Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 112

This post is one of the first 200 oldest posts in its category and is free to translate.
Balance: 0 coin


イベントが終わる直前までは日本サーバにいた伊奈野。黒い本に誘拐され監禁されて問題を解かされていたためそこまでいたのは間違いない。

というか、その後に今度は図書館の個室で椅子に座っていたのも屈辱さんが見抜いている。

では、伊奈野はイベントが終わる時間となって海外サーバに移ったのかというと、

「ん~。休憩しよ。そろそろお昼ごはんだし、先に軽く運動でもしておこうかな~」

そんなことはなく、単純にログアウトをしていた。

いったん休憩を挟むことにしたのである。数時間体を動かしていなかったため微妙なだるさはあるが、慣れたことであるので気にせず立ち上がって自室を出ていく。

軽く運動をして体力も消費しようと考えて楽な格好で外に出ようとしたところで、

「あっ。お嬢様。お出かけですの?」

「うん。そうだね。瑠季ちゃんはお買い物?」

「はい。旦那様がお料理は作ってくれるというので、私は数日分の食材を買いに行こうと思いまして」

使用人の瑠季と玄関近くで鉢合わせる、

どうやら瑠季の方は買い物に行くようで、可愛らしい柄のマイバッグを腕にかけていた。恐らく予定では歩いてゆったりと行くつもりだったのだと思われるが、

「ちょっと待っていてくださいまし。私も走って買い物に行きますわ!!」

「あっ。うん。待ってる」

買い物となると予定していたルートとは全く違う道になるのだが、特に何か行きたい場所があるわけでもなかったので構わない。

数分で戻ってきた瑠季と並んで走りながら(さりげなく瑠季の小さな歩幅に合わせつつ)、

「今日はゲームだとイベントだったんだっけ?」

「そうなんですの!PVPの大会で、団体戦は私のギルドで優勝したんですけど個人戦は途中で邪魔が入ってしまって決まらなかったんですわ」

「決まらなかったの?それは大会としてどうかと思うけど………邪魔っていうのはどんな感じだったの?」

「私もよく分からないのですけど、邪神が邪神の使徒とかの力を暴走させたらしいんですわ。日本は英雄も万全で準英雄もそこそこそろっていたので問題なく対応できましたけど、海外だと対応できずに大会へ参加していたプレイヤーが全滅したところもあったらしいんですわよねぇ」

「ふぅん。大変だね」

自分がその邪神の力の暴走にかかわっているのは理解しているが、特に大変なことはなかったので何も言わない。ただ他人事のように適当な返しをするだけだった。

とりあえず理解したのは、

「何回も聞いてるけど、本当に邪神の使徒って害悪なんだね」

「そうなんですわよ!あれはもう本当に!!」

恨みのこもっているような瑠季の声。相当苦労させられていることが理解できる。

伊奈野はこうしていく中イベントや最近のゲームの情報など色々と聞かされていくのだが、

(邪神かぁ……………その力があれば、問題が)

邪神。その存在が少し気になりだした。

「邪神って、どこにいるのかな?」

「え?邪神ですの?邪神って言えば………どこでしょう?一応英雄が何百年も前に追放して世界の狭間みたいなところにしかいられなくなっているという話ではありますけど」

「世界の、狭間……………」

世界の狭間。そこに行けば邪神が、本に入れれば問題を出してくれる寄生虫を生み出せる存在が、力を暴走させれば問題をたくさん出してくれる不思議空間を生み出せる存在が。そんな素敵な存在がいるのだ。

「………ちょっと行ってみたいかも」

「お、おぉ………初めて聞きましたわそんな台詞、邪神の使徒ですらそんなことは言っておりませんでしたわよ」

「そうなの?私は良いと思ったんだけど」

良いと思ったのだ。

どこの邪神に本気で心酔している信者なのかと思うようなセリフではあるのだが、ある意味彼女は邪神を求めている。邪神本体ではなく、それがもたらす副産物たちを求めているのだ。

まだまだ問題が欲しいのである。

「………キャンキャンッ!」

「ん?」

「犬、ですの?」

邪神に会えないかと思いながら走っていると、犬の吠える声が聞こえてくる。

特段犬に対して好き嫌いがあるわけでもない2人は軽く反応するだけ。かと思われたが、

「そういえば、ゲームでもテイマーとかサモナーの職業あるんですわよね」

「あっ。そうなの?楽しそう」

ゲームでもという言い方になっている部分には特に触れず、伊奈野は自身がサモナーとなる姿を想像する。

それはそれでなかなか楽しそうだった。

ただ、瑠季が言いたいのは少し違うことのようで、

「物語とかだと、テイムしたモンスターとある程度一緒にいると、人化したりすることありますわよね」

「あ~。ある、かも?」

確かにそういう作品はある。

ケモナーからは批判が来そうな展開ではあるが、有りがちな展開ではあるだろう、

「あのゲームでも、そういうことってあったりするのでしょうか?」

「どうなんだろう?私はあのゲームのモンスターとか職業のこととかはよく分かんないからなぁ……」

話題はこうして人化するものに移っていく。

人になるものといえばテイムしたモンスターだけではなく、

「強い装備とかもたまに人になることありますわよね。私の相棒も人化したりしないでしょうか」

「ハハッ。どうだろうねぇ~………私は武器とか使ってないし、私の周囲であるとすれば本とかかな?」

「ほ、本!?本が人になるんですの?………お嬢様の感性はたまに独特ですわね」

「そうかな?」

人に変わると言われて最初に思いついたものは、黒い本。

自分のそばにいるかと思えばいつの間にかどこかへ行っていたりする自由気ままさ。自分が呼べばすぐに来て、サイコキネシスを使えば逆らうことなく動いていく従順さ。

これらの特徴はまさに子供に似ている。

「ショタかロリになるかな?」

「本がショタロリですの!?もう全く理解できなくなってきましたわ……」

頭を押さえる瑠季。ゲームでの伊奈野を知らないのだから黒い本も知らないし、こうなるのも当たり前ではあるだろう。

だが伊奈野は説明を特にすることもなく、

(あっ。黒い本といえば邪神だよね。黒い本使えば邪神に会えたりしないかな?)

ということで、帰ってきて昼食を食べ終わり軽く自室で勉強をした伊奈野は、

「世界の狭間ってとこ行けないかな?」

「……………」

ゲームにログインし、さっそく尋ねてみる。黒い本に。

黒い本は何も言わないが、迷うようにフラフラと空中を漂っていた。

(さっき私を閉じ込めてた空間って、たぶん黒い本が私を取り込んでたみたいな状況だと思うんだよね。そこで黒い本が他の場所に転移してくれれば………)

黒い本は次元の裂け目のようなものを作って転移をしてくる。そのため、邪神がいるという狭間にも行けるのではないかと考えたのだ。

「……あっ。というか、また私のこと中に取り入れられるのかな?そこからまず分かってないんだけど」

伊奈野はもう1度人物は入ることが可能なのかと考えながら黒本に触ってみる。

結局色々とやってみるが、黒い本はうんともすんとも言うことはなかった。

「うぅ~ん。今は無理ってことなのかな?まあそれはそれで仕方ないかぁ………」

期待はしていたが絶対できるとも思っていなかった。できないのであればまたそれも仕方がないと受け入れられる。

伊奈野は数分で黒い本を構うのをやめて、大人しく先ほどまでに集めた問題を振り返って新しい問題を作り慣れていこうと始めていく。

それはそれで彼女としては楽しいので構わない。ただ少しだけ頭の片隅で、

(また邪神の使徒とかいうのを倒してれば邪神が力をくれたりしないかな?どういう基準でやってくれたのかは分からないけど、関わったのってそこくらいだからな~)

とは考えていた。今後間違いなく襲われるであろう哀れな使徒たちである。

そして、そんなことは考えつつも集中しているからこそ気づくことはない。

「ごしゅじんたま~」

舌足らずな様子で伊奈野へ話しかけ彼女を見上げる、1人の少年の存在に。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset