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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 111

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「ん?何か変わった?」

伊奈野は首をかしげる。

明らかに、いくつか問題で傾向が違ったものが出て来始めているのだ。突然の変化に困惑するのも当然である。

問題の傾向としては、

「随分と古いタイプの問題だなぁ。見たことはあるけど、あんまりこういうタイプの問題って出ないんだよなぁ。こんな問題どこから持ってきたんだろう?……………共通一次時代?いや、流石にセンターかな?」

古いらしい。

そういわれて胸を押さえて苦しむものたちがいることなど全く考えず、伊奈野は問題を楽しんでいく。

古い傾向とはいえど知ってはいるため。他の問題と比べて明らかに解く速度が落ちるなどということはない。

ただ、

「かなりひっかけが多いなぁ。こんなにひっかけばっかりにできるものなんだ……」

伊奈野にミスをさせるため問題にひっかけの要素が多い。そのため解く速度は変わらずとも、チェックにかける時間が変わり始めた。

単位や使う用語は勿論、様々な部分で引っかかってしまいかねない要素を出してきている、

「良い復習になるねぇ」

ただ伊奈野はそのあたりもすでに慣れている。何度も解いてしっかりと身に付けているのだ。

当然このひっかけの連続も、復習程度にしかならない。

「あっ。今度は普通の問題だ」

ひっかけ要素のある古い傾向の問題は、たまにしか出てこない。それ以外はいつも通りの傾向の問題が出てくるのだ。また別の部分で難しいが、解けないわけではない。

伊奈野はそんな風にして問題を解き続けながら、数時間の時を過ごしていった。

そうしてゲーム内で15時間ほど経過した時だろうか。

伊奈野は、

「あれ?補充されない?もしかしてそろそろ終わりが近いのかな?」

新しい問題が出てこなくなってしまっていることに気が付く。

普段やってこなかった古い傾向の問題もできて楽しかったのだが、どうやら今出ている分で打ち止めらしい。

残念で仕方がないが、

「今回は全部の問題スクショ撮ったし、前回とは違って全部の問題を有効活用できるよね!」

伊奈野は問題をすべてスクリーンショットに撮っていて、今後さらにその問題を何度でも解けるようになっている。前回寄生虫が寄生した時にはできなかったため、その反省を今回は活かした形だ。

暫くは伊奈野も勉強が一層充実しそうである。

「じゃあ、最後まで気合を入れて頑張るぞぉぉぉ!!!!」

残った問題を前に伊奈野は気合を入れなおして向かって行く。

異様なほどに気合が入った古い傾向の問題もあったが、それも少し悩む程度で撃破。伊奈野はついに、

『終わった~』

「なんでだよおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

絶叫。

自分たちが1時間近く考えて作った渾身の問題を、10分もかかることなく解かれてしまったのだ。こうなってしまうのも仕方がないだろう。

だが、ここで絶叫するのは1人だけで、

「ふ、古い……そうだよね。古いよね。どうせ私はおばさんだよね………」

「あぁぁぁぁ。終わらない終わらない終わらない終わらない」

「邪神、なぜ諦めたし。もうちょっと頑張ってくれよ………」

それぞれの反応を見せている。

ある者は、誰かさんが傾向を古いと言っていたことで胸を押さえ時の流れを嘆き。ある者は問題を作ったことで遅れてしまった業務を少しでも早く終わらせるため狂ったように仕事へと集中し。ある者はグリモワールへと力を送ることを邪神がやめてしまったことに恨み節をつぶやく。

運営の仕事は、伊奈野の相手をすることだけではない。

まだまだやらなければならないことがあるのだ。

そしてその1つに、

「あっ。そろそろイベントの方がラストパートになりそうです」

「もうそんな時間か?ペース的にはどうだ?」

「概ね予定通りですね」

伊奈野の勉強の裏で行なわれる、イベント。というか本来はこちらの方が重要なのだが、なぜか伊奈野への問題が優先されてしまったイベントだ。

大量に発生していた邪神の力を暴走させられた者達は、今はすでに数を減らしており、

「倒された者達の力を吸収して強化された、最後の1体。これを倒すのもまた難しいだろう」

「ですねぇ。とはいえここまで戦力がそろってるとプレイヤー側が負けることはないでしょうけど」

最後の1体。

今まで倒されてしまった者達の力をすべて集約したそれは、英雄やプレイヤーたちに囲まれてほとんど一方的に攻撃されても耐えられる程度の強さは持っている。

まだ時間はかかりそうだった。

そしてそのかかった時間により、

「はぁはぁはぁ。終わった、わね?」

「はい。終わりました。しかし、これで終わりではありません。すぐに戻らなければ」

「そうね。師匠のところへ!!」

どうにか暴走する化け物を倒した後。

魔女さんやうるさい人といった普段伊奈野の周囲にいる者達が、急いで図書館へと戻っていく。

きっといるのではないだろうかと考えて。

実際イベントにより人が少なかったため伊奈野はいたのだが、

「………あ、あれ?いない?」

「いない、ですね」

「来ていなかったということでしょうか?」

伊奈野の姿はそこにはない。

来ていなかったのかと思って安心しようとしたところで、

「待って。まだ椅子が微妙に温かい。たぶん、来てたと思うよ」

「「「っ!?」」」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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