Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 125

This post is one of the first 200 oldest posts in its category and is free to translate.
Balance: 0 coin


土日のゲームは、ほとんどをイベント空間で過ごした。

いつ見に行ってもダンジョン前は混雑していて砦もやけに毎回綺麗な状態で改築されており、伊奈野は勉強をダンジョン内で行なうことはできなかったのだ。

せいぜい毎回、魔法をプレイヤーやNPCに『設置』したくらいである。

そう、プレイヤーやNPCへ魔法陣を設置したのだ。

『設置』のスキルは接地ではなく設置。必ずしも地面に設置する必要もなく、人を対象にすることも可能なのだ。

まあ、だからと言って誰も設置のスキルが使われていることには気がつかないし、伊奈野もその魔法が猛威を振るっていることには気が付かないのだ。

「ん~。今日もダンジョン使えなかったし、また明日もここ使うことになるのかなぁ?」

伊奈野はイベントで使用した空間の中、机を向いていて固まっていた体をほぐすように伸びをする(ただしゲームに体が凝るなどまでの機能はない)。

この形式で問題を解くことにも伊奈野はだんだんと慣れてきて、今日にいたってはすべての問題を5分もかからずに解くことができた。慣れとそろそろクイズに飽きてきたので勉強がしたいという気持ちによって数分で片づけられてしまったのである。

「それじゃあまた『設置』して、ログアウト~」

イベント空間から退出し、戻ってきた地点の周囲にいた者達へ寄生植物を生み出す魔法を設置する、何やら慌てた様子で作業をしているようにも見えたが、伊奈野は周囲の状況を確認することもなくログアウトした。

土日の時間があるときに、無駄に時間を使いたくはないのだ。クイズ大会で微妙に時間も使ってしまったのだから。

「ん~。体が固まってるな~」

ログアウトした伊奈野は、固まったからだ(現実の方はさすがに固まっている)をほぐすようにしつつヘッドギアを外して部屋を出る。

ゲームをぶっ通しでやっていたため、一度体を動かそうと考えたところで、

「あっ。お嬢様!」

「ん。瑠季ちゃん」

使用人の瑠季が声をかけてきた。

何やらその表情は、勝ち誇ったようなものになっている。どことなく隠し切れない嬉しさのようなものがにじみ出ていた。

伊奈野はその理由も分からず首をかしげるが、

「124位でしたわ!!」

そんな伊奈野に瑠季が順位だと思われるものを告げてくる。

(え?何の話?)

と急に告げられた順位で伊奈野は一瞬困惑するが、すぐに、

「あっ。クイズ大会の順位、もう出たの?」

瑠季が言う順位が、クイズ大会のものではないかと考えつく。

模試の順位と考えることもできなくはないが、残念ながら瑠季の学力は100位台に入れるほどではない。行けてもせいぜい500位台(それでも十分すぎるほどにすごい)。と考えれば、伊奈野と瑠季の両方に関係があって順位が出るものとなると、2人で順位を争うことを決めたクイズ大会ではないかと予想されるのだ。

「その通りですわお嬢様!私の順位、今日出たんですのよ!!」

ドヤ顔で胸を張る瑠季。

世界中でプレイされているゲームで100位台に入っている、というのはかなりすさまじい事であるのは間違いない。

伊奈野も素直に感心するのだが、

「ホームページとかで見れるのかな?………あっ。でも私プレイヤーネーム決めてないからどれかわかんないね」

自身の順位の見方が分からないと考え込む。

そんな様子に今度は瑠季が首を傾げ、

「ん?普通にメッセージが届きましたわよ。お嬢様には来ませんでしたの?」

「あっ。うん。来てたかな?今日もクイズを解く案内しか来てなかったけど」

「あら。それはおかしいですわね。クイズを解く案内なんて……………え?クイズを解く案内?」

瑠季の笑顔が固まる。それは何か、衝撃的過ぎることを聞いたかのように。

伊奈野は瑠季の疑問が理解できないが、

「ん。そうだよ。今日もいつも通りクイズを解いたけど、何か変だった?」

素直に答える。

一体何かおかしいことがあったのか、と。

「……お嬢様」

「何?」

「今日クイズに答えるのって、決勝出場者の上位100人だけですのよ?」

「あっ。そうなの?へぇ~すごいね」

伊奈野は理解が追い付かないまま適当に答えたが、

(ん?決勝?私、決勝に進んだってこと?)

ということをすぐに気が付き、

「瑠季ちゃ~ん。どうやら私の勝ちみたいだね~」

「ぐ、ぐぬぬぬぅ!!!」

先ほど瑠季が話しかけてきた時のように、今度は逆に伊奈野が勝ち誇ったような顔をする。

決勝に出られるのが100位以内となるなら、124位の瑠季に勝利したことは確実。今回の勝負は伊奈野の勝ちということになる。

(まさか全然ゲーム関わってない私が瑠季ちゃんに勝てるなんて。黒い本、優秀だったんだな~)

「まあ、そんなに真剣に解いたわけじゃないしさすがに90位くらいかな?」

「そ、それでも十分すぎますわよお嬢様。普段勉強だけしてるんじゃなかったんですの……」

伊奈野の軽く言う言葉に、瑠季は余計に落ち込む。まさか負けるとは思っていなかったのだ。そしてそれと同時に、本当に勉強をゲーム内でできているのかと心配にもなった。

だが、衝撃はこの日だけでは終わらない。

翌日、

「あっ。瑠季ちゃん」

「ん?どうされましたの?……あっ。もしかして、クイズ大会の結果が出まして?」

「そう。そうなんだよ。私1位だったよ」

「へぇ~。おめでとうございますわ。それはすご……………へ?1位?」

「うん。1位」

「え、えええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!???????」

「お嬢様!?勉強はどうされましたの!?」

「ん?ちゃんとやってるよ?」

「本当ですの?大丈夫なんですわよね!?」

「大丈夫だよ~」

その後、伊奈野は瑠季からゲームにかまけ過ぎているのではないかと本気で心配されることとなるのだった。

そんなころ、確認されることもなくログアウトされたゲームのログには、

《ユニークスキル『勤勉』を獲得しました》

というものが流れていた。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset