き、「なんで止めるの?」と上目遣いでこっちを見て来る。その様を「いいなぁ」と羨ましそうに眺めるマイシスター。彼女が同じように喉元へと手を伸ばそうとすると、サラっとその手を回避して父がプレゼントしたクッションにごろんと横になる。

「ぐぬぬ……わたし未だに喉ゴロゴロさせてくんないのにぃ」

「まー、私の場合はずっと在宅で一緒に過ごす時間も長いからなぁ。あと食事担当」

「やはりそこか!」

[コタちゃん動画またあげてくれ]

[雫ちゃんは餌付け相手が同じだからライバル視してんだろうなぁ]

[餌くれる人にはそら懐くよな]

[よく擬人化されてる模様]

[発端は酢昆布ネキなんだよなぁ……]

「今日は『呪界』というホラーゲームを2人で交代しながらプレイしていきたいと思います」

「怖いのぜったい無理なんだけど……」

「でもこれmikuriママのリクエストがホラーゲームだったし、視聴者さんのリクエストもダントツで多かったんだよね」

「この界隈のファンの人ってホラゲ好きだよね」

配信するに当たって、事前にmikuriママへの報告をしておいた。一応私はあんだーらいぶサイドが権利を保有しているんだが、妹の方は完全にタダで頂いた物。使うとなれば報告するのが、礼儀と言うものだろう。その際彼女の方から「何やるか決めてる?」と問われて「何かゲームやろうかなって考えてます」と回答したところ、「じゃあ、ホラーゲーム見たい」とのご意見を賜ったので、それに沿った形である。

もっとも今の反応を見てお察しの通りだとは思うが、妹はこの手のゲームと言うかジャンルを得意としていない。ホラー映画とかも全く見ないし、夏にテレビ番組でやっているような心霊特番も避けているくらい。

だが割と配信として人気ジャンルであるホラーゲーム。ホラゲーって略す人が多いようだが。実況者サイドとしても案外使い勝手の良いゲームジャンルではある。基本的に長時間でなく比較的短い時間、一度の配信枠でとりあえずのエンディングを迎えられる短編物が充実のラインナップとなっている。それこそ数百円の安価で販売されていたり、フリーで公開されているものもある。現在プレイする『呪界』もデビューしたての5月頃にVTuberとして初めてプレイした『バイト夜勤』と同じ製作者さんの作品で500円という驚きの安さで販売されていた。

ただ問題があって、人気なだけあって大体のお手軽ホラーゲームは既に他のVTuberさんはプレイ済であり、新鮮味に欠けてしまうという点。ホラーゲームを演者と一緒に初見で楽しみたい、と言うよりはそのゲームに対する反応を楽しみたいという需要を満たしてはいるが。この手のゲームが苦手な人が一定数居る、と言うのがある意味一番の問題点かもしれない。それでも数字のために怯え、叫びながらプレイすると言う配信者もいるのだ。そう言う様がより一層ファンの心を掴み、更に需要が高まると言うある種の悪循環――いや、数字的な意味合いでは好循環と言うべきだろうか? まあ、苦手な人は本当に苦手なのでそう言う人は控え目にした方が良いと思う。マイシスターも苦手なので、比較的ホラー要素少な目との評価があったこの『呪界』を選択した。あんまり無理そうなら雑談への移行も考慮はしている。

「大丈夫?」

「だ、大丈夫。最初はお兄ちゃんから操作のターンね」

「寧ろ最序盤の方がホラーの導入部だし平和なのでは……?」

「あ……」

[雫ちゃん可愛い]

[怖いの苦手なのか]

[苦手って知らなかった、ごめんね]

[mikuriママもよう見とる]

[ママ、家にご飯ある?<酢昆布>]

[酢昆布ネキおるやんけ!]

「mikuriママも酢昆布ネキもありがとうございます」

「同棲してるの?」

「仲良しだね」

「裏では凄いしっかりしたお姉さんなのに、すこ姉」

「えっ、お兄ちゃんの知らないところでそんな仲良くなってるの?」

『すこ姉』とは恐らく酢昆布ネキのことだろうか。確かに妹もSNSのアカウントは持っているし、その他にも色々連絡を取るツールと言うのは今の世の中には溢れ返っている。だから不思議ではない。悪い人ではないし、細かいところは心配は一切していない。逆にあのくらいしっかりした年上の同性の頼れる人と縁が出来るのは寧ろ喜ばしい事だろう。人生において交友関係ってのは非常に重要なファクターだ。上辺だけの関係だけでも重要になってくる……それが特に信頼できる相手となれば尚更に大切なのだ。

[は?]

[あ゛?!]

[は??]

[勝手にウチの娘に近付かないで]

[将来のお姉ちゃん候補ですからね、ははん<酢昆布>]

[屋上へ行こうぜ……久しぶりに……キレちまったよ…………<アーレンス>]

[アレステイ]

[ラブコメ展開に水差すなよアレ]

[失望しました、アレのファン辞めます。神坂くんのチャンネル登録しました]

[なんでだよ?!<アーレンス>]

[仲良してえてえ]

[すこねえ!]

◇◆◇◆◇◆

「まあ、ゲーム進めよっか」

かなり話が脱線してしまったが本題へ。『呪界』は古びた屋敷から脱出するお約束のやつ。途中定期的に白装束に身を包んだ異様に伸びた黒髪の悪霊から逃げながら、各所に点在している呪符を回収して行く。ようは鬼ごっこをしながら特定のアイテムを収集すると言うのがこのゲームの大まかな流れである。

「お」

「ひゃっ……?!」

「可愛い」

「画面画面! 幽霊追いかけて来てるじゃん!! 逃げて逃げて!!」

「あー、うん。りょーかい。りょーかい」

[明らかに画面見てなさそう]

[わざと障害物に当たっていないかww?]

[好きな子に意地悪するタイプですね、分かります]

[あ゛?! ええやん……]

[雫ちゃんぐうかわ]

[俺が守護まもらねばならぬ]

「わざと捕まりそうにしてるでしょ!!」

「いやいや、操作性が特殊で大変なんだってば」

「うー! お兄ちゃんなんて薄い本で攻める方の本が滅茶苦茶増えちゃえばいいんだ!」

「なんか凄い反応に困る口撃だなぁ、それ……」

「それで救われるオタクだっているんです」

「急に真顔でそんなこと言うの凄いよね」

妹とホラーゲームをするだけの配信【神坂 怜/あんだーらいぶ】

最大同時視聴数:約800人

高評価:500

低評価:200

神坂怜 チャンネル登録者数19,400人(+200)

◇◆◇◆◇◆

あんだーらいぶを語るスレ XXX配信目

934 名無しのライバー ID:rmGYSwdOt

脱サラ、雫ちゃんとコラボしとるやんけぇ!?

935 名無しのライバー ID:gSH5haym7

いつぶりだ?

936 名無しのライバー ID:bhOYjHeNh

いつぞや猫ちゃんとイチャイチャしてた配信以来じゃね?

937 名無しのライバー ID:cwphmt1R8

凄いご立派な立ち絵あるんだからもっとコラボすりゃええのにな

938 名無しのライバー ID:WS3VIonSE

雫ちゃん的にはお兄ちゃん個人の力でバズって欲しいとかなんやろ

939 名無しのライバー ID:8ksckCr7W

何だかんだでお兄ちゃん大好きっ子だからなぁ

後方腕組みして眺めてるんやろ

940 名無しのライバー ID:u19+gHAiO

ホラゲーか

941 名無しのライバー ID:JK12xca+K

mikuriママのリクエストでホラーゲーム

なお雫ちゃん怖いの苦手だった模様

942 名無しのライバー ID:YsnVvGxNt

妹ちゃんちょっと声震えてないか?

943 名無しのライバー ID:F1Rr3EnCQ

速報 酢昆布ネキ、雫ちゃんから「すこ姉」呼びされている

944 名無しのライバー ID:jW2eg+OAN

>>943

は?

945 名無しのライバー ID:Z8EMFgfzr

>>943

普段裏で何を吹き込んでいるんだ

946 名無しのライバー ID:4+Gkal1Cs

>>943

脱サラ攻略には実際のところ雫ちゃんから落としていくのは割と正道だと思うわ

947 名無しのライバー ID:vJmY1LJ1l

なお兄も知らなかった事実の模様

948 名無しのライバー ID:vwY4BKONM

mikuriママにすら知られていないところがちょっとガチっぽくて草

949 名無しのライバー ID:JhQASEEDO

酢昆布ネキ「将来のお姉ちゃん候補ですからね」

950 名無しのライバー ID:E97f+bN/+

悲報 アレ、お姉ちゃんレースに出遅れる

アレ「嘘でしょ……わたしは毎朝と毎晩に『おはよう』と『おやすみ』の挨拶しかしてないのに」

951 名無しのライバー ID:vK8uylew+

毎朝、毎晩同じ時間に『おはよう』『おやすみ』メッセージ送るのちょっと怖くないか?

952 名無しのライバー ID:k/EZqej+C

なんかストーカーっぽくね?

太ったおっさんのファンがやってそうな行動なんよなぁ

953 名無しのライバー ID:Ei6Z2eQCT

それは偏見だろ!

ただの厄介ファン行動のそれでしかないのは事実だけど

954 名無しのライバー ID:DR81zP4He

雫ちゃん「メッセアプリも交換してる」

mikuriママ「個人連絡先まで交換するほどの社交性があったんだ……」

酢昆布ネキ「それ酷くない? 毎日女子トークしてんのよ」

酢昆布ネキはメッセージアプリで個人連絡先までゲットしてるとか……

955 名無しのライバー ID:5oSfGjmOF

手が早い

956 名無しのライバー ID:+96uULfRc

ま、まあ多分邪な感情は抜きで仲良くしてるんだと思うよ……多分

957 名無しのライバー ID:MoBthread

雫ちゃん「お兄ちゃんは変なのに捕まりそうだから、そこ心配」

mikuriママ「わかる」

酢昆布ネキ「わかる」

アレ「わかる」

リスナー「わかる」

脱サラ「酷くない?!」

わかる

958 名無しのライバー ID:b6ouoZDay

それはわかる

959 名無しのライバー ID:XFyReGEuo

元カノの断片情報だけ聞いても問題ありそうだけどな

960 名無しのライバー ID:Hkk+/FNT5

スレ民もこれには同意せざる得ない

961 名無しのライバー ID:gckineki/

自己評価が異常に低いのはその辺がデカイと思うわ

変なのに引っかからなかった世界線の脱サラとかどうなってたんやろか

962 名無しのライバー ID:1Q1bNo7rI

Vにはなってなかったやろなぁ

963 名無しのライバー ID:1aqZeTjad

間違いなくVTuberルートではないわな

964 名無しのライバー ID:kD0wGs2vJ

朗報 雫ちゃん可愛い

965 名無しのライバー ID:S2YXXv+Zb

めっちゃ怖がっててかわよ

966 名無しのライバー ID:MNz93ZaR1

わざと悪霊をギリギリまで引き付けて逃げるの草

967 名無しのライバー ID:ktxh/eZ39

妹のリアクションを楽しむためここ数分一切喋ってない配信主がいるらしい

968 名無しのライバー ID:aLQHRDMGz

実はS属性やった説

969 名無しのライバー ID:gckineki/

それはそれでアリ、じゃない?

970 名無しのライバー ID:MoBthread

えぇ……

971 名無しのライバー ID:AOwW+D/ZI

このゲーム塩が最強アイテムなんか?

972 名無しのライバー ID:wZgGnJzbI

せやで

塩撒けば一定時間無敵やからな

973 名無しのライバー ID:YLYJwgz2q

なお現実世界帰還時アイテムの塩を一定ストック以上持っていると

警邏中の警察官に職質されるエンドに分岐する

エンディングタイトルが白い粉

974 名無しのライバー ID:0yH/yR0k4

なんやそれ……

975 名無しのライバー ID:nemcEpllA

雫ちゃん、虎太郎きゅんを抱っこして脱サラの背中に隠れながら画面を覗き込む

976 名無しのライバー ID:tQXdtC18V

雫ちゃん「ひゃ……無理無理! ダメ! ダメだって言ってるじゃん!!」

アレ「ふぅ……」

酢昆布ネキ「エッッッ」

mikuriママ「ごめんね……」

コメ「ここ数分兄の方喋ってなくね??」

977 名無しのライバー ID:ERDBksaCv

978 名無しのライバー ID:A95LsR85J

誰の枠だったっけ?

979 名無しのライバー ID:sB5+cHmX0

ニヨニヨ動画でおかしな動画の素材にされそうやなぁ

980 名無しのライバー ID:BKvjp4lxz

脱サラ「怖いんだったら一緒に寝る?」

雫ちゃん「は?」(脱サラを叩く音)

脱サラ「昔は一緒に寝てたのになぁ」

雫ちゃん「何年前の話してんのよ……虎太郎ぉ~、怖いから一緒に寝ようねぇー」

虎太郎「にゃ゛ぁあ」

なお「一緒に寝る?」発言でファンは無事死亡した模様

981 名無しのライバー ID:tOsPknHRy

結局この配信って妹ちゃんが可愛かっただけの配信では??

982 名無しのライバー ID:lKr6rHdXJ

うん……まあ、妹が評価されるならアイツも本望やろ

983 名無しのライバー ID:InPyoj8fO

やっぱり妹コラボは程々にすべきだな

本人がメインにならなくなるもん……

アラサーがVTuberになった話。4巻制作中

発売は時期は追ってご連絡致します。

書き下ろし10万字+加筆4万字程度を予定。

A Thirty-Something Becomes a VTuber

A Thirty-Something Becomes a VTuber

アラサーがVTuberになった話
Score 4.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2022 Native Language: Japanese
After quitting a toxic, overworking job on the brink of burnout, I, a thirty-something, somehow ended up becoming a VTuber named Kanzaka Rei under the virtual talent agency “UnderLive,” all thanks to my little sister’s persuasion. “I don’t really get this VTuber thing, but I’ll give it my all!” I thought, brimming with enthusiasm. However, in the female-dominated world of UnderLive, just being a male VTuber gets me bashed by viewers. To make matters worse, on just my second day, a fellow debutant causes a massive scandal, leading to their firing! Will this thirty-something VTuber, swarmed by haters, have any future at all!? …Well, it’s probably still better than working myself to death, right?

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