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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 120

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本日2話目

「ここが会場かな?」

クイズ大会3日目。

運営からお詫びとして数万円課金した時と同等のポイントをもらっていることはとりあえず頭から追い出しつつ、イベントへと参加した。

今までと違いクイズを答える場所まで転送され、NPCから話を聞いたり現地で情報を収集したりということはできなくなっていた。

当然ながらこの空間へ入ることができるのも一度だけである。途中退出などは認められない。

「ん~。問題は結構あるね」

伊奈野の視線の先には問題の山が。

今までとは違い紙に書いてあり、問題数もかなりのもの。選択問題ではなく記述問題であるため、当然勘で全問正解などできるわけがない。

では伊奈野は手詰まりかというと、

「黒い本。カモン」

「……………」

特に何も言うことはなく、次元の狭間のようなものからぬっとあらわれる黒い本。

今まであまり伊奈野は内容に目を通してこなかった黒い本ではあるが、

「今までいろいろ学習してきてるんだよね?とりあえず見てみようかな」

黒い本は様々な情報を持っている。

その中には、今まで近くで起こっていたすべての事情がといっても過言ではないほどの量と細かさで情報が記されていた。

その中には当然、伊奈野が聞いていない無駄話やプレイヤーたちが近くで話していた何気ない会話などもしっかりと記録されているわけで、

「………うぅ~ん。さっぱり分からん!!」

伊奈野は本から視線を外して天を仰いだ。

確かに、黒い本には答えだろうと思われる情報は載っていると予想されるのだ。しかしだからと言って、この分厚過ぎる黒い本の多すぎるページの中から目的の情報を探し出すことは非常に困難。

1問答えを導き出すだけで丸1日以上かかる可能性すらある。

「ということで、黒い本お願い」

「……………」

では諦めてこの空間から退出するのかといえばそんなこともなく。

伊奈野が黒い本へ呼びかけると、黒い本は自分からパラパラとページをめくりだす。すぐに伊奈野の求めた情報の書かれたページが……………

出てこない。

「え?なに?この虫メガネみたいなマークと『検索』って書いてある四角い物は」

伊奈野の目の前にあるのはどこかで見たことのなある簡素なページ。

横に細長い長方形の白い四角と、その右横にある『検索』の文字。よく見れば『検索』も四角で囲われており、何やら押したら凹みそうに見えた。

「これは……………検索エンジン、かな?私の声聞いて判断すればいいのに、わざわざ入力させるんだ」

伊奈野は微妙な顔をしつつも、検索欄にキーワードを書き込んでいく。キーボードは使わず、ペンで直接書き込む仕様だ。

黒い本だからできることである。

「ほい。こんな感じで良いでしょ。検索検索~」

予想通り『検索』と書かれた部分を押してみれば、またページがパラパラとめくられていき、

「おっ。それっぽいページが出てきた」

キーワードに関係のありそうな内容ばかりがまとめられたページが出来る。確実にそういったページが最初からあったわけではなく伊奈野が検索した後に作成されたと思われるのだが、無駄にパラパラさせる演出を黒い本は見せてきたのだ。

「まあ、単純にページの内容が変わるよりはパラパラしたほうが雰囲気は出るよねぇ」

特にそのパラパラに害はないので、ロード時間中の演出のようなものだと思うことで納得する。それから、見せられた情報を基に問題へと答えていくのであった。

当然のように、すんなりと全問回答が終わる。

「それじゃあ勉強勉強~」

クイズを終えたら即座に退出して図書館へ。時間があれば勉強をするのは、普段の伊奈野と全く変わらない姿であった。

翌日。

「『来て』……………あっ。さすがに来ないか。規制されたかな?」

3日目も突破できたようで、伊奈野は4日目のイベントの案内が来ていた。3日目と同じように別の空間へと移されるのだが、今回は黒い本を呼んでも反応がない。

どうやら運営から対策されたようである。

とはいえ他者から情報を与えられないように別の空間へ移しているのだから、好きに次元を行き来できる黒い本が禁止されるのも当然と言えば当然。伊奈野もここは素直に受け入れて、

「こんな時のために黒い本が作ってくれた、対策の数々」

そんな言葉と共に伊奈野の前へドサリッと分厚い本が落ちてくる。

それらは黒くないいたって普通の表紙をしていて、特殊な効果がついているようには見えなかった。が、それらをまとめ上げたのは黒い本であり、

『ぼ、僕の代わりだと思ってくれたら、その………う、うれしいなぁ』

となんと人化までして顔を真っ赤にしながら渡してきたのである。

伊奈野の中の何か目覚めてはいけないかもしれないものが強烈に暴れまわって大変なことにはなったが、おかげで、

「ぇっと。物理攻撃ダメージのダメージ計算式だから………」

困ることなく問題を解けていける。

数冊の本はしっかりとジャンル別に書かれてあり、それぞれ名称が五十音順で探せるようになっている。もちろん関連するキーワードがどこに書いてあるのかなども書き込んであり、内容も関連性もばっちりなシリーズとなっていた。

これだけでも十分対応可能なのだが、今回さらに運が良いことに、

「計算問題が多いね。結構要素は多いけど、練習にはなるかな」

ダメージ計算や経験値計算など、計算問題がほとんど。

計算となれば伊奈野もさらにやる気が出て、問題の数々は一瞬で駆逐されてしまうのであった。

「ん~。クイズまで計算問題だったし、今日は数学日和かな~」

その後伊奈野はもう少し難しい計算がしたいと、問題集へ向かって行くのであった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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